2019年02月
2019年02月16日
愛しのナルシス
水面に映った映った自分の姿に見入って 湖に沈んだというナルシス
あまりに美しい自分の姿に魅せられて恋をしてしまったのです。
鏡の無かったギリシャ神話のお話です。
結弦君は現代のナルシスとも言えるかもしれません。
一度でも見た人を魅了して、底なしの湖に引き込んでしまうから。
そして自分自身を誰よりもよく見つめてるから。
結弦君は 『羽生結弦』の1番のファンなのです。
『羽生結弦』のプロデューサーでもあり、理想のスケーター『羽生結弦』像を自分で創って、それを現実化しようとしているのです。
だから一番強くて一番美しいスケーターでありたいのです。
ナルシストなんて呼び方をするのは、たとえ近くにいたことがあったとしても、全く彼を理解していなかったということではないでしょうか。
こんな時代もあったのに。
史上最高のスケーターとまで呼ばれるようになった、かつて一緒に戦っていた友を表すのにナルシストって?
村上さんなら、他に言えること沢山あったのではないかな?
せめて「羽生結弦はナルシスなんです」って言ってほしかった 。
「ナルシスト」ではなくて。
愛しのナルシス
それなら納得できます。
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冬の王者と夏の王者
冬季オリンピックの種目で一番好きなのはもちろんフィギュアスケート。
夏季オリンピックの種目で一番好きなのは体操。
今日で平昌のSPから丁度1年目。
なので、冬の王者の戦いを夏の王者と共に振り返ってみました。
テレビ番組は見逃してしまったので、動画で見たのですが、
羽生結弦が冬の王者としたら、夏の王者は内村航平だというのはだれも異存がないと思います。
羽生結弦が平昌で66年ぶりのオリンピック連覇なら
内村航平はリオで44年ぶりのオリンピック連覇です。
羽生結弦24歳
夏の絶対王者が名勝負として選んだのは平昌オリンピックの羽生結弦の演技
丁度1年前の今日、2月16日
羽生選手の痛みと辛さを多分一番よく理解できる人
オリンピックの前年の11月、羽生選手は右足首靭帯損傷
そして内村選手は同年10月に左足首靭帯損傷という同様の怪我を負っていた
しかし羽生の姿は内村の想像とはまるでかけ離れたものだった
Q: どうして久しぶりの試合オリンピックでこんな演技できたんですか?
ーまぁ僕はオリンピックを知っていますし
見てて意味が分かんなかったです
普通にやってますやん、っていう・・・
そう、その通りですよね
強さと美しさを両立させ
己の限界に挑戦する二人の王者
羽生自身も内村の体操に強い共感を抱いている
演技のスタイルが似ている二人
美しく 強く
挑戦して難しいことをやってるんだけれども、完璧にやり遂げる
それが冬の王者と夏の王者の共通点
もう謎でしかない
ああ、もうこれは取るなっていうか
確信してました
練習を積んできましたっていうオーラって言うよりかは
金メダル取るためのオーラまとってきましたっていう演技だったんですよ
本当に凄まじく美しく
凄まじく強かった
自分もまたね こういう風になっていかなきゃならないんだよなっていうことを あの姿を見てそう思いました。
2020年の東京オリンピックを目指している夏の王者
果たして冬の王者の視界には2022年が見えているのでしょうか
私たちは
まだ終着点の見えない旅の途中です。
今夜は 去年の今日
胸を震わせながら見ていた
あのバラード第1番を見てから眠りにつこうと思います。
そして明日は羽生選手2度目のオリンピック金メダル記念日ですね。
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2019年02月15日
YUZURUが表現するあなたの1週間
YUZURU HANYUが表現するあなたの1週間
また1週間が始まる
月曜の朝はちょっと辛いな
火曜日は快調に仕事はかどる
週の真ん中水曜日は心静めて
あと一日だ頑張ろうと木曜日
やっと今週も終わったね!と金曜日
土曜日はゆったりとした気分で過ごす
楽しい週末はあっという間に終わり
ああまた来週も頑張らなくちゃの日曜日
・・・なんて色々勝手に想像してみる。
オリンピックチャンネルのインスタグラムより
https://www.instagram.com/p/Btv8WBQC_N_/
ループが止まらなくなります
今日は午前中に本屋さんに行って高山さんの新著『羽生結弦は捧げていく』を買い、
急いで帰ってきて12時からのさいたまワールドの公式練習チケット先着順にトライする予定。
しかしどの日の、どのリンクのチケットを買ったらいいのか分からない。
そして、そもそもまたネットに接続すらできないんじゃないかと心配!
繋がったと思ったら「予定枚数終了しました」が常だから。
でもとにかく挑戦してみよう!
なにしろまだワールドのチケット1枚もないのだから。
どうか1枚でも手に入りますように
こちらは無事バレンタイン当日にお迎え出来てよかった!
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2019年02月14日
バレンタインは金メダル記念日
今日はバレンタインデーですね。
そしてまたソチの金メダル記念日でもあります。
2014年2月14日
忘れもしないソチオリンピック のフリーの日でした。
金メダル決定の瞬間です。
「勝っった!」
最終成績を映すモニターを見てもまだ信じられない結弦君
I'm the first ?
I'm the first ?
周囲の人に2回聞いています。
Oh my God !
