2019年11月

2019年11月30日

運命の交差する場所



5日から始まるGPFを控え、イタリアの様子を知りたくて『惑星ハニューへようこそ』を読ませていただきました。

まだ来週のことなのに、もうこんなに大きく取り上げられているのですね。

もちろん一番の注目の的はYuzuru Hanyuです。


トリノのスター達

パラヴェーラの氷の上で
グランプリファイナルは12月5日から8日まで

トリノにおよそ3万人の観客が訪れる


tutto sport  惑星ハニュー
惑星ハニューの記事よりお借りしました)

記事の右の方にはジュニアGPFに出場するダニエル・グラッスル君の記事もありますね。




別記事ではマッシミリアーノさんのNHK杯評も翻訳して下さっています。

一部引用させていただきました。
記事の全文はこちらです。


「超一流選手は裏切らない」

フランチェスコ・パオーネ(2019年11月27日)

(NHK杯について)具体的な議論に入ろう。
羽生結弦が披露した内容について君の詳しい分析を聞かせて欲しい。

予想通りあっさり300点を超えた。
2大会連続でこの大台を超え、これまでのキャリアでは合計9回300点超えを果たしている。
これは圧倒的な記録で、国際大会で300点越えを5回以上果たした選手は他に誰もいない。
4度目のNHK杯優勝によってグランプリ大会20回目の表彰台(男子シングルでこの記録を上回るのはプルシェンコのみ)、国際大会24回連続表彰台を記録した。
またグランプリ2戦における4つのプログラムの合計得点(627.64)はグランプリ史上最高の圧倒的高得点である。

しかしながら、札幌で羽生は二つの顔を見せた。
ショートプログラムでは日本の規格外の選手は良い意味で和やかでリラックスしているように見え、本番の演技にもかなり余裕があった。

一方、フリープログラムではより緊張していた。
まるでトリノのファイナルに意識を集中させるために、この大会を怪我なく一刻も早く優勝で終わらせることを目標にしているように見えた。

この人物の器の大きさを考慮すると、「怪我を避ける」の意味はあくまでも婉曲的である。
というのも、フリープログラムの最後の1分では何もないところから即興で4トゥループ/3トゥループのコンビネーションを引き出し、続いて3アクセル/オイラー/3サルコウを成功させた。
(これほど鬼リカバリーを)絶対的自信を持って決断し、簡単にやってのけたという事実は、彼の現在のコンディションの良さ、そして彼のリスクに対する考えを物語っている(彼にとってのリスクとは一般的なリスクの観念とはかけ離れている)。

2日間の試合での唯一のミスはトゥループが思いがけず抜けてしまったために入らなかったコンビネーションジャンプ、4トゥループ/オイラー/3フリップだけだが、今回のケースではミスよりも得点の損失を最小限に抑えるために咄嗟に「Bプラン」を実行できる彼の冴えわたったメンタルに衝撃を受けた。

(引用以上)


この中の下線を引いた部分 、私も同じ感がありました。

ともかくNHK杯を無事に通過してGPFに行くことが至上命題であるという感じが伝わってきていました。
羽生選手は2013年から4連覇しているだけあって、GPFへの思い入れは殊の外強いのだと感じます。


あの2014年の中国杯の時、満身創痍の状態で、なぜそこまでしてフリーを滑ったのかを問われて、
「GPFに行きたかったから」と答えていたのを覚えています。



今年のGPFは、プルシェンコさんがオリンピック金メダルを取り、ジョニーさんが『秋によせてを』滑ったトリノという特別な場所での開催です。


ジョニー・ウィアー 1

この時のコーチと振り付けはタラソワさんでした。


しかも、2006年のオリンピックの表彰台には、優勝したプルシェンコさんの他に、2位に子供のころから羽生選手をよく知るステファン・ランビエールさん、3位には今年のSP『Otonal』を振り付けたジェフリー・バトルさんというメンバーが揃っていたのです。

2006 Torino olimpic 表彰式 3


女子シングルの金メダリストは言うまでもなく、アイスリンク仙台、東北高校、早稲田大学の先輩である荒川静香さんです。

更に、プルシェンコさんのトリノオリンピックのエキシビションでは、『Origin』の原曲”Art on Ice”の作曲者エドウィン・マートンさんもリンクの上でバイオリンの生演奏をしていました。




ドラマチックな素晴らしいエキシビションでした。


これを見ると、もし、今回優勝した時は、清塚さんのピアノ生演奏で『春よ来い』があっても良いのでは、と想像してしまいます。


ともかく、こんなにたくさんの羽生選手に縁ある人々の栄光の記録と記憶が集結している場所が、トリノのPALAVELAなのです。

しかもGPFの結果が判明するFSの日は羽生選手の25歳の誕生日。


今年のPALAVELAでは何かが起こりそう。
そんな予感に身震いします。




「自分が4連覇して、もっと強くずっとあそこに君臨したいと思っていたのが、どんどん遠ざかっていて…。最終的に連覇されてしまっている。そこをもう一回奪還したいっていう思いが凄く強くある」
スポニチ記事より



19 NHK  毎日 1


奇跡よ起これ!

奇跡として現れる必然として!



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withgoldenwings at 13:35|Permalink羽生結弦 | 2019 トリノGPF

2019年11月29日

静かなる革命のはじまり



昨日発売のNumber 991の記事より。
記事のタイトルに惹かれて最初に読んでしまいました。
文は松原孝臣さん。



IMG_0045



「自分がやってきている道が本当に正しいのか正しくないのかっていう風に迷ってはいた。
例えば、ステップから跳んだジャンプだったり、
ジャンプが終わったあとにステップをやったり、
そういうものが全部評価されきっているのかどうかとかに、すごく疑問を持っていたんですね。
いちばん、そこを重要視してスケートやってきましたし、そこが自分の武器だと思っていたので。
だから今回それをしっかり評価していただけたっていうのは、
ああ、この道でよかったんだなっていう自信になりました」


「これからルッツとかアクセルとかやっていくにあたっても、
そういう道を進んだうえで、難しいことをやらないといけないなという確信になりました」

フリー『Origin』の完成度は「まだ30%か20%だと思っています」


「自分の中のイメージを、もっと表現しきりたいという思いがあります。
言葉で表現するのが難しいんですけど、
理想形としての表情のつけかたや、表現の仕方だったり、
プログラムとしてのオーラだったり、雰囲気だったり、
そういったものに関しては全然足りないと思っています」


理想に近づけばさらに理想を高く。
4回転ルッツを、そして4回転アクセルを、プログラムの一要素として表現したい。
それが実現した時、フィギュアスケートの表現は大きな変革の時を迎えるだろう。

革命の時は、静かに訪れつつある。


19 NHK  Number  1



どんな類の革命でも、それが成就するにまでには、志した者に大きな犠牲が求められるのが常だ。

羽生選手の場合も、もうこれ以上できないというほどの訓練を自らに課しても、怪我、病気、不当な扱い、理不尽な採点や評価など、大きな犠牲も払ってきた。


それでも彼が諦めないでここまでやってきたことがようやく認められる時、
技術と芸術の結合としてのフィギュアスケートという、
羽生選手の求めて止まない理想の形が実現するはず。

その時が革命が成就する時。

もしもその時を共有できたなら、なんて幸せなことでしょう。


19 NHK  Number  2




Number 991には読みたい記事が他にもたくさんあるけれど、
Toshiさんの記事、わずか2ページだけでもコラボした時の感動が伝わってきました。
いつか二人のコラボで『星空のネプチューン』が実現したらいいな。



そして山口さんの『奇跡なんて起きない』はものすごく面白そう。
でも今は時間が無くて拾い読みしかできない。

IMG_0044 (1)


これはトリノに向かう飛行機の中で読むことになりそうです。
「奇跡よ起これ!」って念じながら。


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withgoldenwings at 04:27|Permalink羽生結弦 | 雑誌記事

2019年11月27日

待ってろトリノ、必ず勝つから



山口さん、ステキなタイトルつけていただきありがとうございます!


