2019年02月
2019年02月28日
魅力的な男性像
世界選手権のエントリーが発表され、FaOI 幕張のチケット抽選も告知され、
フィギュアスケート通信DXの予約も始まり、さいたまワールドに向けての歩みは着々と進んでいます。
もちろん表紙はまだありませんが内容は熱く語られています。
<内容紹介>
フィギュアスケートはひとつひとつの大会がそれぞれ別のアートです。
このシリーズは羽生結弦選手のひとつひとつの大会を記録し、最速で読者にお届けする
内容です。
羽生選手は誰も真似できない高難易度プログラムをノーミスで演じきり、
2015-2016グランプリシリーズ・NHK杯では世界新記録を叩き出し、グランプリファイナルでは
自らの記録を塗り替え、再び世界新を更新。また2017年の世界選手権では
フリーの歴代最高点を塗り替え、ショート5位発進からの大逆転で世界王者の座を
奪還。2018年の平昌五輪で金メダルを獲得して五輪2連覇を達成。さらには
2018-2019シーズンではフィンランド大会にてショート、フリーともに世界記録を更新。
続くロシア大会ではSPの自身の記録を塗り替えるなど、常に飛翔し続けています。
そしてその輝かしい功績はスポーツ界の伝説となり、日本だけでなく世界をも魅了し
続けています。
本誌では、そんな彼の活躍をまるごと1冊にわたって大特集! 3月に行われる
世界一のフィギュアスケーターを決める世界選手権2019の大会の模様を最速で
お伝えします。
ショート、フリー、表彰式、エキシビション、オフショットと豊富な 写真で
羽生選手のドキュメントとしてして記録していきます。
文章から羽生選手への想いが伝わってきます。
以前、紆余曲折の末出版された経緯もあったフィギュアスケート通信DXですが、前2冊も販売が続いているところから、今後も続行してくれそうで嬉しいことです。
昨年秋にフィギュアスケート通信が発売直前になって、一時発売中止に追い込まれた時は本当に心配して暗い気持ちになりました。
(11月24日記事参照)
出版の自由、言論の自由は民主的な社会を守るために必須な事。
それを守るためには徹底的に戦うべき大切なもの。
単に一スポーツ誌としての問題ではなく、出版界全体に関わることです。
これからもどこが源か分からない圧力とは断固として戦ってほしいと思います。
羽生選手は戦うべき時には徹底的に戦う気骨のある人です。
普段は可愛らしいくらいホワホワした感じですが、困難と立ち向かい、戦うべき時、言うべき時はピシッと決められる人です。
何が男らしい、何が女らしい、という決めつけはしたくありませんが、美しい外見に強さを秘めたとても魅力的な男性だと思います。
これまでも勝たねばならない時には勝ち取ってきました。
言わねばならない時には言ってきました。
今度の世界選手権も勝ち取るべき試合。
オーサーコーチは、彼の場合ピークにもっていくのに6週間と言っているので、今はピークに向かっている真っ最中のはず。
怪我さえ治っていれば、羽生選手の3度目の優勝を疑う要素は私には見出せません。
時差の調整もあるので、おそらく帰国するのはあと2週間後くらいでしょうか。
姿を見せるのはロステレコムの表彰式以来。
どんな顔して現れるのかな。
今日はオリンピック一周年月間だった2月最後の日。
NHK SPORT STORY は、フェルナンデスが語る「羽生結弦”最強”伝説」をUPしています。
羽生結弦の強さも弱さも、厳しさも優しさも、その男性としての魅力を一番よく知っているのは案外ハビエルかもしれませんね。
待ち遠しいですね
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天使の別名☆羽生結弦
クイズです。
Q:羽が生えていて弓矢を構えるといえば?