と言っていましたね。
動画も
なので、私にとってはバレンタインデーというよりも、金メダル記念日なのです。
先日新宿を通った時に撮影した結弦君。
多くの芸能人の中に混じっても全然負けない美しさと存在感でした。
元々バレンタインデーは、ローマ時代に結婚を禁じられていたローマ軍兵士とその恋人たちの結婚式を、皇帝の命令に背いて執り行い、その罪により処刑されたというバレンティーノ司祭を記念した日といわれています。
そのイタリアでは、バレンタインデーは男性から愛する女性に花を添えてプレゼントを贈る習慣で、その日は街では1本の赤いバラ、あるいは大きなバラの花束を抱えた男性がたくさん見られます。
花屋さんは軒並み赤いバラをどっさり仕入れ、売り切れて手に入らなかったら愛を疑われてしまう男性は、急いで花屋の店先に向かいます。
バラに添えてチョコレートを贈ることもありますが、それよりもアクセサリーとか、香水とかを贈り物にすることが多いです。
カップルでプレゼントを交換することもありますが、普通は男性から女性に贈ります。
そんな訳で、おそらくバレンタインデーに世界で一番幸せなのは日本の男性だと思われます。
私としては73%の方と同じく、自分にチョコを買ってしまいましたー
バレンタインデーが過ぎるとそろそろ春の気配がしてきますね。
春を呼ぶ結弦くん
春を待つ。
結弦くんを待つ。
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2019年02月13日
スポーツとしてのフィギュアスケート
昨日の記事、『採点の透明性を求めたい』には多くの拍手をいただきありがとうございました。
多くの方が同じ思いを抱いていることが、やがて採点方法の改善につながっていけばいいなと思っています。
NBC Sportsに掲載された英文の元記事の全訳をして下さった方がいます。
迅速なお仕事に感謝して一部引用させていただきます。NBCSportsの原文はこちらです。
(きゅーさんのTwitLongerより)
「真実がみえないのなら、どうやって真実を判定するのでしょう?測定するのなら、最良の機械で測定するべきです。」とクラールは言う。
パトリック・チャンの元コーチで、自身も1964年の五輪代表であるクラールは、ISUはスケーターのジャンプをレビューするためにジャッジが使用する機器に投資すべきだと信じている。
「彼らはスケーターのキャリアを左右する劇的な判定をするのに相応しい機器を使用していません。スケーターの人生がかかっているのだから、ミステリーではなく正確な機械を探すべきです。」
ISUは、ジャッジパネルの右側に設置された1台のHDカメラを操作するためSwiss Timingを雇っている。テクニカルパネルのメンバーがリプレイを必要とすれば、このカメラから撮影された動画が提示される。このリプレイ動画は報道には公開されていないため、ライストやテレビで観戦している観客は、あらゆる角度から撮影された違う動画を見ていることになる。
USジャッジでもあり、テクニカルパネルのデータリプレイオペレーターでもある航空宇宙工学科学者のジョージ・ロッサーノは、テクニカルパネルが正確に判定するためには現在の機器は時代遅れである、とクラールに同意する。
iceskatingtnl.comを運営するロッサーノは、「パネルは判定不能な時は、「スケーターに有利に解釈しよう」と言います。けれど、相応しくないジャンプに点数を与えては、他の選手にとって不利益になります。特に四回転では。」と話す。
ISUは、なぜ高解像度カメラに投資しないのか?それは費用面の問題かもしれない。ISUのチャンピオンシップ、GPS、CSに最先端の高解像、高スピード機器を導入するには、何十万ドルもかかる。
反論もある。回転不足を取られることのない選手たちのジャンプも、全てこの同じHDカメラで撮影されているのだ。
そして、コーチたちは何を望むかを注意深く考えた方が良い。高スピードの機器は、もしかしたら今はほとんど問題とされないプレローテーションを含むジャンプの他の問題点を浮き彫りにするかもしれない。
それでも、クラールは正確性が最も重要だと主張する。
「スポーツを測定するのなら、測定するのにふさわしい機器を使用するべきです。トウが氷に触れてからトウが回るまで、きちんとした機器がなければ正確な判定はできません。高スピードカメラ、それで話は終わります。こういうものを測るためのカメラは存在しますから。」
翻訳全文はこちらからお読みください。
これが事実なら、フィギュアスケートはスポーツとは言えないですね。
速さを競う競技には正確な時計が必要であり、飛距離を競う競技には正確な測定機器が必要です。
ところがフィギュアスケートには技の正確さを確認する手段が用意されていないということです。
だから時としてミステリーのような採点が出てくるのですね。
毎日毎日汗と涙と、時には血を流しながら練習に励んでいても、競技会では技を正確に判定する手段は用意されておらず、ジャッジの小手先ひとつで点数をつけられる選手の身になって考えたら泣けてきます。
これでは有能なアスリートはフィギュアスケートという種目を選ばなくなってしまうでしょう。
高スピード高解像度カメラの導入にかかる費用の問題もあると言及されていますが、これは数十万ドル、つまり数千万円の費用がないなどという言い訳が通用するような問題ではありません。
他のスポーツは次々とハイテクノロジーを導入する中で、
他の費用を削ってでも、これは優先順位1位の案件だと思います。
フィギュアスケート大会の常連スポンサー企業には世界のトップカメラメーカーであるCANONさんがいます。ISUには直ちにCANONさんに相談に行ってほしいものです。
昨日の記事にも書いたように国際体操連盟は富士通と協力して採点支援システムを開発しました。
ISU(国際スケート連盟)はCANONと協力してジャッジに採点支援システムを提供するということになれば、日本企業がフィギュアスケートに貢献できるチャンスです。
フィギュアスケートがスポーツであり続けるためにISUは一刻も早く手を打つ必要があると強く思っています。
現在のような状態を放置するならば、フィギュアスケートはまともなスポーツとは認識されないようになり、やがてはサーカスやプロレスのような興行になってしまう可能性だってあるでしょう。
私はそんな悲しい結果は絶対に見たくありません。
今回NBCといういわゆるメジャーなメディアがこの問題を取り上げたことで、これまでフィギュアスケートファンの間で不満がくすぶり続けていたこのブラックボックスに光が当てられて、ISUが何らかの行動を採ってくれることを心から願っています。
今や肉眼と古いHDカメラの画像に頼っているISUジャッジの目よりも、テレビやウェブ動画を見ている視聴者の目の方が真実を知っているのです。
完璧な技術に基づいた芸術的なフィギュアスケートを目指す選手たちの努力がどうか報われますように!