『待ってろトリノ、必ず勝つから。』





表紙もとても美しい。
 
フィギュアスケートマガジン 19 11 28



その山口さんの待望の著書が本日発売されます。


 



奇跡なんて起きない


<内容紹介>

編集記者として、
羽生結弦選手を追い続けてきた
山口真一記者による
『フィギュアスケートマガジン取材記』。

フィギュアスケートの取材経験ゼロだった記者が、
試行錯誤しながらこの専門誌をどう育てていったのか--
羽生結弦選手とファンから学び
誌面を作り上げていった奮闘の日々を綴った一冊

第1章…業界最後発からのスタート。
【2015国別対抗戦 2014-2015シーズンファイナル号】

「フィギュアスケートの取材ってどうすりゃいいの」 
初めての現場取材で知った、フィギュアスケートの華やかさ
「場合によっては休刊」。マガジン最初の試練。

第2章…やるなら、徹底的にやる。
【2015NHK杯 2015-2016グランプリスペシャル号】

長野・NHK杯で受けた「衝撃」。
会見を完全に再現すれば、珠玉のインタビューになる! 

第3章…読者の代わりに会場へ。それが「マガジン」の役目。
【2016NHK杯 2016-2017グランプリスペシャル号】

言葉だけでなく、彼のすべてを残そう。
仮想読者「美津代」の誕生。
ファンと雑誌も「伴走者」。
「羽生結弦とは」。トロントでジャーナリストと語り合ったこと。
冬の札幌で感じた、新時代の始まり。

第4章…聞こえてきた平昌への鼓動。
【2017ヘルシンキ世界選手権 2016-2017シーズンファイナル号】

「旅は道連れ」。毛受カメラマンとの邂逅。
奇跡ではなく、必然だった逆転劇。

第5章…五輪V2へのカウントダウン。
【2017年8月 2017-2018プレシーズン号】

YとM、初めて「聖なる場所」へ。
高まる期待と、まさかの事態。
「マガジン」として、できることは何なのか。

第6章…彼は叫び、世界は叫んだ。
【2018年2月平昌オリンピック男子特集号】

いざ平昌、「最初で最後」の五輪取材へ。
仁川空港ロビーがパニック!羽生、ついに姿を見せる。
羽生が口にしたファンへの感謝。
1位発進のSP。それでも彼は冷静だった。
2大会連続優勝。奇跡に限りなく近い「必然」。
メダルから一夜明けの笑顔に見た「変化」。
マガジン最大のピンチ。発売日に間に合わない<? br>
第7章…まだ見ぬ場所へ、新しい旅に出よう。
【2019年3月世界選手権特集号】

一緒に走ってきたファンとのお別れ。
「好きで続けたなら、それをやめてどうすんの」
意外な展開。「マガジン」をもう一度。
羽生結弦に見た「変化」と「不変」。
旅に出なければ、わからないことがある。

フィギュアスケート・マガジン
創刊~2019年9月発売号全表紙
おわりに

【著者より】
「経験も知識もない『最後発』フィギュアスケート誌の
創刊から現在までを凝縮した取材記がここに。
大切な意味を持つあの大会の「完全収録」再録と合わせ、
プレス席とプレスルーム周辺で起こった出来事を綴りました。
恥をかき、ズッコケながらつくり続けた「マガジン」の歴史を
冬の一日、リラックスした気持ちでお楽しみください」

山口 真一やまぐち・しんいち
(フィギュアスケートマガジン・プロデューサー)
1967年3月29日生まれ。埼玉県出身。
大阪芸術大学アイスホッケー部でセンターフォワードとしてプレー。
新聞社運動記者、フリーライターを経てベースボール・マガジン社に入社。
2015年から「フィギュアスケート・マガジン」の編集記者となり、18年3月に退社。
現在はアイスホッケー『東京ブルーナイツ』を運営する
アイススポーツジャパン代表を務める傍ら、
再び「フィギュアスケート・マガジン」、
「アイスホッケー・マガジン」の編集に携わる。


これはもう、読まずにはいられませんね!

奇跡なんて起きない 2
創刊からこれまでの全表紙です。




そしてこれから美しい表紙の本が次々に発売されます。
Numberは明日発売です。


Number(ナンバー)991「特集 フィギュア新時代 もっと強く、美しく。」 (Sports Graphic Number(スポーツ・グラフィック ナンバー))
文藝春秋
2019-11-28





NUMBER 991

<内容紹介>

Sports Graphic Number 991号


特集 フィギュア新時代
もっと強く、美しく。
Figure Skating Climax 2019-2020


――スペシャル別冊付録――
「Numberが報じた日本フィギュアの10年」
※フィギュアスケート表紙人気投票結果を掲載
(人気1位の表紙写真は本付録表紙として再掲載! )
※2012年の羽生結弦 本誌初インタビュー記事を再録


(特集コンテンツ)
【GPシリーズ・NHK杯詳報】
羽生結弦「思い出の大会で得た安堵と決意」

【密着ドキュメント】
羽生結弦「静かなる革命のはじまり」


【最強コーチが語る可能性】
チーム・ブライアン「独創的で芸術的な4回転アクセルを」

【スケートとロックの共鳴】
龍玄とし(Toshl)「観衆を一つにする天性の力」


【独占インタビュー】
ネイサン・チェン「スケートに学ぶ人生」

【異例の挑戦の先に】
宇野昌磨「ともに戦いたいと思える人と」

【本田武史が解説】
日本男子フィギュアの進化

【ISU技術委員が語る】
岡部由起子「選手を育てるルールでありたい」

【振付チームが語る制作秘話】
髙橋大輔「集大成の新プログラム」

【憧れの羽生とライバルのチェン】
山本草太「全てを懸けてトップに挑む」

【デザイナー伊藤聡美が語る】
男子衣装の美学


【ランビエルが語る愛弟子】
島田高志郎「美しい花を咲かせよう」

【新時代への“準備"を語る】
紀平梨花「4回転の感覚は摑めた」

【渡米2季目の奮闘】
本田真凜「大好きなスケートのために」

【異次元の才能たち】
トゥルソワ/シェルバコワ/コストルナヤ
時代を変えるロシアンガールズ

【悲願の全日本ジュニア優勝】
鍵山優真「五輪選手の父に導かれて」


としさん、伊藤聡美さんの記事も楽しみです。

そしてスペシャル別冊付録がすごく魅力的!





