2021年01月18日
圧倒的な存在感とシャルム
全米フィギュアスケート選手権終わりましたね。
なんと言っても、羽生選手のライバルとなるネイサン・チェン選手のFSが気になっていました。
フリーの曲は、アメリカの作曲家フィリップ・グラス氏の作品を組み合わせたもので、
インド音楽から大きな影響を受け、チベット仏教やチベット難民への関心も高い作曲家だということです。
あくまでも私の想像ですが、そんなとところにチェン選手の思い入れがあるのかもしれないなと思いました。
ネイサン・チェン選手 FS:Selection from Philip Glass
<ジャッジスコア>
技術点114.36、演技構成点94.00、合計208.36点でした。
選手全員のスコアはこちら。
これに対して、もう一度羽生選手の演技を見返してみましょう。
演技は7:20から始まります。
羽生結弦選手 全日本 FS:天と地と
<ジャッジスコア>
技術点118.61、演技構成点97.22、合計215.83点
今回の日米両国のナショナル大会フリースケーティングでは、羽生選手vsネイサン・チェン選手の戦いは、
羽生選手が技術点も演技構成点もチェン選手を上回り、羽生選手の完全勝利となりました。
勿論、基準も、点数の出方も違うわけですから、正確な比較にはならない訳ですが、
日本のマイナス方向のナショナルバイヤスと、
アメリカのプラス方向のナショナルバイヤスを考慮すれば、
羽生選手の方に軍配が上がったと言っても過言ではないように思います。
ネイサン・チェン選手も素晴らしい選手だと思うし、好感の持てる米国青年だなとも思います。
しかし、正確な技術力と優れた表現力、プログラムのテーマへの強い思い入れ、一音一音を大切にする音楽へのこだわり、オートクチュールレベルの華麗な衣装。
その全てを統合して魅せる羽生選手の圧倒的な存在感とシャルムを凌駕するのは、どんなフィギュアスケーターにとっても容易ではないことは確かです。
今回、日米2つのナショナルを続けて観て、それを強く感じました。
今シーズンの世界選手権が有っても無くても、もうこれで十分に満足している私です。
後は、
羽生選手が、もしスケートを続けていれば出場を考える、と過去に言っていた、
1年後の2022年北京冬季オリンピックまでにパンデミックが収まってくれるのを祈るのみです。
偶然ですが、フィニッシュポーズが同じです!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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withgoldenwings at 17:48│羽生結弦