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2019年02月12日
採点の透明性を求めたい
四大陸選手権が終わり、いよいよシーズン最大のイベント、世界選手権を待つばかりとなりました。
しかし採点競技ゆえ、今回の4CCでもつけられた点数には???なところも感じました。
羽生選手自身は自分に与えられた点数に不満を表明したことはありません。
ただ圧倒的に勝つことを目指すのみ。
しかし、試合の度に採点の不透明さに関する議論が沸き上がるのでは、勝った選手も負けた選手も気持ちの良いものではないと思います。
いつもタイムリーなトピックを提供して下さる林檎の花さんのツイッターからお借りしました。
>ISUは、スイスのタイミング担当者を採用し、審査パネルの最前列の席の右側にある1台のHDビデオカメラを操作しています。テクニカルパネルメンバーがリプレイを必要とする場合、彼らはこのカメラで撮ったビデオを提供されます。
— 林檎の花 (@OTsmXxv5cC1kj88) 2019年2月11日
『この再生映像は放送局には利用できないので、ライブストリームまたはテレビを介して見ているファンは、さまざまなカメラで撮影された映像を複数の角度から見ています。
確かに視聴者のほうがスロービデオを見ているので、疑問が沸いてくるのも仕方なしのところはありますね
文はざっくりと
ジャッジ使用のビデオが古いせいでジャンプのURの見分けが正確に出来ていない現状がある。
金銭的に大変でかつ、プレロテが怪しい選手たちもいるから反対も多いため、最新の機械をなかなか導入出来ないでいる。
今は怪しい人は、疑わしきは罰せずで見逃されてる。
今後は、平等に判定できるよう最新の機器で正確なジャッジをすべきではないか、といった内容のようです。
はい。そろそろ見直しの時期に来ていると思います。体操もAIを導入。フィギュアこそこういった視点が必要だともいえそうです。できる選手がいない(少ない)なら得点を押さえればいいだけ』
********
これを読んで私はかなり驚きました!
なんとビデオ判定というのは古い1台だけのビデオの一方向からの録画を見るだけと言うお粗末な実態!
本当ですか?と目を疑いました。
「プレローテーションが怪しい選手たちもいるから反対も多いため」に見逃しを容認しているのだとしたら、ISU自ら不正採点に加担していると言わざるを得ません。
「疑わしきは罰せず」って、犯罪じゃないんですから。
いい加減にしてください!!と言いたいです。
これは一体、いつの時代の話なんでしょうか?
過去記事ですが、昨年11月23日に、『そろそろAI採点*国際体操連盟の英断』という記事を書かせていただきました。
一部再掲します。
AIで採点するしくみは
富士通が開発した採点の支援システムでは、赤外線のレーザーを発する機器を使い、選手の体とその周辺の200万か所にレーザーをあてて、選手の動きを読み取ります。
これをリアルタイムで三次元の画像に変換して、その画像から選手の骨格の動きを読み取ります。
そして、AIがデータベースに記録されている過去の演技の正しい動きと突き合わせて、脚や姿勢が曲がっていないかなどを判定します。
この仕組みは富士通が独自に開発した技術で、去年から国際体操連盟とともに世界大会などでシステムの実証実験を行い、その精度を高めてきました。
当面は審判員の採点を支援するために用いられますが、富士通では東京オリンピックが開催される2020年をめどにこのシステムで自動的に採点する技術を確立したいとしています。
富士通の阪井洋之執行役員常務は「体操は、ほかのスポーツにくらべ動きが速く、それを正しく認識するのは大きなチャレンジだったが、やる意義が高いと感じている。今回の技術を使って今後はシンクロやフィギュアスケートなど採点が必要なほかの競技でも活用できる可能性があると考えている」と話していました。
また、デモで演技を行った日本体育大学の選手は「これまでは審判から見えているところを重点的に練習していました。このシステムではごまかしがきかないので怖い面もありますが、より公平に採点が行われるのはいいことだと思います」と話していました。
いよいよAI判定が採点競技の場に登場です。
国際体操連盟の英断です。
もうこの流れは止まらないはず。
人間でなければ判断できない部分はあるとしても、少なくとも技術に関してはAI採点を導入することで、これまでのような、ジャッジの恣意的な判断は排除されることになります。
実際問題として、いくら動体視力が優れていたとしても、1秒にも満たない時間で終わる技を正確に見分けて、全ての選手に平等なジャッジングをするのは人間の能力として無理だと思います。
しかも、フィギュアスケートの場合、現在ジャッジはリンクの一面にだけ並んで、全員が一方向からだけ見ているわけで、死角になる部分もあります。
つまり非常に不完全な判定態勢だと思ってきました。
しかしAI判定導入により、少なくともスケート技術に対するジャッジングは平等になるわけですから、勝者も敗者もわだかまりなく結果を受け入れることができるのではないでしょうか。
ファンとしても、不正なジャッジによる過小評価や過大評価への心配もなく、結果を素直に受け入れることができると思うのです。
しばしば腑に落ちないジャッジングによってイライラしてきた私は、羽生選手が現役の内に、一日も早く国際スケート連盟ISUも国際体操連盟に倣い、AI採点導入に踏み切ってほしいと願っています。
そこで、初めて、「芸術は絶対的な技術力に基づいたものである」という言葉が証明されるでしょう。
gifです(もし動かなかったらクリックして下さい)
羽生選手のこんな技術がAI採点でどんな評価が出るのか見てみたいのです。
(再掲以上)
羽生選手のジャンプ、いつ見ても何度見ても惚れ惚れしますね!