アイスジュエルズはもう予約済の方も多いことでしょうね。

なんといっても羽生結弦スペシャルインタビューと田中さんの写真の組み合わせが最高です。




 
この表紙の吸引力には逆らえません。

アイスジュエルズ 19-12-4

 


MemorialのNHK杯特集は12月13日(金)発売です。

フィギュアスケートMemorial グランプリシリーズ2019 in NHK杯
カンゼン
2019-12-13






Memorial  19 NHK杯

これも美しい表紙ですね。


『フィギュアスケートぴあ』も一昨日に発売済でした。






その他、まだ表紙が出ていないものもあります。

『フィギュアスケート通信DX』と『フィギュアスケーターズ』は、両誌とも12月9日(月)発売です。




こうして試合ごとに特集号が溢れるほど発売されるアスリートは他にいません。

試合で楽しみ、その後は本や写真集で楽しめる幸せな時代がいつまでも続いてほしいけれど、
いつまで続くか分からない。

今を思う存分楽しもうと思います。


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withgoldenwings at 10:00|Permalink羽生結弦 | 雑誌・ムック

2019年11月26日

優勝から一夜明けて*NEWS7



もう2日前24日になりますが、羽生選手のNEWS7での優勝一夜明けのインタビューです。

25日のNEWSウオッチ9のインタビューはNHKサイドの勝手な思い込みで見当違いな発言も見られましたが、
こちらのNEWS7の方は、羽生選手の「常に勝ちたい」強い気持ちが語られた内容です。
NEWSウオッチ9よりもずっとよかったです。


それに、私が思う『羽生結弦』のイメージにぴったりのビジュアルでもあります。

スマートなスーツ姿も、CMの可愛いセーター姿も好きですが、

やはり、天使の輪がついたサラサラヘアとキラキラした眼の光、静かで内省的な話し方、
というのが、私の一番好きな羽生選手です。


羽生選手の発言部分だけ書き起こししました。



今も最強でありたいと思っています。

19 NHK  NEWS 7  1


やっぱり本番で最初のループジャンプとサルコージャンプを決めることが
どうしてもずーっと難しくて壁を感じていたので、



19 NHK  NEWS 7  2


その壁をひとつ乗り越えた。

19 NHK  NEWS 7  4


ひとつでもミスをしてしまうと自分の記録を超えられないプレッシャーが常につきまとうっていうのと、
あとはそれを常に更新し続けなきゃいけない。



19 NHK  NEWS 7  6



ただ、そのプレッシャーがあるから、やっぱそれに応えたいってすごく思えるんだと思いますし。

19 NHK  NEWS 7  7


それに応えたいって思えなければ、
多分、僕はもうスケートをやってないですし、
あのー、これ以上、を、、求めていないと思うんですよね。


19 NHK  NEWS 7  8



世界選手権でやっぱり負けてしまって、
その悔しさを晴らしたい
そして、やっぱり圧倒的に強い自分でいたいって常に思っているので、
それが一番のモチベーションですね。

19 NHK  NEWS 7  9



まあしっかりふんばって、いろいろ頑張っていきたいなあと思います。

19 NHK  NEWS 7 最後









静かに語る羽生選手がとても素敵です。

NHKのインタビューは、今後は見当違いな思い込みによる解釈なしで、羽生選手の発言のみでお願いします。


一方、NEWS9のインタビューの方は、勘違いなのか、わざとなのか、観客の反応について見当違いのコメントには驚きました。

普通に考えれば、直ぐに拍手が起こらなかったのは、点数が低すぎることに対する観客のとまどいと抗議の気持ち」の反映でしょう!
もしため息があったとしたら、それは「ジャッジに対するため息」でしょう!


NEWS7もNEWS9も同じインタビューの一部を切り取って小出しにしているようですが、本当にNHKの編集は理解に苦しみます。
NHK杯前のインタビューでもおかしな解説がありました。
(11/20 NHKの解説が残念)



羽生選手は相手の立場を考えてのことか、インタビュアーに合わせて、「僕がみなさんの期待を裏切ってしまったかな」なんて答えていましたが、こんな答えを引き出すことがNHKの狙いなのでしょうか。

私達は最早、羽生選手の得点に一喜一憂するような柔なファンではありません。
羽生選手が健康で、その時できる最高の演技をしてくれたなら何点だっていいのです。
ただそれを正当に評価してくれさえすればいいのです。


でも、NHKが羽生選手にどんなことを言わせようと、彼は本当はファンの気持ちを分かってくれていると信じています。



気分転換にスライドショーを。





Originの演技中のジャンプミスのリカバリーを見ても、ステップやスピンの安定感を見ても、最早何が起きても対処できるという、匠の技の境地に達しているように感じます。

マエストロというか、達人というか・・・


もう、誰かに負けるということは私には想像できません。

グランプリファイナルでの演技は素晴らしいものになるに違いないと信じています。



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withgoldenwings at 13:27|Permalink羽生結弦 | 2019GPシリーズ

2019年11月25日

思いはトリノへ



19 NHK  表彰式 3_Fotor



羽生結弦 憧れの先輩2人への思い胸にトリノでのGPファイナルへ「金メダルを」

デイリー記事より

幼い頃から憧れるエフゲニー・プルシェンコ氏(ロシア)とジョニー・ウィアー氏(米国)へのオマージュが込められたプログラムを昨季から舞っているが、プルシェンコ氏はトリノ五輪で金メダル。ウィアー氏は同会場でSP「秋によせて」のモチーフである「オトナル」をフリーで披露している。「あのプログラムたちとともにいい演技をして、金メダルを取れたら」と羽生。最高の演技を披露するには、これ以上ない巡り合わせだ。

 ファイナルでの演技構成については、「SP、フリー、ある程度まとめて、どんな相手にどんな演技をされても勝てるという状態に持っていきたい」と、自身の演技に磨きをかける決意を示した。

 過去2年、GPシリーズでの練習中に負傷して、GPファイナルに出られなかった。苦い記憶を「自分の中で去年のケガは事故的なものだと思っている。避けようがなかった。その前のケガも体調がよくない中でルッツをやってしまった」と振り返った羽生。「ジャンプのケガはしょうがない部分がある、(GPFに)行きたいのに行けない。ファイナル4連覇して(5連覇以上へ)記録を伸ばしたい、強く君臨していたいと思っていたが、最終的に(ネーサン・チェンに)2連覇されて。奪還したい」と強い決意を口にした。

19 NHK  NEWS 7


羽生選手のGPFに掛ける思いがどれくらい強いかは、私達の想像をはるかに超える、とても強いものがあるのだと思います。
怪我で出場できなかったこの2年間、どんなに悔しく悲しい思いでGPFを(おそらく自宅のテレビで)見ていたのでしょうか。

私自身も、毎年羽生選手のお誕生日に重なることが多いGPFを楽しみにしていたので、この2年間のこの時期、とても寂しい思いがしていました。

怪我がなければ、おそらく6連覇していて、今年は7連覇を目指していたことでしょう。

しかし、羽生選手も言っていたように、人生は思い通りには進まないもの。

今年こそは、運命の地、トリノでGPF5勝目を必ず達成するという固い決意を持ち、コーチ陣と共に、そのための布石を打ってきたのだと思います。


羽生選手の『絶対に奪還する』という強い決意を感じます。

そして私は『絶対に奪還できる』と信じています。


プルシェンコさんが五輪金メダルに輝き、ジョニーさんが『秋によせて』を滑った時と同じ会場、トリノのPALAVELAが羽生選手を待っています。

torino Palavela arena 2

この地で、
プルシェンコさん、ジョニーさん、羽生結弦選手の3人の運命が交差して、
大きな金色の星が輝きますように!!



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2019年11月24日

やっとファイナル戦える!



NHK杯4回目の優勝おめでとうーーー

19 NHK  表彰式 スポニチ 
photo: 小海途良幹/Sponichi



NHK杯出場はこれまでで6回、
2010年、2012年、2014年、2015年、2016年、そして2019年です。

2010年 ホワイトレジェンド / ツィゴイネルワイゼン
2012年 パリの散歩道 / ノートルダム・ド・パリ
2014年 バラード第1番 / オペラ座の怪人
2015年 バラード第1番 / SEIMEI
2016年 レッツ・ゴー・クレイジー / ホープ&レガシー
2019年 Otonal / Origin


初めて試合で4回転トーループを降りたのはシニア初試合のNHK杯。4位となりました。

2010 NHK杯 FS 2_Fotor


カナダに渡ってから初めての2012年に仙台開催のNHK杯で初優勝、

NHK杯 2012 3



中国杯の衝突事故の後の2014年は4位、

14 NHK fs 1_Fotor



2015年は初の300点越えで優勝、

NHK2015 ceremo 2



SP、FSとも新プログラムで臨んだ2016年も優勝、

2016 NHK 表彰式 AFP 1 (2)

直前の怪我で欠場となった2017年を経て、

3年ぶりとなった今年、再び300点越えで4度目の優勝です。

19 NHK  表彰式 1



これでようやく、怪我のために2年欠場せざるを得なかったGPファイナルへの進出も決まりましたね!

