贅沢な梅雨になってきたコンサートのはしご

2020年06月28日

最後の最後に



今週の月曜日にFODで見た四大陸選手権直後のインタビューを書き起こししようと思っていたのですが、なかなか時間が無くて、1週間経ってしまいました。

とても印象的な言葉が多いインタビューでした。

四大陸で優勝できたことを話す時、「最後の最後に」なんていう言葉が出てくるのを聞くと、やはり羽生選手の頭の中には、世界選手権で最後にするという選択肢があったのかなあなんて感じて、ドキッとしてしまいました。
エキシビションが、スケカナでのパリの散歩道から始まって、大会ごとに変わっていったのを見るにつけ、何となく、もしかしたらという胸騒ぎがあったことは確かでした。

世界選手権が中止になり、羽生選手が来シーズンも現役続行と知った時は、本当に良かったと思いました。


インタビューの一部だけですが、特に印象に残った部分をご紹介したいと思います。



四大陸選手権後のインタビュー 

20 4CC  FODインタビュー



<スーパースラムについて>

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とりあえず、道が見えたっていうのが大きいですね。
その道が今までのわだちの延長線だったかもしれないですけど、ちょっと一回、一周、なんか遠回りしたかなと思うんですけど、でもなんかやっと、自分なりの道がみえたなあという清々しさみたいなものはあります。

やっぱり自分らしいフィギュアスケートでいいんだっていう感じですかね、はい。

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いやー、なんか長かったなあって思って、四大陸って、もしかしたらオリンピックよりも先に獲るべきものかもしれなかったですし、世界選手権よりも先に獲れるものだったかもしれないんですけど、やっぱりなかなか獲れなかったのは、何かしらの意味があったんだと思いますし。
まあでも、自分が初めてシニアの主要国際試合でメダルを獲ったのが四大陸選手権というのも、また思い入れ深いものがありますし、なんかそこで、最後の最後にちゃんと、忘れものじゃないんですけど、ちゃんと獲りきれたのがよかったなっていう、なんか、何かしらの運命をちょっと感じてます。



<勝負師か?求道者か?>

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求道者っていうのはあんま好きじゃないんですけどね、僕は。
なんか、突き詰めるだけじゃつまんないって思っているし、やっぱりその上で結果ってものがね、ないと、やっぱり競技としてモチベーションもないですし。やっていけないとは思うんですよ。うん、それは根本的には変わってないです。

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ただその、自分が、どういう風なフィギュアスケートがしたいか、っていう、どういう風なジャンプを跳んで、どういう風な理想を持っていくかっていうことが、なんかやっと今しっかりとしてきたんで。
何かそれを信じてとりあえず練習していって、それを本番で出したいっていう気持ちが、なんかその根本的な、勝ちたいっていう気持ちよりも大きくなったなって思うんですよね。

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だから、フィギュアスケートを追求したいっていうよりも、なんか、自分の理想をとりあえず追いかけているっていう感じの方が強いですね。

今まではその、オリジン、オトナルで、偉大なスケーターの背中を追いかけているって感じだったのが、なんか今、自分が理想としている自分の背中を追いかけていて、それにまた近づこうとしているって感じですかね。

なんか昔もこのこと言った気がするな。ハハハ
昔も自分の理想の背中を追いかけてるってことを言っていた気がします。



<プログラムの変更について>

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別にこのプログラムで勝ちたいからこうしたってわけじゃないんですよね。
なんか守りたいみたいなものでも全くなくて。

いや、守りたいっていうんであれば、PCSそんなに変わってないのでずっと。むしろ下がっているかもしれないのでずっと。昔のグランプリファイナルとかと比べて見たら。
そうしたらじゃあ今まで練習してきたことは一体なんなんだってことになってしますし。

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でも、自分の中でなんですけど、あの頃よりもやっぱりスケーティングとか、ステップとか、やっぱり
上手になったなあって自分の中で思っていて、深みも増していると思いますし。だから、それを守りたいとか、それで勝ちたいとかっていうものではなくて、ただ、今の自分を等身大に映せる現身みたい。

バラード第1番は特にそうだったし、SEIMEIに関しては、そのSEIMEIというストーリーだったり、安倍晴明っていう人物像に自分をまた重ねる、自分が強い晴明になりきるっていうようなイメージがあるので。

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だからプログラムに勝たせてもらうっていうか、プログラムに強くさせてもらうっていうイメージが強い、自分の中で。