11月23日の記事全文はこちらです。
そして一日も早くフィギュアスケートでも最新テクノロジーが導入され、採点がどの選手にも平等に、公正に、成されることを願っています。
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存在証明
昨日は記事をアップしてすぐに外出してしまったので、男子FSのライストもテレビ放送も見られず、演技動画を見られたのは本日午後になってからでした。
宇野選手が四大陸選手権で遂に金メダルを獲得したのですね。
おめでとうございます。
羽生選手不在、ネイサン・チェン選手不在の中、SPで4位という順位につけた宇野選手に取って、このFSは、五輪銀メダリストとしての存在証明を賭けた戦いの時だったと思います。
シニアに上がってから初めての主要大会での金メダルを獲得したことは、言うまでもなく宇野選手としては大層嬉しかったと思います。
それは宇野選手の表彰台での喜びにあふれた表情をみれば解ります。
宇野選手はこれまであまり大きな怪我もなくここまで登ってきたので、今回は羽生選手ほどの重症ではないにせよ、右足首捻挫という羽生選手と同じ個所を痛めた状態で、演技の後、氷の上に倒れ込むほど全力を振り絞って掴んだ初の金メダルを獲得したことで、羽生選手がこれまで幾多の戦いをそれ以上の怪我を抱えて勝ち抜いてきたことの凄さ、偉大さを、初めて身をもって感じたのではないでしょうか。
あと1か月余りで迎える世界選手権で、今回不在の羽生選手、ネイサン・チェン選手、コリヤダ選手をはじめとした有力選手が顔をそろえた中で、宇野選手の本当の力が試される時がやってきます。
私は羽生選手のトータルパッケージに敵う選手はまだ存在しないと考えています。
今回宇野選手はFSの最高得点を更新したわけですが、羽生選手はロステレコムでの怪我のため、まだFSで満足のいく演技を果たせていません。
SP、トータルの最高得点をキープしている羽生選手が、FSのOriginを仕上げてきたときには、誰もそれを凌駕することはできないと信じています。
今回の宇野選手の勝利によって羽生選手は更にパーフェクトパッケージを完成させる意欲が大いに刺激されたことと思います。
3月のさいたま世界選手権が益々楽しみになってきました。
最後に紀平選手が羽生選手の4回転サルコウをお手本にしているというニュースを2本。
紀平梨花、羽生を手本に4回転サルコー磨く「こういう風に跳べればいいな」/フィギュア
1月中旬から下旬にかけて標高1800メートルの米コロラド州で10日間の合宿を敢行。空気抵抗が少ないためジャンプに高さが出る同地で、4回転の強化を図った。特に成果を得たのがサルコーだ。
「4回転が割と跳べるようになった」とうなずく。昨年6月、練習拠点の関大に訪れた羽生のジャンプコーチを務めるジスラン・ブリアン氏から助言を受け、サルコーの踏み切りを変えた。
「ハ」の字に両足を開き、従来は円を描くようにして氷を蹴ったが、今は踏み切る左足に重心を置いて右足は添えるようにする。紀平はこれを「羽生選手の跳び方」と説明する。
ブリアンコーチのレッスンでは、羽生が4回転サルコーを跳ぶ映像をスローで見ながら助言をもらった。「それからイメージは『こういう風に跳べればいいな』と、できあがっている。参考になっています」と声を弾ませる。
紀平、羽生に学ぶ 世界選手権で4回転サルコー生観戦「じっくり観察してみたいな」
[ 2019年2月11日 05:30 ]
photo: Yukata NAGAKUBO
左手薬指第2関節の亜脱臼を抱えながら逆転Vを飾った紀平梨花(16=関大KFSC)が試合から一夜明けた9日、大会会場で取材に応じた。3月の世界選手権(20日開幕、さいたまスーパーアリーナ)で、五輪2大会連続金メダルの男子・羽生結弦(24=ANA)を“生観戦”し、来季投入予定の4回転サルコーを学ぶ考えを示した。
「今まで(映像では)見たことがあるんですけれど。サルコーはあまり近くで見たことはないので。ちょっとじっくり観察してみたいなって思います」
今季開幕前には、羽生も師事するジスラン・ブリアン・コーチから、ジャンプの指導を受け、踏み切り方法を変えた。「イメージの参考に」と、これまでは羽生の動画を参考にしてきたが、世界最高峰でともに日本代表として戦う舞台は、またとない“教本”となる。
スポニチ記事全文はこちら
男女問わず、お手本にしたいと言われるのは、やはり羽生結弦選手だけですね。
何度でも繰り返し見たくなる演技は羽生選手だけ。
羽生選手の美しいジャンプが恋しいな
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2019年02月10日
金の靴と銀の靴
紀平梨花、左だけ“サブシューズ”を緊急投入
右が金、左が銀の色違いエッジ
【アナハイム(米国)4日=高木恵】フィギュアスケートの四大陸選手権は7日(日本時間8日)に米国・アナハイムで開幕する。シニア1年目でGPファイナルを制した紀平梨花(16)=関大KFSC=は4日、ロサンゼルス郊外のリンクで練習。昨年末の全日本選手権後に新調したスケート靴は、3回転半ジャンプ(トリプルアクセル)を踏み切る左が負荷の積み重ねで軟化。左だけ“サブシューズ”を緊急投入し、右が金、左が銀の色違いエッジで大会に臨むことになった。
紀平の足元が異なる色彩を放っていた。前日3日までは金色だったスケート靴のエッジが、左足だけ銀色に変わっていた。足首付近が軟らかくなりすぎた左足だけ、まだ数回しか試したことがない“サブ”を急きょ投入。異例のエッジ2色使いで今大会を戦うことになったが「(エッジは)両方金がいいけど、しょうがない。前のよりは跳びやすい」。16歳は落ち着いていた。
スケーターにとって、靴は命。時間をかけて足になじませても、寿命はやってくる。昨年末の全日本選手権は足首付近をテープで固定して滑り、大会後に満を持して靴を新調した。最近は紀平にとってのラッキーカラー、ゴールドのエッジを愛用している。1足は金色のものを用意出来たが、もう1足は間に合わずにシルバーのエッジを装着。1月は“エース”の金エッジで滑り込んできた。
トリプルアクセルを踏み切る左足は、大きな負荷がかかるため傷むのが早い。大技を組み込むまでは半年持っていた靴が、今では長くて3か月で踏み切りでの踏ん張りが利かなくなるようになった。1月にコロラドで合宿を行うなど、かなりの練習量を積んできたこともあり、わずか1か月でアクセルジャンプの踏み切りに耐えられなくなってしまった。
