2021年02月05日
もう誰にも頼ることなく
もう昨日となってしまいましたが、来年2月4日は北京冬季オリンピックの開幕の日ですね。
果たしてその時が無事に迎えられのかどうか、まだ定かではありませんが。
オリンピックに関しては、”スポーツの祭典”と言われながら、実は政治的な、また昨今では商業的なイベントでもあるので、様々な思惑が絡んで純粋にスポーツの祭典とは言えないのが実情です。
昨日から、森喜朗氏の発言が日本はもとより、世界中でニュースとして取り上げられています。
昨日のニュース番組で発言の詳細を知り、呆れたというか、情けないというか、正直言って恥ずかしい気持ちになりました。
彼の中では当たり前のことと認識されていることを、そのまま言葉にしてしまったのでしょうね。
女性は分をわきまえて発言や意見の表明を控えるのが彼にとっては美徳なのでしょう。
一体いつの時代の常識なのでしょうか。
こういう方が東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会会長なのです。
日本の、東京の、オリンピックの、イメージダウン必至です。
私自身は野村萬斎さんが統括する開会式・閉会式の総合演出チームが解散された時点で、
電通による電通のためのオリンピックになってしまったということで、
もうこのオリパラ大会には全く興味を持てなくなってしまいました。
もしも野村萬斎さんが演出チームを統括していたら、羽生選手が絡んでくる場面もあったかもしれないけれど、今はもうその心配はしなくてもよくなっただけマシかなと思うことにします。
さて話は北京オリンピックに戻りますが、
昨年の全日本選手権で、4大陸選手権以来10か月振りに羽生選手の演技を見た時、
その完成度の高さと、何物にも動じないというようなオーラにあらためて心から驚きました。
その演技は、全日本がオリンピックであってもおかしくない程のものでした。
「一人で戦う覚悟と準備はできている」
羽生選手の姿から、そんな無言のメッセージが発せられているように感じました。
コーチ不在、リンクメイトもいない中、自ら振付しながらのたった一人での練習でよくあそこまで完成度を上げることができたなと感嘆しました。
どれだけの練習を重ねてきたかは、この動画を観るとよく分かります。
練習と本番の演技が、全く同じタイミングで同じ軌跡を描いていきます。
まるで筋肉が形状記憶装置を装着しているようです。
どこで、どんな状況で、どんな精神状態であれ、その演技は乱れることはない。
それくらい練り上げられたプログラムなのだと感じました。
羽生選手は、今まで北京オリンピックへの出場については明言はしていませんが、
出るならば勝つ、という準備は万端だと感じさせるものでした。
たとえそこにコーチの姿が無くても、振付師との細かいブラッシュアップが不可能でも、
もう誰にも頼ることなく、自分のためのスケートを貫くのだという、強い意志が見えました。
これからの1年間にどんなことがあっても、
そんな羽生選手を心から応援していこうという気持ちがさらに強く、大きくなった2月4日でした。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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withgoldenwings at 03:09│羽生結弦 | 北京冬季オリンピック