A:天使です。
正解ですね。
そしてそれは別名、羽生結弦とも言います。
(ラファエロ「ガラテイアの勝利」より)
羽生結弦と言う名を絵で表現するとしたら、このラファエロが描いた天使がぴったりのような気がします。
羽生結弦 本当に綺麗な名前ですね。
キラキラネームと言ってもいいくらいです。
目隠しされた天使もルネッサンス絵画によく見られますが、これは恋は盲目ということの象徴として描かれます。
目隠しされた天使は相手かまわず矢を射るので、矢に触れた人は年齢性別立場関係なく恋に落ちてしまうというわけです。
つまり羽生結弦と言う名の天使に射抜かれた人は、自分でも驚くくらい突然、熱烈なファンになってしまうということです。
(ボッティチェッリ「ラ・プリマヴェーラ」より)
リュートを弾く天使も可愛い
(ロッソ・フィオレンティーノ「アンジェロ・ムジカンテ」)
いろいろな羽生天使像を見てみましょう。
今日はちょっとストレスフルなこともあり、天使と遊んでしまいました。
でもプーさんのクッキーボックスが届いたことが少し心を和ませてくれました。
クッキーボックスをのぞくプーさん、可愛いでしょう
いつもテーブルの上にいる結弦君も一緒です。
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2019年02月27日
アキレスの足首
世界選手権のエントリー選手が発表されました。
分かっていても改めてその名を見つけるとホッとします。
男子シングル全エントリー選手はこちらから
一番の弱点をよく「〇〇のアキレス腱」と表現しますね。
ギリシャ神話に出てくる不死身の英雄アキレウスは、生まれた時母親のテティスが不死身の身になる泉にアキレウスの足首を持って逆さまにして浸したために、その部分だけは不死身ではなく、アキレウスの唯一の弱点になってしまいました。
羽生選手も同じく、足首さえ健常であれば、アキレウスのごとく誰にも負けることはありません。
今年の世界選手権は、2017年の旧ルールでのFS最高得点を記録したヘルシンキ以来の、2年ぶりの出場です。
あの魔法のようなホープ&レガシーを思い出します。
どうかどうか足首さん、羽生選手をしっかり支えて下さいね。
(なぜか動画が削除されているようです。TV画面どりをUPして下さった方、ありがとうございます。)
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2019年02月26日
「憧れを憎悪に変える」人たち
スケートだけでいいやって本当に思ってるんで。
スケート滑れて本当に幸せです。
本当の本当の気持ちは嫌われたくないってすごい思うし、いろんな方に見られれば見られるほど、いろんなことをしゃべればしゃべるほど嫌われるし、いろんなこと書かれるし、なんかウソみたいな記事がもっともっと出てくるんだろうなって思います。
ただ、僕がしゃべったこと、僕が作ってきた歴史、それは何一つ変わらないし、自分の中で今回は誇りを持って、本当に誇りをもって、オリンピックの金メダリストになれたと思っているので、これからの人生、オリンピックの金メダリストとしてしっかり全うしたいと思います。
ありがとうございました。
平昌オリンピックの感動的なFSで優勝を決めて、一夜明けの記者会見で羽生選手が話したことです。
オリンピック2連覇という最高に嬉しく誇らしい会見の場で、最後に唐突に飛び出した言葉だったので、ここで何故この言葉が出てきたのだろうと、ちょっと不思議に思っていました。
同じような発言は昨年のContinues with Wings でもありましたね。
最高の技術に裏打ちされた素晴らしい演技、美しい容姿、誰も追いつけない積み重ねてきた実績、会見では非の打ち所の無い受け答えー 憧れの対象になるのは必然的だと思います。
しかしそうではない人々もいるのですね。
羽生選手はそのことがよく分かっていたからこそ、世界のメディアが集まっていたここで言っておきたかったのでしょう。
羽生選手の予言の通り、「ウソみたいな記事がもっともっと出て」きています。
「ウソみたい」ではなく、「明らかな嘘」まで出てきています。
私は羽生選手の言葉を聴いた時、昨今よく耳にする「反知性主義」という言葉を思い出しました。
政治的な意味合いでは、今世界に広がるポピュリズムにもつながっていることですが、広い意味で社会現象の中にも広がってきているような気がします。
「データやエビデンスよりも肉体感覚やプリミティブな感情を基準に物事を判断すること(人)」を指す言葉
「知へのあこがれとエリート知識人への憎悪という一見矛盾するスタンス」
(ウィキペディアより)
プリミティブな感情、例えば、嫉妬、羨望、憎しみ、恐怖など。