ショートプログラムを3日後に控えたこの日は2時間と1時間の計3時間練習し、合わせて18本のトリプルアクセルを着氷させた。終盤にはNHK杯、全日本選手権でも成功している3回転トウループをつけた連続ジャンプを決めるなど、必死の調整が実を結びつつある。「全日本選手権以来の試合なので、しっかり気合を入れて、自己ベストを更新したい」。ハプニングにも動じないファイナル女王が、金色のメダルに向かって跳ぶ。
そして迎えた昨日のフリーのフィニッシュ。
ガッツポーズの梨花ちゃんの足元は金の靴と銀の靴でした。
右足は金のエッジ、左足は銀のエッジ、そして靴のヒール部分にはRのイニシャルが。
私はRIKAのRかと思ったのですが、そうではなくて、
イタリアのスケート靴メーカーのRISPORTの頭文字のRだそうです。
でも偶然とはいえ、ゴールドのRがついた靴で滑ってたんですね。
梨花ちゃんもゴールドがラッキーカラーで好きなんだそうです。
ゴールド好きなところも結弦君と同じ。
トリプルアクセル、ポーズの美しさ、瞬時の判断力、コメント力など、結弦君との共通点を感じてしまう梨花ちゃんです。
キャプチャー画像をいくつか。
結弦君以外のスケーターを初めてキャプチャーしくたくなりました。
Beautiful Stormは地球の起源を表現しているそうですが、Originに通じるところもあり、
さいたまワールドでこの両プログラムの完成形がみれたらどんなに素晴らしいでしょうね。
しかし、しかし、チケットは相変わらず手に入っていません。
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2019年02月09日
逆転優勝!!!梨花ちゃんおめでとう!
紀平梨花選手FSで3A1本だけ跳んで逆転優勝です!
国際大会負けなし5連勝!!!
(Sponichi Annex)
photo: Yutaka NAGAKUBO
梨花ちゃん、おめでとーーー
Beautiful Storm, Beautiful Smile !
私たちにとって、SP5位、FS1位で逆転優勝と言えば、
忘れもしない2017年ヘルシンキワールドの羽生選手ですよね!
あの時の感動を思い出しました。
過去記事に『妹弟子の紀平梨花ちゃん』と書きましたが、
流石、兄妹弟子はすることが似ているのか。
「決めるべきところで決める」、というのも共通なものを感じます。
それができないとチャンピオンにはなれない訳ですものね。
(2018 Heroes & Future )
FSの動画です。
紀平梨花 FS
3AはGOE2.51、その他全ての要素に加点が付く素晴らしいパフォーマンス!
濱田先生も嬉しそう! 大きなシロクマ可愛い!
ケガした左手薬指と小指が透明テープで固定されていますね。頑張った!
そして三原舞依ちゃんも3位銅メダルおめでとうーーー
photo: Shou HORIUCHI 舞依ちゃんのガッツポーズ!
SPで8位となって心配していましたが、FSでは2位、総合3位って素晴らしい!!
舞依ちゃんの優しい雰囲気の滑り、大好きです。
三原舞依 FS
長久保さんから美しい写真がたくさん届いています。(Sponichi Annex)
photo: Yutaka NAGAKUBO
次につながりますように!
坂本花織 FS
総合順位はこのような結果になりました。
しかしフィギュアスケートって本当に何が起こるか最後まで分かりませんね。
だからこそスリリングでエキサイティングで飽きないのだけれど。
全員のプロトコルはこちらから。
明日の男子フリーはどうなるでしょうね。
個人的には若き日の結弦君を思わせるジュンファン選手と、オリンピックで惜しくも表彰台に乗れなかったボーヤン選手に頑張ってほしいと思っています。
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2019年02月08日
山口さんの愛の証
昨日からネットで話題となっている、元フィギュアスケートマガジンの山口さんの結弦君とそのファンに対する愛が溢れるコラム「僕が羽生結弦ファンに教わったこと<前編>」、私も昨日読みました。
多くの皆様が感じていると同様、私も「美津代」呼びには苦笑しながらも、大変感動しながら読みました。
一部だけ抜粋させていただきました。
個人的な話をすれば、この平昌五輪を境に記者・編集者生活に区切りをつけると決めていた。だから前年11月のNHK杯で羽生が右足を痛めてからも、誌面を通じてメッセージを送ってきた。
なぜかといえば、羽生結弦を励ましたかったから——というのももちろんあるが、それ以上に、羽生結弦のファンの人たちに伝えたいものがあったからだ。応援している選手の演技に、勝利に、拍手を送る人は数多いるし、それはそれで正しいファンの姿だと思うけれど、羽生結弦のファンはそれ以外の、栄光とは真逆ともいえるシーンにも向き合ってきた。羽生が痛い思いをしているなら、その痛みを分け合って、どんなときでも伴走してきた。選手が苦しい時こそ力になりたいと願う、あなたたちの生き方は正しいんですよと、誌面を通じて伝えたかったのだ。実際、販売部の担当者は「無理することありませんよ。ネタがないんだから発行は中止にしましょう」と言っていたが、僕にはそれが最善とは思えなかった。「確かに、今回のケガでいくつかの雑誌は発行を取りやめるかもしれない。でも、こういう状況だからこそ、雑誌をつくる意味があるんじゃない? 困難に立ち向かう羽生と、それを支えるファンの人に、あなたたちは正しいんだと伝える意味が」。
山口さんの熱い記者魂というか、ジャーナリスト魂を感じます。
あんなにも出版物上で熱く羽生愛を表現してくれた記者は山口さんをおいていないと思います。
多分これからも出てこないのではないでしょうか。
おそらく山口さんが考えたであろう3冊のフィギュアスケートマガジン表紙の3つのコピー。
当時はそれを見ただけで涙がこみ上げました。
山口さん、決して忘れませんよ。
待ってろ平昌、必ずいくから。
Ready Go 2018
必ず最後に愛は勝つ。
ALL LOVE FOR YOU
世界よ、見たか。これが羽生結弦だ。
AMAZING VICTORY
Amazonではまだ買えるようです。3冊とも永久保存版です。
山口さんのお顔は見たことがありませんが、2017年の公開練習の時のこんな写真からは、何となく真面目でかつオチャメな方なのかなと想像しています。
(ベースボールマガジン社のコラムより)
このコラムもとっても面白いので是非読んでみてくださいね。
アイスホッケーと言う新たな場所を得た、山口さんのこれからのご活躍を期待しています!
