2020年01月31日
カンヌンアイスアリーナの4CC
今日で1月も終わり。
2月に入れば、直ぐに節分、立春、そして四大陸選手権です。
羽生選手は2011年、2013年、2017年に四大陸選手権に出場していますが、
印象深いのはやはりカンヌンアイスアリーナで行われた2017年です。
この場所が翌年の平昌オリンピックの会場になると分かっていたので、羽生選手にとっては会場を見ておくという貴重な機会でした。
この時も空港到着時からしっかりとマスク着用でした。
今年はマスクは勿論のこと、大勢の人が待ち受けるロビーは避けてほしいものです。
会場に着いた羽生選手は早速リンクの外観を撮影していました。
真剣な表情です。
リンク内では、会場を見回して、翌年のオリンピックを思い描いているようでした。
この頃はまだ羽生選手の傍にはいつも菊池さんの姿がありましたね。
バックステージでは韓国語で一生懸命あいさつしたり、
ネイサン・チェン選手のアルトゥニアンコーチにサインを求められたりもしました。
カッコいいSPのレッツ・ゴー・クレイジーでは冒頭の4Loを鮮やかに決めましたが、次の3S+3Tが2S+3Tとなってしまうというミスがありました。
しかしFSのホープ&レガシーではシーズンベストを出し1位でした。
SPのジャンプミスが響いて、総合では2位という悔しい結果になってしまいました。
この時のネイサン選手の衣装がとても印象的でした。
この頃はバレエ的な表現も見られましたが、今では衣装も、演技もシンプル化し、点数を取るということに目標を絞り込んだという感があります。
羽生選手はしかし、平昌オリンピックでは見事に優勝して2連覇できたのですから、この2017年の四大陸選手権はとても有意義な試合だったと言えると思います。
フィナーレでは韓国のフラワーガールたちに囲まれて、身動きできないような状態でした。
少女たちの表情が、もう、感無量という感じですね。
もう一つ印象的だったのは、パトリック・チャン選手との関係が明らかに変わっていたということでした。
ソチで羽生選手に敗れたことで、パトリック・チャン選手にはやはり羽生選手へのわだかまりのようなものがあったと思うのですが、この試合ではチャン選手とすっかり打ち解けた様子で話したり、フィナーレではサイド・バイ・サイドも見せてくれました。
この写真の、結弦くんを労わるようなパトリックの手が好きです。
パトリックとユヅのサイド・バイ・サイドって貴重!
ぴったり合ってる!
チャン選手が羽生選手を完全に認めてくれたことが感じられてとても嬉しい気持ちになりました。
フィナーレの最後、リンクを離れる前に、いつもより長く氷に話しかけていたような羽生選手ですが、きっとオリンピックでの勝利を誓っていたのでしょうね。
そして翌2018年、同じカンヌンアイスアリーナで、こういう結果が待っているとは、
この時の羽生選手も、私達も、まだ知らなかったわけです。
氷に誓った約束を果たした瞬間です。
本当にドラマチックなカンヌンアイスアリーナでの出来事でした。
時差ボケを防ぐため早めに日本に帰国して、
そしてコロナウィルスの感染を防ぐため、試合ギリギリまで日本で調整してくれたらいいなと願っています。
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withgoldenwings at 13:01