羽生選手にとって、4連覇で途絶えていたGPファイナルは思い入れの深い大会だと思うので、トリノに向けて心躍る思いでいるのではないでしょうか。


羽生結弦V「やっとファイナル戦える位置まで来た」

(日刊スポーツ)


羽生が心の底からNHK杯を楽しんだ。冒頭の4回転ループは1・65点の加点を導く成功。「今回の課題はループ。そこがクリアできたから、NHK杯を楽しもうと思った」。中盤の4回転トーループが2回転となり、以降のジャンプを大きく変更。約4分間の演技で観衆を魅了し「『もうちょっと点数を出したいな』って思っていた。『315…20点ぐらいまでいければ』と思っていたけれど(ジャンプが)抜けてしまったのでしょうがない」とほほえんだ。

昨季はファイナルの出場権を手にしながら、故障で棄権。それだけに「やっとファイナルを戦える位置まできた。やっぱり、かなりたまっていたので。気持ちが。『やっといけるな』って思ってうれしい」と思いは強い。2週間後、イタリアの地で最高の滑りを披露する。


19 NHK 表彰式 スポニチ
photo: 加藤諒 / 日刊スポーツ



12月5日からイタリア・トリノで始まるGPファイナルの男子出場選手

羽生選手は2戦とも唯一人300点超えで、トップの成績でGPF出場を決めました。

19 GPF 出場選手
(フィギュアスケート速報より)



トリノGPF男子シングルの日程は、
12月6日(金)SP
12月7日(土)FS
12月8日(日)エキシビション

12月7日はもちろん羽生選手の25歳の誕生日!

私の心はもう、
「羽生選手の25歳の誕生日に5回目のGPF優勝を祝う」という夢に向かっています




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2019年11月23日

どんな態勢からでも3回転をつけてやる



一夜明けてようやく落ち着いて昨日のOtonalを見返しています。

プーさんに見守られてリンクに飛び出していく。

gifmagazine (42)


19 NHK  SP cap  2



最初のジャンプが一番緊張します。
手を痛いほど握り締めて観ていました。

gifmagazine (43)


流れるような4S素晴らしい!
GOE+3.74点


続いてツイズルサンドの3A
これはもう羽生選手にしかできないスペシャル3A
GOE+3.89点

gifmagazine (44)


最後のジャンプ、練習の時に転倒してしまった4T-3Tは祈るような気持でした。

gifmagazine (45)

最初の4回転トーループで腰が深く沈みこんで着氷した時は一瞬ドキッとしましたが、直ぐに立て直し3回転トーループを跳びましたね。
GOE+2.44点

これを見て、羽生選手の熟練のテクニックと経験の豊富さを感じました。
ノーミスした時はもちろん素晴らしいのですが、ちょっとしたミスをミスと感じさせないところも素晴らしいところ。

どんな体幹してるんだろう?
相当ハードな陸上練習をしているのでしょうね。


「どんな態勢からでも3回転をつけてやる」

Sponichi Annexより)

 冒頭に4回転サルコーを鮮やかに決めると、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)にも成功。演技後半のトーループの4―3回転は、4回転の着氷がやや乱れながらも3回転をつけて出来栄えで加点を引き出した。「どんな態勢からでも3回転をつけてやると思っていた」と振り返った。

 この日はジスラン・ブリアン・コーチの57歳の誕生日。意地の4―3回転は、同コーチへのバースデープレゼントだったか。演技後、島田を指導するランビエル・コーチに会うと、こう言われたという。「あのトーループ絶対に跳ぶと思ったよ。ジスランの誕生日だもんね」――。エピソードを明かした羽生は、柔和な笑みを浮かべていた。

gifmagazine (46)
 


ランビエール先生、流石のご指摘です。

今回、高志郎くんのコーチとして、羽生選手の3コーチと並んで立っていましたね。


ブリアンコーチはランビエールさんのスイスの夏期講座でもジャンプを教えることもあるので親しいのでしょうね。

羽生選手がたくさんのコーチに見守られていることが分かる素敵なエピソードです。


IMG_0028
photo:矢口亨/スポーツ報知

会場に向かう二人。強い絆を感じます。
イタリア映画のワンシーンみたい。

これからも羽生選手のこと、よろしくお願いします。



本日の予定 11月23日(土)

  • 12:15アイスダンス (フリーダンス)
    Ice Dance -Free Dance
  • 14:35ペア (フリースケーティング)
    Pairs -Free Skating

※ペア競技終了後、ペアとアイスダンスの表彰式を氷上にて行います。

  • 16:50女子 (フリースケーティング)
    Ladies -Free Skating
  • 19:25男子 (フリースケーティング)
    Men -Free Skating

※男子競技終了後、男子、女子の表彰式を氷上にて行います。終了時間は22:00頃を予定しています。


演技と同時進行でエレメンツとその得点が表示されるNHK sports onlineはとても便利です。
12時40分現在、アイスダンス・フリーダンス競技中です。

終了した演技動画も全て見ることができます。

注目の男子FSは 19:00~20:45 NHK総合(地上波)
女子FSはその前の18:05~18:45 NHK総合(地上波)で。


Origin、どうかノーミスできますように!!!

IMG_0022


夜までは仕事します!


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withgoldenwings at 12:56|Permalink羽生結弦 | 2019GPシリーズ

SP1位発進おめでとう!



SP1位、よかったーーー!


19 NHK  SP cap  2




予定通りとはいうものの、終わった途端に緊張が解けて、しばらく眠ってしまいました。

応援していただけでこれだけ疲れるのに、選手の皆さんはどれだけ疲れるのか計り知れません。


19 NHK  SP cap  3



ともかく羽生選手、SP1位おめでとうございます!!!


 



羽生選手 SPプロトコル
19 NHK  SP プロトコル


男子SP順位と点数
19 NHK  SP 順位


島田高志郎選手は6位、山本草太選手は7位でした。

ジャンプが抜けてノーカウントになったりして残念でしたが、二人共明日のフリーで挽回できる余地は十分あるので、頑張ってほしいと思います。



私としてはヴォロノフ選手が3位に入ったことも嬉しかったです。

今回のNHK杯では最年長ということですが、こんな風に年齢を重ねても活躍を続けることができるのは素晴らしいと思います。


羽生選手が最初にヴォロノフ選手と表彰台に上がったのは2013年のフィンランディア杯だと思います。

13 フィン杯 表彰式 1


2013 フィン杯 記者会見 10


この頃、羽生選手18歳、ヴォロノフ選手26歳。

そう思うとフィギュアスケート選手のあり方として、貴重な存在です。
羽生選手にも優しく接してくれる先輩です。その上カッコいい。



明日はFSですね。

どんな『Origin』を観せていただけるのかワクワクします。

明日の男子FSのタイムスケジュールは、

19 NHK  FS  タイムスケジュール
羽生選手は第2グループの4番目、10番滑走で、20:51:30からです。

ヴォロノフ選手が最終滑走です。



今夜はよく眠れて、明日はまた素晴らしい演技ができますように!