またいつかフィギュアスケートの世界にもかかわっていただけたら嬉しいですが。
<後編>楽しみにしています。
四大陸選手権SP終わりましたね。
紀平梨花選手、指のケガでも3Aに挑戦したのですね。
1位のテネル選手との差は5.05点。
FSで十分巻き返せる点差ですから頑張ってほしいです。
坂本選手、三原選手も頑張って!
女子SPプロトコルはこちらです。
男子ではヴィンセント・ジョウ選手が4回転2つしっかり決めて100点クラブ入りです。
結弦君のリンクメイトのジュンファン君が2位、オリンピックで惜しくも4位に終わったボーヤン君が3位だったのもよかったなと思います。
日本からの三人もFSで頑張ってほしいですね。
男子SPプロトコルはこちらです。
もうすぐテレビ放送が始まりますね。
ライスト、ブツブツ切れだったのでゆっくり見たいと思います。
19:57~21:55 フジテレビです。
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渋谷でクマのプーさん展
羽生選手の戦友として、
いまや世界にその勇名が響いているプーさん。
時に乱暴な扱いをしているように見えても
本当はとても大切な戦友で親友(なんかハビと同じ?)
そんなプーさんの展覧会が渋谷で開催されます。
フィギュアスケートリンクに飛び交うぬいぐるみ、アニメの主人公。
世界中で知られ、いま最も話題のキャラクターとなったプーさんの創作の秘密をさぐる「クマのプーさん展」が、9日から東京・渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで開かれる。
プーさんの故郷、英国ビクトリア・アンド・アルバート博物館(V&A)が所蔵する原画など200点以上を展示。
食いしん坊でおっちょこちょいなプーさんの出発点を訪ねてみよう。
(朝日新聞2月5日朝刊より)
プーさんが生まれたのは第1次世界大戦後の1920年代半ばの英国。
劇作家、詩人として活躍していたアラン・アレクサンダー・ミルンが物語を書き、挿絵画家のアーネスト・ハワード・シェパードのイラストが入ったクマのプーさんシリーズは初版から爆発的に大ヒットする。
物語の主人公クリストファー・ロビンはミルンの息子。
プーさんはクリストファーが赤ん坊のときにプレゼントされたテディベア。
挿絵のプーさんは目が小さく低い位置にあり、人を愉快にさせる性格づけの決め手になっている。
確かに目は小さくで低い位置ですね。でもそこが可愛いところ。
ユヅルとプーさんコンビも、クリストファーとプーさんコンビと負けず劣らず今や有名です。
今回開かれる展覧会は、プーさんの誕生90年を祝い、V&Aが企画したロンドンでの展覧会の国際巡回版です。
原画が見られる貴重な機会なので是非行きたいなと思っています。
これが百町森の地図。
クリストファーとプーさんの仲良しコンビが仲間たちと冒険を繰り広げる物語の舞台「百町森」は、ロンドン近郊に広がるアッシュダウンの森・・・
結弦君はリンクに投げられたプーさんの行方を尋ねられた時、「森へ帰りました」って答えていましたが、それがこの百町森ってことですね。
今では大勢のプーさんでいっぱいかも。
仲良しコンビであり戦友でもある、われらがユヅルとプーさんは、これからも一緒に幾多の戦いを乗り越えて行くでしょう。
これからもよろしくね!プーさん!
クマのプーさん展は2月9日(土)~4月14日(日)まで。
3月の世界選手権期間中も含まれています。
さいたまワールドに来られる方は渋谷にも足を延ばしてみてはいかがでしょうか。
開催場所のThe Bunkamuraは東急百貨店本店の裏です。
渋谷駅からシャトルバスもあるので便利です。
クマのプーさん展公式ホームページはこちら
グッズはまだ公開されていませんが、色々ありそうでそれも楽しみです。
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2019年02月07日
4回転は羽生結弦選手を見て学ぶ
今週末の四大陸選手権、男子は羽生選手不在、ネイサン・チェン選手不在でほとんど関心も無いのですが、唯一注目し、また演技を楽しみにしているのは紀平梨花選手です。
その梨花ちゃんのオリンピックチャンネルのインタビューの翻訳記事がSportsnaviにアップされました。
このインタビューは昨年のグランプリファイナルで優勝した時のものです。
トリプルアクセルや4回転ジャンプについて語っている部分を抜粋しました。
インタビュアーは2014年ソチオリンピックのアイスダンス金メダリストのメリル・デイビスさんです。
初めて声を聴きましたが、声もすごく可愛らしい方です。
4回転は来期までに「確立よく跳べれば」
フィギュア 紀平梨花インタビュー
メリル 記者会見で2022年の北京オリンピックが目標だと話していましたが、そのために次の4年間、どのようなことを努力していきたいですか?