4回転アクセルについて

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あの、まず回し始めるのが大変なんですよ。まず、怖い。恐怖心が半端じゃなくて。
普通のトリプルアクセルよりも明らかに上に上がらなきゃいけないし、体も吹き飛ばすようなイメージで跳ばなきゃいけない。
それをやっていくと軸がぶれちゃうので、今度は回転につながらないんですよ。


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で、回転を重視しちゃうと、小さくジャンプ跳べば回転はできるので、回転することはできるんですけど、小さくジャンプ跳んだ時に回転数が足りるかって言われたら、足りないんで。
そのジレンマが結構あって、そこが第1関門。

で、それは大分超せたかっなって思っているんですよ。そのバランスのいいところはちょっと見つけられて。

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後は、あのー、なんていうかな、とりあえず締め切って、片足で降りてくれば、降りれるかなっていう感覚があって。
まあ、それがどれだけ難しいかっていうのはちょっと表現できないんですけど。

うん、でもまあ自分の中では形は見えてきているっていうか。
4回転半っていう、今まで形が見えなかったものが、なんとなく形としては見えてきているのかなっていう感覚はあります。


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あの時(GPFの公式練習の時)よりも力抜けてるんで。
だからまあ、力抜くことが正解なのか、力入れきることが正解なのか、それもまた、その時の調子次第だったり、技術的な問題があったりもするんですけど。
でもまあ、あの時よりも感覚はいいですね。


<世界選手権に向けてあるべき姿>

今回のバラード第1番みたく、あのクオリティをやっぱりSEIMEIでも出したいなあっていうのがすごい強いので、あれができれば、自分の中で胸を張って最強だって、自分の中での、最強だって言えるんじゃないかと思うんですよね。


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(それが)僕が、あるべき姿かなって思っています。
そう思いました。バラード第1番を今回やらせていただいて。
SEIMEIはまだ納得全然できていないんですけど、やっぱりバラード第1番をやって、本当に、
僕はこうあるべきなんだと、僕のジャンプとスピンとステップはこうあるべきなんだと、プログラム自体はこうなんだ、というのを、すごく感じれた。


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だからそれをまた、ヤッターって思うわけじゃなくて、それを糧に頑張っていきたいなあって思います。

それを世界選手権では目指したいです。

ありがとうございました。
お疲れさまでしたー。

(FIN)


世界選手権は中止になってしまいましたが、来シーズン、羽生選手は新プログラムを用意するということです。

四大陸選手権で実現したあのバラード第1番のクオリティを糧に、4回転アクセルを視野に入れた新プログラムを心待ちにしています。


ではもう一度あのバラード第1番を。






バラード第1番といえば、FaOI で羽生選手とコラボした福間洸太郎さんを思い出しますが、
その福間さんの、YouTube のライブ配信を使ってのショパンリサイタルが本日22時~23時に開催されます。


福間洸太郎 YouTube

Kotaro Fukuma Youtube Live Stream Concert Vol.4

詳細
Kotaro Fukuma Youtube Live Stream Concert Vol.4
Sunday, June 28th, 2020
at 10 pm (Japan), 3 pm (CET), 9 am (NYC)

Program (60 min.):
” Chopin recital ”
Chopin :
Mazurka in C# minor Op.50-3
Etudes Op.25-1, 2, 3
Scherzo No.2 Op.31
Nocturne No.13 Op.48-1
Ballade No.4 Op.52

*The live is on June 28th, but *You can donate via the following page until June 29th. Thank you!
https://kfyoutube4.peatix.com/

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福間洸太朗 Youtube ライブ配信コンサート Vol.4
6月28日(日) 22:00~ 

プログラム (60分)
~ショパン・リサイタル~
ショパン:
マズルカ第32番嬰ハ短調 Op.50-3
エチュード Op.25-1『エオリアンハープ』, 2, 3
スケルツォ第2番 Op.31
ノクターン第13番 Op.48-1
バラード第4番 Op.52

* ライブは6月28日ですが、応援投げ銭は6月29日22時30分まで受付しております。
https://kfyoutube4.peatix.com/


詳細はこちらでご覧ください
https://kfyoutube4.peatix.com/


Donation/応援投げ銭は、1,000円から5,000円まで自由に選んでチケット替わりとなります。
新型コロナのためにコンサートもできなくなり、演奏家の方々も大変なおもいをしていらっしゃることでしょう。

みなさま、是非ご参加くださいね 

















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withgoldenwings at 05:00│羽生結弦 | 2020 四大陸選手権
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