「知へのあこがれとエリート知識人への憎悪という一見矛盾するスタンス」を
「美へのあこがれとエリートスケーターへの憎悪という一見矛盾するスタンス」と言い換えれば分かり易いです。
私にはどうしたら彼を憎めるのか全くもって理解できませんが、こういう意識構造を持つ人々はいつの時代にも、どんな世界にも一定数います。
でもどんなに姑息な手段で彼をおとしめようとしても、羽生選手の言った通り、彼のしゃべったこと、彼が作ってきた歴史、それは何一つ変わらない。
羽生選手にはどうかそんな人々の無意味な言葉などに心を痛めないでほしい。
そんな人々よりも何万倍、何百万倍もの人々が応援していることの方を見てほしい。
最後に勝つのは「憎悪」ではなく「愛」です。
その翼を休める日までずっとずっと応援していきます。
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2019年02月25日
Notte Stellata
サンサーンスの曲、デイヴィッド・ウィルソンの振付、伊藤聡美の衣装、イタリア語で歌われる歌詞、その全てを見事に融合し、統合してみせる羽生結弦の至高のスケート。
今日、2月25日は平昌オリンピックのフィギュアスケートの最後を飾った羽生選手のEXプログラム、Notte Stellata が披露された日から丁度1年目です。
こんなに素晴らしい作品に出合えて
なんて幸運な私たち。
羽生選手は滑りながらイタリア語の歌詞を口ずさんでいるように見えました。
見ている人みんなに届ける愛の歌。
僕はもう君を愛してる
そして君はもう僕を愛していると。
これは羽生選手から私たちへのラブソング。
愛と共に未来へ向けて飛び立とうという誘い。
「手を伸ばす先にはきっと明るいものがある。そう信じることから、何かが始まる」から。
(高山真『羽生結弦は捧げていく』より)
フィギュアスケートの至宝のプログラム
この曲を見つけて、羽生選手のために贈ってくれたタラソワさんに心からの感謝を。
そしてまた今日はこちらの本の発売日です。
早速本屋さんに行ってきました。
表紙は想像した通り、とっても素敵です。
中の写真もクローズアップが多く、今シーズンだけでなく2014年ソチのエントリー写真から2015、2016、2017、2018年までの写真が含まれています。
88ページ中49ページが羽生選手なので、迷わずに買えました。
雑誌の場合、できたら見たくないページもあるかと思いますがどうしていらっしゃいますか?
そんな時私は羽生選手のクリアファイルを活用しています。
このようにクリアファイルを1枚用意して、不要なページを挟み込みます。
こうすればどこを開いても羽生選手の写真ということになります。
よかったら一度お試しくださいね。
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2019年02月24日
チャレンジカップ・チーム賞!
先ほどまでチャレンジカップのライスト見ていました。
紀平梨花選手優勝、樋口若葉選手3位という素晴らしい結果になりましたよ
梨花ちゃんは1本目は3Aを決め、2本目は2A-3Tを確実に決めました。
プロトコルです。
樋口若葉選手も3位入賞よかったですね!
ホッとしました。
その上、この大会にはチームアワードというものがあったんです。
全く知りませんでしたので、嬉しいサプライズでした。
チーム全員で氷上に出てごあいさつ
そして全員で表彰台の上に
◆チームアワード
1位 ジャパン
2位 ネーデルランド(オランダ)
3位 ドイツ
1位のジャパンチームだけが氷上に参加した選手全員が出て、盾を授与されました!
よかったですね!
シニアでは男子、女子共に、二人がメダルを獲得し、
ジュニアでは佐藤駿選手、横井ゆは花選手が共に優勝、
さらにノービスAの本田紗来選手優勝、垂水爽空(タルミソラ)選手3位と、出場した選手全員が入賞という快挙でした。。
1か月後の世界選手権に向けて、幸先よい春一番が吹いたような気がしました。
全てのカテゴリーのリザルト、プロトコルはこちらです。
さて、そんなわけでライストをずっと見ていて、記事を上げるのがギリギリ遅くなってしまいましたが、昨年の今日、2月24日は平昌のエキシビション前日練習の日でした。
この日の羽生選手はノリノリで弾けていましたね。
楽しそう!
皆でハグしたり
モデルウォークしたり
ジイヤ二人に挟まれた若様感。(ジスランさん、菊池さん、ごめんなさい)
こんなお行儀悪いのも大目にみましょう。
結弦君もきっとチャレンジカップ見ていたと思います。
きっとウズウズしていますね。
今日も元気でよい練習ができていますように。
あ、でも、もしかしたら日曜日は練習お休みかな?