紀平 まずけがしないことが一番大事だと思います。オリンピックまでずっと安定した成績を出すことも大事です。また、4回転(ジャンプ)も練習していきたいとは思っているんですけれど、その中で他のジャンプが崩れることのないようにということも大事にしなければいけません。スピン、ステップ、スケーティングでも、もっとたくさん点数をもらえるようにしていけたらいいなと思っています。
憧れの“先輩スケーター”は?
メリル 日本はこれまで数多くの優れたスケーターを輩出してきました。最近では羽生結弦選手もいますよね。スケーターという夢を目指す中で、憧れていた選手はいますか?
紀平 女子では浅田真央さんのトリプルアクセルを見て練習をたくさん頑張ってきましたし、ジャンプのタイミングもすごく分かりやすかったので、そのところをすごく目標にしていました。トリプルアクセルは難しいジャンプなんですけれど、それを安定して跳べるようにしていたので、浅田真央さんは尊敬しています。また、羽生結弦選手の4回転は本当に加点のもらえるような、すごくスムーズなジャンプになっているので、4回転は羽生選手をすごく見ています。
メリル 今まだ16歳ですが、練習以外の楽しみは? 練習以外はどのように過ごしていますか?
紀平 毎日がスケート漬けの日々で。でもそれがあるから私の中では不安が取り除かれているようなものなので、特に遊びは望んではいないんですけれど、音楽を聴く時間が今は趣味みたいになっています。
メリル 特に好きなアーティストは?
紀平 いろいろなのを聴いていて……AAA(トリプル・エー)さんとback numberさんは結構たくさん聴いています。
メリル 今日はどうもありがとうございました。残りのシーズンも頑張ってください!
梨花ちゃんの3Aは羽生選手の跳び方と似ているように感じますが、やはり4回転も羽生選手をお手本にしているのですね。
昨年夏のスイス合宿ではジスランコーチ直々に4回転のレッスンを受けていましたね。
クリケット流の美しい加点の付く4回転ジャンプが跳べるようになるといいですね!
音楽を聴くのが趣味と言うのも羽生選手と共通していますね。
好きなアーティストとして名前が上がったback number は、以前羽生選手もよく聞くと言っていました。
私は直ぐに「スーパースターになったら」を思い出してしまいます。
羽生選手と同じく、梨花ちゃんにはなぜかスーパースターになれそうなオーラを感じます。
ところが梨花ちゃん、米国アナハイムでの四大陸選手権の練習中に左手薬指を怪我してしまったそうですね。
心配ですね。
手や腕ってスケートをしていて案外怪我したりしますね。
羽生選手も小指を突き指して腫れていたことがありました。
最近ではコリヤダ選手もヨーロッパ選手権の演技中に手を怪我していました。
指のケガでもジャンプを跳ぶ際に腕を締める時に影響が出るそうなので、どうか大事になりませんように。
四大陸選手権、日本からの出場選手は女子は紀平梨花選手の他、坂本花織選手、三原舞依選手、
男子は宇野昌磨選手、田中刑事選手、友野一希選手です。
四大陸選手権テレビ放送予定:フジテレビ
2月8日(金)19:57~21:55 男子SP・女子SP
2月9日(土)19:00~21:00 女子FS
2月10日(日)19:00~21:00 男子FS
ゲスト解説者が無良さんなのが新鮮でちょっと楽しみです。
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2019年02月06日
羽生選手は歌舞伎役者?
昨日午後に書いたSportsnavi の和田八束さんの記事の続きです。
外出する用事があり、最後まで書ききれなかったので、こんな時間になってしまいました。
前記事:【世界王者の儀式】はこちらです。
【写真(5)】 羽生選手は歌舞伎役者?
photo: yazuka WADA
【写真(5)】の写真は羽生選手ならではのポーズだなと感じています。
例えば、この写真の羽生選手をシルエットにしても、羽生選手だとわかるような気がしませんか?
