2019年12月08日
2019年12月08日
トリノGPFは復活の祝祭だった
トリノGPFの競技を終わってみれば、
このGPFは


会場に集まったほとんどの方は3年ぶりにGPFに復帰した羽生結弦を見たくて、羽生結弦の演技を自分の目で確かめたくて、世界中からここにやってきたのだなと、実感しました。
前を見ても後ろを見ても、右を見ても左を見ても、いたる所にプーさんが溢れていました。
これって、ある意味、異常現象と言っていいかもしれません。
私自身もその異常現象の一部を占めているわけですけれど。
演技が始まり、4Loが決まると悲鳴が沸き起こり、4Lzが決まるとさらに大きな悲鳴が湧き、
3Lz、4S、4T+1Eu+3F、4T+2Tと、進んで行くにつれ拍手と悲鳴の渦に巻き込まれていきました。
最後の3A+3Aが1Aになっても、もうそんなことには動揺しない会場でした。
全てを出し尽くした羽生選手が最後のポーズを取った瞬間、撮影していた私のiphonに飛び込むように写ったのは前の人のコートでした。
つまりその瞬間、全員が立ったということです。
photo : 長久保豊 / スポニチ
この瞬間を待ち構えていたプーシャワーは凄いことになっていました。
およそ40点差というのは私には納得いかない差ですが、それはさておき、ネイサン選手が勝ったのは事実です。
しかし実際に祝福されたのは間違いなく羽生結弦だったのです。
何があっても彼を讃えたい、そういう想いが溢れていたパラヴェーラでした。
とっても素敵なドレス!
ひとつのプログラムの中に4Loと4Lzを綺麗な形で組み込み、4S、4Tと合わせて4種5本の4回転ジャンプを跳ぶことができたのは大きな成果でした。
しかも、そこに4回転アクセルが入ってくる可能性も現実味を増したのです!
点数については、演技後の一問一答の中で、チェン選手との点数差について問われた羽生選手自身が、(二人の間の差は)「点数ほど大きくないなと僕の中では思っているんですよ」と語っているように、私もその通りだと思います。
25歳の誕生日に勝利を祝うことはできなかったけれど、
また一歩前進するための鍵を手に入れたのです。
ですから、まだまだ羽生結弦の冒険の旅は続くということで、
私達は、その物語の新たな章のページを開けたところなのでしょう。
羽生選手がアップになるたびに沸き起こる歓声
朝の練習の終わった時にもハッピーバースデーが歌われていました。
そして表彰式の後にも観客席からハッピーバースデーの歌声が沸き起こっていました。
スケートの神様からの25歳の誕生日プレゼントは、さらに大きな羽生結弦になるための『鍵』だったということです。
ほら、このメダル鍵みたいでしょ。
photo : 小海途良幹(私の席の目の前にいらっしゃいました!)
今日はこの祝祭を締めくくるエキシビションです。
やはり、『春よ、来い』なのかな。
ブログ訪問ありがとうございます。
フィギュアスケートランキング
ブログランキングに参加しています。1クリックが励みになります。
全ての画像、文の転載、引用はご遠慮下さい。
写真はキャプチャーしたもの、撮影したもの、感謝してお借りしたものです。