2020年05月12日
4Lo=4Lz=4F=11点
ISUからフィギュアスケートのジャンプ基礎点を来シーズンから変更することが発表されましたね。
早々とニュースでも取り上げられています。
デイリー
フィギュアでジャンプ採点改訂 4回転はルッツ、フリップ、ループが同基礎点に
5/12(火) 11:02配信
3回転では、ルッツが0・6点減少し、フリップと同じ5・3点となる。3回転はループの基礎点は変わらず4・9点のまま。
この面だけを考えると、ルッツを得意とする選手にとっては不利に、4回転ループを高い完成度で習得している選手には有利となる。
フィギュアスケートのジャンプは踏み切り方、跳び方の違いで6種類に分けられている。ルッツは、踏み切る前に左足で滑っている際に、外側のエッジを使うことが特徴で、これまでは前向きに踏み切り半回転他のジャンプよりも回転が多くなるアクセルを除いて、一番難易度が高いと言われていた。
ただ、4回転ルッツを得意とする選手も増えており、実情を考慮して基礎点の配分が変更されたことも考えられる。演技構成を再考する選手も出てきそうだ。
日刊スポーツ
4回転ルッツ↓ループ↑フィギュアの採点新基準発表
5/12(火) 11:15配信
ジャンプの基礎点が変更となり、現在の最高難度となっている4回転ルッツが11・50点から11・00点に下がった。一方、4回転ループは10・50から11・00点に上がり、もともと11・00点で維持の4回転フリップを合わせ、3本のジャンプが同じ基礎点で統一されることになった。
まだ誰も成功していない4回転半(クワッドアクセル)は12・50点でキープされた。
3回転は、ルッツが5・90点から0・60点ダウンしてフリップと同じ基礎点になった。
回転不足には、新たに「q」マークが新設された。クオーター着氷(4分の1回転不足および同未満)は基礎点は100%だが、出来栄え点(GOE)が下げられることなどが変更になった。
つまり、4Lo=4Lz=4F=11点 となったわけですね。
これは羽生選手にとっては朗報といえるのではないでしょうか。
4Loが綺麗に跳べるという意味では羽生選手が断トツですからね!
イタリアのマッシミリアーノさんも早速こうつぶやいています。
Finally "someone" understood that the quadruple rittberger (4Lo) is not simpler than a true lutz (4Lz) or flip (4F) and more difficult than a fake Lz or F.
— Massimiliano Ambesi (@max_ambesi) May 11, 2020
History teaches but first you need to know it. Better late than never!
Good for #YuzuruHanyu and for those who jump properly pic.twitter.com/PJLhYOmLGy
ついに“誰かさん”は4回転リットベルガー(4ループ)は本物の4回転ルッツや4回転フリップより簡単ではないこと、そしてごまかした偽物のルッツやフリップよりも難しいことを理解したようだ。
歴史がそれを示すだろう、しかしまず最初にそれを認識する必要がある。
遅くともなにもしないよりはまし!
Yuzuru Hanyuとジャンプを正しく跳ぶ選手には朗報だ。
トリノGPFで見た羽生選手の4Loと4Lzを思い出します。
これと4回転アクセルのトライを見れただけでトリノまで行った甲斐がありました。
この時、私は体調万全ではなかったのですが、なぜか「今、行かねばならない」という思いが背中を押しました。
今、世界がこういう事になって、しばらく外国には行けなくなってみると、いわゆる「虫の知らせ」だったのかと思ってしまいます。
毎度のことながら、ISUはルールを事細かく頻繁に変更するのが好きですね。
文字で書くのは簡単でも、果たしてそのルールを実際に正しく運用できるジャッジがどれだけいるのでしょうか。
無報酬のボランティアであり、失礼ながらフィギュアスケーターとしての高度な実績もない方々が、一瞬の内に複雑なルールを正しく適用できるとしたら、その方が不思議です。
長たらしいルールは単なる言葉遊びに過ぎません。
今回のジャンプの基礎点改訂は十分ではないにしても評価できる点もあるとは思います。
マッシミリアーノさんが言うように、「無いよりはまし」。
しかし、一番言いたいのは、
いつまでも前時代的な目視と主観に頼るのはやめて、一刻も早く複数の高機能カメラ設置と、体操競技のようにAIの導入を決めてくださいということ。
誰もが納得できる客観的な採点基準がない限り、スポーツとしてのフィギュアスケートに未来はない。
そして一日も早く世界が再び解放されますように。
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withgoldenwings at 17:09│羽生結弦 | ISU(国際スケート連盟)