19 NHK  SP cap  4



今回、NHK sports online がとても見やすくてよかったです。
テレビ画面の中継と同時進行で技術点も見られます。
動画も全て一か所で見られますので、是非アクセスしてみて下さい。

全選手の動画こちらです⇒ https://www.nhk.or.jp/figure/movies/index.html



19 NHK  SP cap  5

ジスランコーチ、お誕生日おめでとうございます!

明日もどうかOriginがノーミスで滑れますように


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withgoldenwings at 02:38|Permalink羽生結弦 | 2019GPシリーズ

2019年11月22日

もうすぐ男子SP始まります



19 NHK  HP top



女子シングルSPが始まりました。

NHK BS1 16:45~19:30 女子SP・男子SP
19:30からは地上波で。
NHK(地上波)19:30~20:45 男子シングルSP

女子SPリザルトページ⇒http://www.isuresults.com/results/season1920/gpjpn2019/data0203.htm
(自動更新します)



男子シングルは19:05から。
もうすぐ始まります。
ドキドキします。

もう一度スケジュールと予定演技構成を確認。

◆滑走順とスケジュール
19 NHK  男子SP スケジュール

山本草太選手 19:32:30~
島田高志郎選手 19:45:30~
羽生結弦選手 20:26:00~ 


◆予定演技構成

羽生結弦選手
19 NHK  プログラム構成 結弦

山本草太選手
19 NHK  予定構成 山本草太


島田高志郎選手
19 NHK  予定構成 島田高志郎



男子SPリザルトページ⇒http://www.isuresults.com/results/season1920/gpjpn2019/data0103.htm
 (競技開始後は自動更新します)


NHK sports online では現在進行形で、演技構成と得点を見ることができます。

テレビで演技を見ながらみると、とても分かり易いと思います。


どうか羽生選手が思い描くとおりのよい演技ができますように。

19 NHK  公式練習 6  小海途
photo:小海途良幹




19 NHK  公式練習 cap 20


氷さん、どうかよろしくお願いします。

祈っています。



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withgoldenwings at 17:44|Permalink羽生結弦 | 2019GPシリーズ

爽やかトリオの会見録



スポニチの会見記事が素敵で3本まとめました。


羽生選手が言うべきことをはっきりと言葉にしてくれたことが嬉しい!

爽やかな男子選手トリオが素敵!


そして今回のNHK杯は本当にストレスなく観戦できそうで楽しみ!



羽生結弦、会見詳報(1)「最後まで全力で健康に」 NHK杯22日開幕

フィギュアスケートのGPシリーズ、NHK杯に出場する男子の羽生結弦(ANA)が21日、会場の札幌市・真駒内セキスイハイムアイスアリーナで公式練習を行った。12選手中11番目に登場する22日のショートプログラム(SP)に向けて汗を流し、札幌市内で会見に出席した。

19 NHK  会見 2  小海途


 ――NHK杯に向けての抱負を

 「はい。最後まで全力で健康にショート、フリーともに滑り切れたらいいなと思っています」

 ――スケートカナダでは世界最高得点に迫った。更新にも期待が高まる。羽生選手自身、世界最高得点の更新に関してどういう考えを持っているのか。更新へどこがポイントになるのか(日テレの記者の質問です。誘導尋問ですか?)

 「えっと僕自身、今言われなければ分からないくらい、世界最高得点というものを感じていました。え~、まあ今季は今季なので、昨季の点と比べてもしようがないなと自分は思っていますし、まあルール自体も大幅に変わっているので、まあ細かいところかもしれないですけど、僕たちにとってはすごく大きく変わっているところがあるので、まあ昨シーズンは昨シーズンなので特に気にしてないです。ただ、今シーズン、一番点数出しているのは僕だという自信はありますし、やっぱりそれを超えなきゃいけない、超えたいという気持ちはしっかりとあります。え~、まあそれはプレッシャーでもあると思いますけれども、まあみなさまも期待してくださることだとは思いますけれども、ただ、結果としてついてくるものだとやはり思っているので、とにかく、まあその期待に応えられるように、まあ自分自身1つ1つ丁寧にいろんな物を感じながら準備して、最終的に演技内容としていいものが、自分が思い描くいい演技ができたらいいな、という風にまずは思っています」

19 NHK  会見 1


 ――スケートカナダでは自分のやりたい演技と点数が結びついたと言っていて、自信になった試合と思うが、今回、演技の内容はどんなことをテーマに

 「はい。まあ、こないだとあまり変わらないです。やっぱり自分がやってきたことが自信になったということは、まあ自分の道を突き進んでいいんだっていうようなことだと思っているので、しっかり自分の道を突き進んで、まあそれを目指して、しっかり練習してきたと思うので、う~ん、そうですね、しっかりトレーニングしてきたこと、練習してきたことが実を結ぶように、まあここでの調整というものを1つ1つ感じながら、もちろん練習は練習で大事なんですけれども、本番は本番なので、やっぱり本番でしっかりいいものが出せるようにしたいなというのが一番ですかね。とにかく、スケートカナダと比較してしまいたくはなるんですけれども、まあそれよりも、今回は日本でやる、札幌でやるNHK杯なんで、まずはこのNHK杯という雰囲気を感じながら、またこの札幌の会場だったり、リンクの感覚だったりそういうものを感じながら、ここで最高の演技ができるようにということを意識して頑張りたいと思います。ありがとうございます」

19 NHK  会見 3


 ――最初に健康で、という話があった。今季怪我しないためにやっていることはリンクの内外であるか

 「とにかく、自分がどれくらいジャンプの本数が必要なのかだったりとか、あとは氷上ですべきことは何か、陸上ですべきことは何か。陸上では何ができるか、氷上では何ができるかってことをすごく綿密に考えているなとは思います。もちろん、計画通りにいかないのが人生だと思っていますし、あの、いろんなことはやっぱり計画通りいっているわけではないですけど、それでもある程度、自分の中でこの感触の時はこれくらいできるなっていうことをまた改めて、怪我や病気を通して、そういう経験を通して感じてはいるので、やっぱりその経験値を生かして自分にリミッターをかけるというか。そういうなんか、あんまりネガティブなものではなくて、ポジティブなリミッターをかける。氷上でのリミットをかけて、陸上でやれることをやるっていうようなことをちょっとずつ増やしてはいるかなと思っています」

19 NHK  会見 5


 ――GP2戦目にどんな思いに自分を押し上げてきたのか。集中的にやっている練習は?なにか新しいことを取り入れることがあるのか

 「今回はスケートカナダ終わってから、基礎的なところをしっかり積み上げてこられたかなと思っています。まあ特に何かを変えるわけではないんですけれども、まあしっかりと土台をしっかり作って、体力をしっかり整えて作って、この試合までこられたかなと思っています。コンディションもすごくいい状態でこられたと思っていますし、調整という意味でもいいものができたかなという風に思っているので、同じ内容かもしれないですけれども、よりよいものを目指して練習はしてきました」 

19 NHK  会見 6


羽生結弦、会見詳報(2)島田、山本への助言「出し切ることの大変さ感じて」

 ――山本選手が羽生選手からどういうところを学びたいかというところを話していただいて、羽生選手にひと言お返事いただければ 

(山本「言い出したらキリがないんですけど、試合であの構成で完璧な演技をするのは本当に難しいと思いますし、それをどの試合でも安定してできるというのは、その裏にすごい努力があるのかなと思いますし、それに少しでも近づけるように、全然戦えるとかって立場じゃないですけど、目標というか憧れとして僕も頑張りたいと思います」)
 「(島田、山本に視線を向けられ)なんで見るんだろう、はは。でも、僕もシニアにデビューしてからもう10年たちますけど、まあシニアにデビューするのがすごい早かったんで、ジュニア2年しかいなかったんで。まあその時もすごく、自分自身すごい緊張しましたし、自分はNHK杯が最初のグランプリでしたけれども、まあ4回転初めて降りたりとか、そういった思い出もありますし、でも、体力とかも全然なかったですし、まあ自分は戦えるレベルではなかったので。なんか、高志郎くんもね、さっき言ってくれてましたけど、あの控え室の時に、控え室にいる時に、公式練習終わった後に緊張して足が震えてたとかって言ってて、あ~そうなんだと思って、ゴメンねと思いながら、はは、でも、なんかやっぱりシニアの試合だからこそ感じられることってすごいいっぱいありますし、グランプリだからこそ感じられるものってたくさんあると思うので、そこで出し切ることの大変さとか、どれだけ世界との差があるかっていうのをまた感じながら練習頑張ってください。試合頑張ってください」