フォトグラファーとして、「このポーズはこの選手だね」というわかりやすさは非常に大切にしているところです。
フィギュアスケートは、技に対して一番最初に始めた選手の名前が付いているのですが、そのような技でも羽生結弦がやると羽生結弦になる。
そこが彼の強さなんじゃないかなと思います。
確かに羽生選手にはシルエットで見ただけで、すぐにそれと分かるポーズがこれまで多いですね。
一度見たら忘れないような、印象的なポーズが多いです。
懐かしいところでは、こんなポーズ。
最近ではこんなポーズとか。
photo: ELLE online
また、フィギュアスケートでは技に対して、最初に始めた人の名前がつくということが多いという点では、羽生選手のアイコン的ジャンプであるバックアウトカウンターからのトリプルアクセルは「HANYUアクセル」とか、今シーズン挑戦している4T-3Aのジャンプは「HANYUコンビネーション」とかいう名前を付けてほしいというのが私のかねてからの切なる願いです。
そうすれば、いつの日か羽生選手が現役を退いた後でも、「HANYU」という名はフィギュアスケート競技の中で永遠に使われる単語になるはずですから。
フォトグラファー目線から言うと、羽生選手はどちらかというと歌舞伎に近いイメージがあるんです。
歌舞伎で「見得を切る」かのように、ビシッ、ビシッとしっかりとしたメリハリがある。けれどもメリハリがあるからといって止まっているわけではない。すごいスピードの中でしっかりと止まるんです。
私たちに、「ここを撮れ」「今を撮れ」というメッセージを伝えてくれるスケーターですね。
和田さんの言葉の通り、羽生選手の演技は緩急がはっきりしていて、メリハリがあるんですね。
ポイントポイントで見せ場を作っているようです。
そういう意味で、歌舞伎を連想してしまうというのも納得です。
野村萬斎さんの言っていた、場を支配する「型」という考え方にも通じているようにも思います。
photo: ELLE online
ポーズがビシッと決まると観客も快感を感じ盛り上がりますね。
そしてバトンさんがアナザーストーリーで言っていたように、リンクが劇場と化します。
和田さんのSportsnaviの記事は連載のようなので、また是非羽生選手を取り上げてほしいと思います。
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2019年02月05日
世界王者の儀式
昨日Sportsnaviにアップされた写真家の和田八束さんの記事は写真家ならではの視点で面白かったです。
アプリ限定だというので、記事では写真(1) と写真(2) までしか読めず、早速アプリをダウンロードしました。
和田さんは20年間も自転車競技の「ツール・ド・フランス」の撮影をされてきて、2017年からフィギュアスケートの撮影に関わるようになったということです。
それから1年半の間になんと数十万枚(!)もの写真を撮り、選手個々の身体の使い方やカッコいいポーズが徐々にわかってきたという事です。
今回の写真は2018 GPシリーズ フィンランド大会のものです。
ファインダー越しに見た【羽生結弦】
世界王者はすべてに自分のカタチがある
和田八束
写真(1) と(2) についての記事はこちらで読めます。
【写真(1)】 まさに”日本を背負う”羽生選手
photo: Yazuka WADA
【写真(2)】 練習でも常に全力
photo: Yazuka WADA
ここからはアプリ限定です。
【写真(3)】 これが世界王者の儀式
photo: Yazuka WADA
【写真(3)】は本番前の写真です。羽生選手は自分の耳に合わせたイヤホンをたくさん持っていると関係者の方から聞いたことがあります。
イヤホンで何を聞いているのかわかりませんが、大声で歌っているんですよね。
自分をリラックスさせるためもあるのでしょうが、試合直前に自分の世界へと入っていくための儀式で、イヤホンから流れる曲に合わせて歌を歌っています。世界チャンピオンなだけあって、自分の勝ち方とか、集中の仕方、世界の作り方が、誰よりも長けている選手なんだなと改めて感じました。
羽生選手は演技の時も含めて厳しい表情を見せることもありますが、練習の合間やメディアへの対応などで見せる柔らかい表情、その過程ですらまるで演技のようにファンを魅了しているのではないでしょうか。
羽生選手がイヤホンのコレクターなのは有名ですが、趣味以上にイヤホンとは切っても切れない関係、特に試合の時には周りの世界から抜け出し、自分だけの世界に入るための必需品となっていますね。
その上、イヤホンをつけている時も美しく、カッコよく、見とれてしまうような瞬間があります。
【写真(4)】 類まれな柔軟性と身体バランス
photo: Yazuka WADA
【写真(4)】は、羽生選手の類まれな身体能力を表現していると思います。
右腕がほぼ垂直に真上に上がっている。私たちが手を真上に上げろと言われると斜めに上がるものなのですが、(笑)、羽生選手は真上にしっかりと上がる。
肩関節が相当柔らかいのだろうと思いますし、こんなポーズは普通の人はスケート靴を履いていない状態でやれと言われてもできませんよね。
絨毯の上でもできなさそうなポーズをいとも簡単に氷の上でしてしまう柔軟性は、やっぱり世界チャンピオンならだと思います。
私は以前、実際にこのハイドロブレーディングのポーズを床の上で試したことがありますが、とても無理でしたね。(無理に決まってますよね!)
どうしてこんなポーズで氷の上をスーっと滑れるのか理解の域を越えています。
腕の関節の可動域も凄いと思います。
photo: getty images
いつも思うのですが、トリプルアクセルを跳ぶときの腕の後方への振りが凄いです。
脚だけでなく、腕の筋肉の力も使ってあの美しい3Aが跳べるのですね。
羽生選手の、見かけは華奢でも、必要なところにはしっかりと筋肉がついた、柔軟性のある身体が、
表現の幅も大きくするのでしょうね。
photo: getty images
ついつい美しく可愛い羽生選手に目を奪われて、彼はガチガチのアスリートなんだということを忘れてしまったりしますが、こういう体と身体能力を獲得するのには、才能は勿論ですが、どれだけ大きな鍛錬と努力が積み重ねられたのでしょう。本当に汗と涙の結晶なのでしょうね。
そして今も毎日、それは続いているのですね。
練習お疲れ様です。
羽生選手の写真と言えば、能登さん、田中さんがお馴染みですが、そこに加わる和田さんの写真、これからも楽しみです。
写真は(5)までありますが、今は時間がなくなってしまって、続きはまた夜にでも書きますね。
途中になってしまってごめんなさい。
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2019年02月04日
立春の日に 遠き君を想う
淡き光り立つ 俄雨
いとし面影の沈丁花
溢るる涙の蕾から
ひとつ ひとつ香り始める
それは それは 空を越えて
やがて やがて 迎えに来る
春よ 遠き春よ 瞼閉じればそこに
愛をくれし君の なつかしき声がする
君に預けし 我が心は
今でも返事を待ってます
どれほど月日が流れても
ずっと ずっと 待っています
それは それは 明日を越えて
いつか いつか きっと届く
春よ まだ見ぬ春 迷い立ち止まるとき
夢をくれし君の 眼差しが肩を抱く
夢よ 浅き夢よ 私はここにいます
君を想いながら ひとり歩いています
流るる雨のごとく 流るる花のごとく
愛をくれし君の なつかしき声がする
春よ まだ見ぬ春 迷い立ち止まるとき
夢をくれし君の 眼差しが肩を抱く
立春の日に まだ遠き春を思う
遠き君を想う
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