オリンピック(五輪)2連覇の羽生結弦(26=ANA)が103・53点で首位発進を決めた。得点詳細の中では、要素の1つである「足を替えて座るスピン(CSSp)」が「無価値」として、0点の判定となった。
理由については公表はされない慣例であり、本人がジャッジに確認することはできる。今回も同様だが、日本スケート連盟には問い合わせが相次いだことから、25日の競技終了後に吉岡伸彦レフェリーの名義で以下の文書を公表した。
「他にもノーバリュー(0点)の選手があります。採点の理由をお答えすると、その選手のみフリーの演技での修正が可能となり公平性にかけますので競技終了まではお答えできません。現時点でお答えできることは、理由についてはISUテクニカルハンドブックの該当する箇所を読んで頂きたい、ということだけです。競技終了後であれば、説明いたします。」(原文ママ)
これは是非とも説明していただきたい。
仮にジャッジの判定能力に問題があったのならば、速やかにそのジャッジの採用を外していただきたい。
羽生選手に限ってこういう不可解なジャッジングがしばしば見られるのは何故なのでしょう。
片や、転倒してコンビネーションジャンプが無くなっても減点は最小限で、PCSときたら、あの演技内容で羽生選手とわずか1.18点しか違わないという違和感のある採点もありました。
スケ連は、「日本スケート連盟には問い合わせが相次いだことから、25日の競技終了後に吉岡伸彦レフェリーの名義で以下の文書を公表した」と言っているわけですから、おかしいと思ったことはおかしいと声を挙げることが大切だと思います。
今日のフリースケーティングではこのようなことが再び起こらないよう願うばかりです。
折角の羽生選手の新プログラムです。
羽生選手のファンだけでなく、誰を応援しているにせよ、フィギュアスケートファンならば、多くの人が疑問に思うような不審なジャッジングに良い気持ちは抱かないでしょう。
全日本選手権は国内大会であっても、世界中の専門家とファンが見ています。
羽生選手が出場すればなおさらのこと、それは世界のニュースになります。
そのことをジャッジの皆様、どうぞ忘れないで下さい。