19 NHK  会見 7

 ――これまでNHK杯で何度か当時の最高得点を更新してきたが、相性の良さや感じるものは

 「特にないです。えっと、やっぱり試合は試合なので。どんな時でもどんなシーズンでも、やっぱりまあNHK杯というタイトルがあるだけで、やっぱりその時期にある試合というような感じなので。もちろん自分にとっては思い入れはありますし、思い入れもすごく強いんですけど、ただ、今回は今回なので。今回また自分がいい演技をして、今まで自分が培ってきたものがしっかり出せて、その上で最終的にそれがしっかり評価された状態で更新できればいいなとは思いはするんですけれども、特にこれだからということはないですね。実際に、大幅なジャッジのルールの変更があって、まあ4分30秒から4分になって、その前の点数が歴代最高得点として刻まれたのは結局、グランプリファイナルですし、だからNHK杯だからということはないですね。ただ、きっかけとしてものすごくあのときの2015年の長野の演技っていうのは、自分にとっても大きなきっかけでしたし、ここまで頑張らなきゃいけないっていうプレッシャーをずっと感じられることができるきっかけにはなっているんで、しっかり頑張りたいなとは思います」

19 NHK  会見 8


 ――試合に向けての集中の仕方を変えたとカナダの時に言っていた。きょうも非常に落ち着いていた。試合への入り方、確立されてきた、固まってきた部分は(最後の質問はマガジンの山口さん)

 「えっと、あんまりなんか意識してリラックスしていたわけではないですね。どちらかというときょう、初日の練習だったので、割と刺激を強めに入れたつもりではありましたし、あとは、まあちょっとつまづいたりとかね、あったんで、ちょっと自分に下手くそだなと思って笑っていただけで、特になんかリラックスしようという感じはなかったです。ただ、あしたに向けてとか、今この瞬間に自分がしゃべっていることとか、そういった時にはやっぱり、その1つ1つっていうことをすごく意識して今いますし。やっぱり、この瞬間にしか感じられないことだったりとか、この瞬間にしかできないことって絶対にあると思うので、ある意味、今もうすでに試合のための準備をしているというか。もちろん、リラックスはしているんですけれども、その中でまた今回は今回で、スケートカナダというプレッシャーとグランプリファイナルというプレッシャーと怪我をしたくないという、自分への暗示みたいなのものがすごいごちゃごちゃになっているので、ある意味また違った集中方法じゃないといけないと思っていますね。だから、またそれを1つ1つ感じながら、何を今すべきなのか、何をしなきゃいけないのか、そういうことを1つ1つ考えながら行動していきたいなっていうのが今回、すごく思っていることです、ありがとうございます」

19 NHK  会見 10



19 NHK  会見 1 小海途

爽やかな会見でした。

19歳の山本草太選手と、18歳の島田高志郎選手という後輩たちの羽生選手に対する憧れは、かつて羽生選手がプルシェンコさんに抱いたものと同じものなのでしょう。

羽生選手がプルシェンコさんと同じリンクに立っているだけで嬉しくてたまらなかったように。


2014 ソチ 練習 2


2014 ソチ 練習 1
この頃のようにね。


山本草太、憧れ羽生結弦に「近づけるよう」、島田高志郎「アピールできたら」


フィギュアスケートのGPシリーズ、NHK杯(22日開幕、真駒内セキスイハイムアイスアリーナ)に出場する男子の山本草太(中京大)、島田高志郎(木下グループ)が21日、会場での公式練習で調整し、札幌市内で会見に臨んだ。

 山本は羽生結弦(ANA)とシニアで初めて同じ試合に出場。憧れの存在へのリスペクトを口にした。「試合であの構成で完璧な演技をするのは本当に難しいと思うし、それをどの試合でも安定してできるというのは、その裏にすごい努力があるのかなと思う」とした上で「少しでも近づけるように。全然戦えるとかって立場じゃないけど、目標というか憧れとして僕も頑張りたい」と気合を入れた。


島田も公式練習で羽生と同じリンクで滑って舞い上がったようで、「現実世界に自分がいないんじゃないかと感じたので、少し自分に腹が立った」と苦笑いする一方、「自分の存在を日本中、世界中にアピールできたら」と闘志を高めた。


会見動画こちらからどうぞ。

19 NHK  会見 11


羽生選手はあの残念なNHKの解説を念頭において話していたと、私は勝手に解釈しています。
言葉や表情のちょっとしたニュアンスで、それを分からせる羽生選手の爽快さと凄みのMIXが最高!

        

今度こそようやく羽生選手を継承してくれそうな後輩たちが育ってきてくれて、羽生選手も嬉しく思っているんじゃないのかな。

このNHK杯で羽生選手に触発されてよい演技ができますように!


19 NHK  会見 3 小海途

19 NHK  男子SP スケジュール


3人共頑張ってね!!!


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withgoldenwings at 05:21|Permalink羽生結弦 | 2019GPシリーズ

2019年11月21日

11月21日公式練習ドキュメント



外出している間に、公開練習がライブ配信されていたなんてーーー!

知らなかった!残念!!!

動画配信お願いします!


そしたら女神様が・・・ありがとうございます。



写真も続々と入ってきました。

会場入り。

19 NHK  会場入り 2

ジスランコーチと共に、紅葉と雪が残る道を通って会場へ。
後ろに見えるのはジェイソン・ブラウン選手ですね。


19 NHK  会場入り 1



19 NHK  会場入り 4



19 NHK  会場入り 3

アスリートにイケメンなんて言葉は不似合いだと思うけれど、言っちゃうよね 
「イケメン3人組」

後輩は二人共先輩よりも背が高いのかな。でも先輩の顔の小さったらない。

写真はニッカンの記事より。


スポニチ小海途さんからも素敵な写真が。

19 NHK  公式練習 1  小海途



19 NHK  公式練習 3  小海途



19 NHK  公式練習 2  小海途


SP滑走順はこのようになりました。

19 NHK  SP滑走順

山本選手は第1グループ4番滑走、島田選手は6番滑走です。

そして羽生選手は第2グループで11番滑走です。


19 NHK  SPドロー




公式練習ライブが見られなかった人のために、スポニチさんが分刻みの公式練習ドキュメントを作ってくれました。

フィギュアスケートマガジンの山口さんの手法ですね。
マガジンの記者座談会には小海途カメラマンも参加しているし、スポニチとマガジンは深い関係なのかな。

羽生結弦、北の大地で指導 11月21日公式練習ドキュメント



(一部だけ抜粋)
▽14:39 オーサー・コーチがプーさんのティッシュカバーをフェンスに置く。


▽14:40公式練習がスタート。ジャンプしながら勢いよくリンクに入り、両手で氷を触る。名前が読み上げられると歓声が沸き、オーサー、ブリアン、ウィルソンの3コーチも拍手する。

