2020年12月10日
スピスケ感染者数増加について
この数日は、世界中から祝福された結弦くんの誕生祭でしたね。
しかしその興奮から、ようやく落ち着いてくると、日本中で新型コロナの感染が広がっているという、イヤでも向き合わなければならない現実があります。
私はここ数日、毎日日本スケート連盟のH.P.を見ていたのですが、感染者が日々増えていたのです。
日本スケート連盟H.P.より
本連盟関係者の新型コロナウイルス感染症発生について、感染者数等を随時発表します。
12月5日(土) 21:00現在
感染者数:13名
療養入院解除後:1名
濃厚接触者数:27名
(内訳)
陰性:20名
結果待ち:7名
なお感染者、濃厚接触者については保健所による行政指導に基づく隔離等、また陰性者についても当面の自主隔離等の対応を行い、感染拡大防止措置に努めています。
それが12月7日(月)付けではこのように変わっていました。
感染者数:17名
療養入院解除後:1名
濃厚接触者数:24名
(内訳)
陰性:24名
結果待ち:0名
そしてその後も感染者は増加していたのです。
12月8日(土) 21:00現在
感染者数:18名
療養入院解除後:2名
濃厚接触者数:24名
(内訳)
陰性:24名
結果待ち:0名
12月9日(水)現在
感染者数:16名
療養入院解除後:4名
濃厚接触者数:24名
(内訳)
陰性:24名
結果待ち:0名
感染者数の内訳については、発表するごとに、上書きされていってしまうため、
時間的な変化は観ることができないようになっています。
最初にスピードスケートの選手に感染者が出て、全日本選抜中止が発表された11月30日には8人でしたから、それから10人増えているわけです。
スケ連は詳細は発表していないので、感染者の内訳は分かりませんが、選手または関係者の中でクラスターが発生していたことは間違いないと思われます。
今、日本中で感染者が増え、医療崩壊まで言われている中で、本当に観客を入れて全日本選手権を実行するのでしょうか。
常識的には中止、または最低限のラインとして、無観客、選手及び関係者に対する毎日のPCR検査、外部との接触禁止くらいのことは考えてしかるべきではないかと個人的には考えます。
本日東京の感染者数は572人、開催地である長野では、しばらく前は0~数人だったのが、今日は25人となっています。
開催となれば、全国から数千人が長野に入ってくるわけで、迎える現地としては戦々恐々の状態となるでしょう。
なぜ無観客でリモート試合とできないのか、不思議でたまりません。
他の各国でも、国内大会を無観客とするのが主流となっている中で、是非スケート連盟には真剣にそのことを考えて欲しいものです。
無観客であれば、羽生選手を含め、選手の皆さんも安心して出場できると思うのです。
不安なのは観客よりもむしろ選手の皆さんであるとも思います。
感染して肺にダメージを受ければ、ただでさえ演技後には酸素の欠乏で苦しそうなのに、今後の選手活動にも影響してしまうかもしれないのです。
スケート連盟が、選手の健康とキャリアを真剣に考えているのならば、到底今、有観客で大会を開けるはずがないと思ってしまいます。
もし、チケット売上が必要ならば、アメリカのようにバーチャルチケットを売り出すとか、ズームで有料生配信するとか、色々な方法が考えられるのではないでしょうか。
米国在住のウメドンさんが伝えてくれています。
ほら〜全米はまた無観客バブル式でバーチャルチケット売ってるよ。もう最前列($150)は売り切れだよ。
全日本もそうしてくれたら?会場8000席埋め尽くすバーチャルファンが座ると思うけどなぁ
— ウメドンumedon (@umedonguri) December 5, 2020
(もちろんウメドンも!)
2021 Toyota U.S. Figure Skating Championships Cutouts https://t.co/2gLgAsxfWI
ファンとしては、羽生選手の新しいプログラムが観たいに決まっていますが、
それよりももっと重要なのは彼が健康でいてくれることです。
スケート連盟にはどうか選手ファーストを貫いてほしいものです。
フィギュアスケートの講座も、今ではZOOM利用でリモート講座が普通になりました。
私は昨日、NHKカルチャーの講座を申し込みました。
【オンライン】第2回心に刻んだあの瞬間(受付2)
~フィギュア取材~
- 講師
- 報知新聞社 矢口 亨(カメラマン)・高木 恵(記者)
ベースボールマガジン社カメラマン 毛受 亮介11/21(土曜日)に開催したオンライン講座「心に刻んだあの瞬間~フィギュア取材~」の続編です。撮影エピソードの振り返り、選手の魅力について報知新聞社、ベースボールマガジン社の3名の出演者にトークいただきます。今回は120分に拡大して生配信します!
矢口さん、高木さん、毛受さんのお話が一度に聞けるなんて、贅沢な講座です。
ここに山口さんが司会者として参加してくれたら、フィギュアスケートマガジンの記者座談会になりますね!
いつかそんな講座もあったらいいですね。
講座は1月10日配信です。
来年の楽しみが一つ増えました。
26歳になった結弦くんがこれからもずっと健康で幸せでありますように。