▽14・41 ゆっくり滑り込む。両手で氷に触れ、リンクのコンディションを確かめる。

▽14・43 ブリアン・コーチと話す。ドリンクを飲んで再び滑り始める。

▽14:44 3回転ループを決める。右大腿部を右手で叩く。▽14:45 1回転ルッツを跳び、感触を確かめる。その後に3回転ルッツに成功。

▽14:45 ジャパンの白ジャージーを脱ぐ。ジャージーを渡されたブリアン・コーチは丁寧にたたむ。

▽14:46 4回転トーループを鮮やかに成功し、その後に踏み切り位置を確認する。

▽14:47 4回転トーループ―1回転オイラー―3回転フリップのコンビネーションに成功

▽14:48 トリプルアクセル―3回転トーループをクリーンに決める。オーサー、ブリアン両コーチと話す。

▽14:50 トリプルアクセル―3回転トーループを決めた後、両手を腰に当てて考えを巡らせる。

▽14:51 4回転サルコーに成功

▽14:52 ドリンクを口に含んだ後、ブリアン・コーチと会話。リンク上で右手を首に当てる。

全文はこちらから読んでくださいね。



19 NHK  公式練習 4  小海途

3コーチ揃って来て下さって心強い!


19 NHK  公式練習 5  小海途

プーさんと羽生選手ってどうしてこんなに似合うのだろうか。

羽生選手の調子はとても良い状態のようですね。

明日の公式練習はライブ配信あるのでしょうか。
NHKさん、事前に予告して下さいね!!


<明日の男子SPスケジュール>



19 NHK  男子SP スケジュール

<女子SPスケジュール>

19 NHK  22日 女子SP スケジュール
紀平選手、最終滑走です。
こちらも見逃せません。


<TV放送予定>

19 NHK  22日 放送予定

いよいよ始まりますね。緊張してきました。

IMG_0007

ここでどんなドラマが起きるのか。



ガーナチョコの可愛い動画や写真がいっぱいですね。
でも、手が回らない。
ロッテさん、発表時期考えてくださ~い。

19  ホットガーナ 2



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withgoldenwings at 17:57|Permalink羽生結弦 | 2019GPシリーズ

羽生選手帰国と日本男子三人組



お帰り結弦くん!






元気そうで安心しました。

19 NHK  帰国

マスクでインフルエンザ対策もしっかりと。

19 NHK  帰国 3



いい感じに調整はしてきました。

一生懸命頑張ります!



今日の公式練習の曲かけ順

19 NHK  21日 公式練習 男子

第一グループの4番が羽生結弦選手、5番が山本草太選手。6番が島田高志郎選手と続きます。


今回のNHK杯は結弦くん、草太くん、高志郎くんという、私的には日本男子ベストスリーが揃います。

19 NHK  1


特に、草太くんが結弦くんと同じ試合に出場できるっていうのが特別嬉しい。



19 NHK  9

またこんな場面が見られるといいな。



3人のSP・FSの予定プログラム構成はこのようになっています。

◆羽生結弦選手
19 NHK  プログラム構成 結弦

スケートカナダと同じ構成です。
さらに磨きがかかっていることでしょうね!


◆山本草太選手
19 NHK  予定構成 山本草太

ショートは羽生選手と同じく4S、4T-3T、3Aというジャンプ構成、フリーでも4回転3本と3A2本という野心的な構成。
本当によくここまで戻して来てくれたなぁと感慨深いです。


◆島田高志郎選手
19 NHK  予定構成 島田高志郎

4Sと4Tという2種類の4回転と3Aで先輩たちを追いかける頼もしい18歳。
今シーズンはシニア1年目ですから、これからが楽しみです。


今日の練習はテレビ放送はありませんが、ニュースやワイドショーなどでは流れる可能性がありますね。


◆明日からの競技日程

【11月22日(金)】
12:30〜  アイスダンス リズムダンス
14:20〜  ペア ショートプログラム
16:55〜  女子シングル ショートプログラム
19:05〜  男子シングル ショートプログラム

【11月23日(土)】
12:15〜  アイスダンス フリーダンス
14:35〜  ペア フリー
16:50〜  女子シングル フリー
19:25〜  男子シングル フリー

【11月24日(日)】
12:00〜  エキシビション



今年のNHK杯は女子も豪華メンバー

19 NHK  17_Fotor_Collage


アイスダンスも楽しみ!
19 NHK  7

いつもはほとんどテレビを見ない生活ですが、今週末はテレビ浸りになること必至です。


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2019年11月20日

NHKの解説が残念


昨夜のNHK NEWS9より。

pinoさんより動画、感謝してお借りしました。
いつもありがとうございます。
 


前回出場した2016年から3年ぶりに帰って来るNHK杯。


NHK News9  0


NHK News9  1

「自分が期待されているものってやはりあまりにも大きくて、

まぁ、自分自身が期待するものもそれ以上に大きくて…」


NHK News9  2


プーさんにあいさつして、リンク中央に飛び出していく。

NHK News9  3



NHK News9  4


322.59点は新ルールでの自己ベストであるだけでなく、今シーズンの最高得点でもあります。

どうしてNHKはそれに触れようとしないのかな?



NHK News9  5



NHK News9  6

話す時、無意識にこの手の形になることが多いですね。ハート?桃?


NHK News9  7

「昨シーズンまでは割ともっとなんか、プルシェンコさんに寄せてたっていうか、
色々プルシェンコさんの演技を見て、こうしたいとか、ああしたいとか」



NHK News9  8

「今シーズンはなんか、自分が自分のプログラムとしてやって、

NHK News9  11


それをプルシェンコさんが、見た時に、
ハッピーだって言ってもらえるものにしたいなっていうのが強いですね」



確かに昨シーズンはプルシェンコさんの『ニジンスキーに捧ぐ』を踏襲するという感じが強く出ていましたが、今シーズンは羽生結弦のオリジナリティー色が強くなっています。

より優雅に、より耽美的に、そして弓がしなるようにより強く。



NHK News9  12



NHK News9  13

「自分の期待する自分の理想に、

NHK News9  14

毎日近づいて行けたらいいなぁって思いが、あります」


NHK News9  15

自分に一番期待しているのは自分なんだって分かってる。

理想を語る時はどこか遠くを見ている目になるね。



NHK News9  16

「今回の会場が、優勝できたところでもありますし、ちゃんと出て、まずは健康であって、

NHK News9  17

ちゃんとその後の試合にも続くような演技がまずできることが一番かなぁとは思ってますし、

NHK News9  18

まぁその上で最高の演技がしたいなぁって思います」

「ちゃんと出て、健康であって」
という言葉に泣ける。
本当にこの2年間は怪我で苦しんだもの。



NHK News9  19


羽生選手の気持ちには全面的に共感するけれど、

しかし、NHKの解説の仕方は納得できないな。

どうして「今年3月の世界選手権ではアメリカのネイサン・チェン選手に20点以上の差を付けられて銀メダルだったんです。ただ、先月のカナダ大会ではジャンプの難易度と質を上げまして、そのチェン選手が持つ世界最高得点にあとわずかまで迫っているんですよね」と言いながら、

カナダ大会ではそのネイサン・チェン選手の今季パーソナルベストに20点以上の差をつけて、ショート、フリー、トータルの全てで、今シーズンのベストスコアを上げていることには言及無し。

残念ながらこういう報道の仕方を見ると、NHKも全面的には信用できない感を拭い去ることはできません。

「NHK杯でもおかしな報道をなさいませんように」と、申し上げたいです。



因みに、

昨シーズンの羽生選手トータルベストスコア:300.97、ネイサン選手:323.42
その差は22.45点←これだけ強調

今シーズンの羽生選手トータルベストスコア:322.59、ネイサン選手:299.09
その差は23.50点←これは無視


ISUスタティスティクスより

・今シーズンのベストスコア:TOTAL
http://www.isuresults.com/isujsstat/sb2019-20/sbtsmto.htm
・今シーズンのベストスコア:SP
http://www.isuresults.com/isujsstat/sb2019-20/sbtsmsp.htm
・今シーズンのベストスコア:FS
http://www.isuresults.com/isujsstat/sb2019-20/sbtsmfs.htm



いよいよ今日は非公開練習、明日からは公式練習が始まります。

なんかそわそわして落ち着きません。

でも、羽生選手は落ち着きはらって勝ちに行くのです。



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2019年11月19日

織田さんを信じてる





関西大学スケート部コーチの濱田美栄コーチを相手取って、遂に訴訟に踏み切った織田信成さんのニュースは、昨日から今日に懸けて、全てのニュース番組が取り上げています。


ノブ君ブログ カバー


でも、まず織田さん自身がブログに書いていることを確認することが一番先です。

10月4日付けの記事です。

『嫌がらせ・モラハラ行為について』




訴訟などとは最も遠くの位置にいるように思えた、いつも穏やかな織田さんが、これほどまでにするということは、何か尋常でない事態が起こっていたのだだと想像されます。



解説者としても、タレントとしても、地位を確立している織田さんならば、関西大学スケート部の監督を辞任して、今まで通り活躍を続けることに何の問題もないにも拘わらず、敢えて自分の社会的立場を賭してまで訴訟に踏み切ったのです。

自分がそこから逃げることでこの問題を無かったことにするのは、織田さん自身の使命感、正義感がそれを許さなかったのだと思います。



濱田コーチの、宮原知子選手、紀平梨花選手、という女子トップ選手のコーチという立場と、織田さんの大学スケート部監督という立場は、全く違ったものであり、濱田コーチがどんなに一定の選手のコーチとして実績を上げていたとしても、織田さんの大学スケート部統括者としての方針には従うべきだったと思います。

特に学生が部活に打ち込むあまり、成績不良だったり、留年したりということは、大学のスポーツ部のあり方としては本末転倒なのは間違いありません。

大学卒業後もスケート関連の仕事につけるのはごく一部の学生に限られることを考えれば、織田さんが学生の将来まで見据えて、適切な大学スケート部の在り方を追求してい行こうとされたことはまっとうなことだと思います。


濱田コーチは、自分の生徒が実績を上げていることで、何か自分が特別な存在のように勘違いされてるのではないでしょうか。

生徒の実績は生徒のものであり、コーチはその成績に大きな貢献をしていたとしても、それをもって自分は特別だと考えてしまっては、傍から見れば思い上がりにしか見えません。


関西大学の織田さんに対する対応にも誠意が見られません。

最初は辞退するつもりで、むしろ濱田コーチを監督として推薦までしていた織田さんを、いわば口説き落として監督に就任してもらったという経緯にもかかわらず、織田さんの学長への直接の訴えにもおざなりの対応しかなされなかったということです。


関西大学は今回も下記のような的外れなコメントを出しています。

「2019年11月18日に、織田信成氏が本学体育会アイススケート部コーチを相手取って大阪地裁に損害賠償請求訴訟を提起したと聞いていますが、訴訟の内容については承知しておりませんので、コメントは差し控えます」と記載。また「現在、アイススケート競技がシーズンに入り、多くの選手が、練習とその成果の披歴に懸命に取り組んでいるこの時期に今般の提訴がなされたことは大変残念です。本学としては、これまで通り学生、生徒、児童の静謐な環境の維持・向上に取り組んでまいります。何卒ご理解のほど、よろしくお願い申し上げます。(原文ママ)」(デイリー記事より抜粋)

アイススケートシーズンであろうがなかろうが、それと今回の問題とは関係ありません。練習は一年中行われているのですから。
関西大学は、学生の学業や未来よりもスーケートの成績の方を重要視しているのだなと思ってしまいました。


かつてスター選手であった、織田信成さんは立派なフィギュアスケート解説者になったものの、再び現役復帰した高橋大輔選手は迷走中で先が見えず、それゆえに現在の花形選手である紀平選手や宮原選手を手中にしている濱田コーチには何も言えないのだとしたら、関西大学の大学としての評価そのものを下げてしまうことになるのではないでしょうか。



訴訟準備のために今は明らかにされていない事実も多々あるのだと思います。
これをきっかけに、フィギュアスケート界の様々な問題が明るみに出てくれることを望んでいます。

勇気を出して声をあげた織田さんを孤立させないために、ぜひ事情を知る関係者の方々には証言すること、また証人となることを恐れないでほしいと思います。


私自身はどこまでも織田さんを信じて、この訴訟の行方を見守りたいと思っています。



織田さんに一日も早く、いつもの明るい笑顔が戻りますように。


ノブ君 監督就任時


そしてトリノ・グランプリファイナルの解説も楽しみにしています。



10月3日の過去記事ですが、何かの参考になれば。
よろしければお読みください。



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2019年11月18日

ヒロイック




昨日、ラファウ・ブレハッチのピアノリサイタルに行ってきました。 


都内の会場は満席でチケットが取れず、よこすか芸術劇場まで行ってきました。



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2005年、第15回ショパン国際コンクール優勝。(受賞当時20歳)
マズルカ賞、ポロネーズ賞、コンツェルト賞、ソナタ賞(クリスチャン・ツィンメルマンにより創設)、オーディエンス賞と全てを同時受賞。同世代で最高のショパン弾きと称される。
(リサイタルパンフレットより)



あるインタビューの中で、彼はこのように答えています。


ー今後、コンサート・ピアニストとして、これからやっていく上で、勉強しなければならない、身につけなくてはならないと思うことは?

ラファウ:僕はありのままの「ラファウ・ブレハッチ」でありたい。ショパンを演奏する時も、ラファウ・ブレハッチの中のショパンを演奏しています。
演奏する時は、その曲を愛し、ピアノと同一化し、曲の感情全てを表現することだけ考えています。
それは技巧的なこと全てが100%完成されていないとできません。


「演奏する」を「滑る」に変え、「ピアノ」を「氷」と言い換えれば、羽生選手の言葉と言っても、違和感がありません。


一流のアーティストが言うことは似通っていますね。




最後の曲は、ポロネーズ第6番変イ長調Op.53
『英雄ポロネーズ』として有名な曲です。

いつか羽生選手に滑って欲しいと、ずっと思っている曲です。 


最近は歌詞付きの曲が使われることも多く、エキシビションやアイスショーならいいのですが、競技用にするとエンタテインメント性が強くなってしまうことと、また歌詞によってイメージが固定化されてしまいちなので、むしろ歌詞のないクラシック音楽の方が、観る人の想像力を喚起すると思うのです。


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なので、私はクラッシックかインストゥルメントの方が好みです。








羽生選手は「英雄」に違いないと思いますが、本人がちょっと照れ屋さんだから、原題どおり『ヒロイック』の方がいいかもしれません。


曲を聴くだけで、頭の中では羽生選手が滑りだします。

いつか、この曲で是非滑ってほしいとまた改めて思いました。



今週末はいよいよNHK杯!

男子シングルの最初の公式練習は11月21日(木)14:40~16:10
ということは、遅くとも明日くらいには帰国でしょうか。
それとももう帰国しているのか。

NHK杯タイムスケジュール⇒ http://www.isuresults.com/schedules/2019NHK_ColouredTimeSchedule.pdf

心臓がドキドキします


そして今日はMemorialの発売日。




19 スケカナ スポニチ 長久保 1


早めに本屋さんに行かないと!



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