ISUのバイオグラフィーを見ると1週間の練習時間が10時間となっているし、一日の練習時間は2時間くらいだということなので、週5日、2時間ずつということなのかな。
田中選手は週24時間、宇野選手は週29時間と、他の選手と比べると半分から3分の1くらいで、驚くくらい短いですね。
それだけ効率の良い、集中した練習なのでしょうね。
来週はもう3月になります。
春はもうすぐそこまで来ていますね
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頼もしき後輩たち
オランダで開催されたチャレンジカップで、山本草太選手が見事優勝しました!
SP 82.24 1位
FS 171.63 1位
Total 253.87 完全優勝です!
そして2位は鍵山優真選手という素晴らしい結果!
2016年の世界ジュニア選手権の直前に骨折し、3度の手術と言う過酷な体験を経て、2017年の全日本では3回転ジャンプが復活、そして今回はついに4回転ジャンプも復活したのです。
怪我をしてからここまで復活するまでに、どれだけの汗と涙があったことでしょう。
想像するだけで胸が詰まります。
4TのGOEすごく高い! +3.23!
SPは『G線上のアリア』
バッハの優雅な旋律が草太君の伸びやかなスケートによく合っています。
草太君の持つノーブルな雰囲気にぴったりの曲ですね。
FSは『信長協奏曲』
和を意識した曲と衣装は、羽生選手の『SEIMEI』を意識したところもあるのかな。
草太君のスラリとしたスタイルも綺麗なスケーティングも、羽生選手に一番似ている選手だとと思っています。
そして優し気な容姿の中に秘めた心の強さも羽生選手と似ているんですね。
怪我する前、羽生選手と一緒にオリンピックに行きたいと言っていた草太君は、それくらい実力のある選手でした。
怪我から復帰して力を取り戻した今、また羽生選手と一緒の試合に出られるといいですね。
いえ、きっと出られると信じています。
(2015年MOI)
これからも応援していきます。
そしてもう一人、羽生選手に憧れて練習に励んできた選手が、今年のフィギュアスケート全国中学校大会で優勝しました。
中学3年生の佐藤駿君、14歳です。
(2月6日生まれですから今はもう15歳ですね)
会場には羽生選手からのエールも届いていました。
仙台出身の佐藤駿君は5歳の頃から、羽生選手と同じ仙台のアイスリンク仙台で練習していて、羽生選手からプレゼントされた弓矢のペンダントを大切に持っているそうです。
佐藤駿君の挑戦
駿君、随分大人っぽくなりました。
最終目標はオリンピックで優勝することって、頼もしい!
有言実行も羽生選手をお手本にしているのかな。
羽生選手に憧れて、その後を追って成長してくる選手がいることは、私達ユヅルファンにとっても嬉しいですね。
羽生選手自身もきっとそれを嬉しく思っているのではないでしょうか。
ちなみに羽生選手は中学校の1年生から3年生まで中学校大会で3連勝しています。
こちらは羽生選手が中学校一年生だったころの映像です。
サスペンダーに蝶ネクタイで『sing sing sing』
今でもこのコスチュームで滑ったらカッコいいでしょうね。
ところで、世界選手権が近づくに連れて、巷では妙な記事が出始めているようですね。
大きな試合の前には必ずねつ造記事が出てくるのが通例になっています。
最早、羽生選手はそのようなことに目もくれないでしょうけれど、誰のためにもならない呆れた記事にはいささかウンザリします。
事実をもって黙らせる以外にないのでしょうか。
そうできることを強く強く願っています。
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2019年02月23日
ショパンはお好き?
ショパンの曲はノクターン、幻想即興曲、別れの曲など、女子スケーターのプログラムにはよく使われますが、男子スケーターではショパンが取り上げられることは意外に少ないのです。
検索しても出てくるのはほんの2つか3つです。
今回は高山真さんの『羽生結弦は捧げていく』の中に2つのショパンプログラムが登場したので引用させていただきました。
何と言っても、やはり圧巻は平昌オリンピックのショートプログラムでしたね。
この瞬間口元に笑みが入るところがゾクッとします。
使用曲はショパン『バラード第1番』
ピアノの音符ひとつひとつとピッタリとシンクロする羽生結弦の足さばきは、「氷そのものが大きなピアノで、羽生結弦のエッジが、その大きなピアノを演奏している」というイメージです。
そして、プログラム全体から羽生が放つ雰囲気も、ショパンのピアノ曲のイメージに合わせている。
「ひとつひとつの足さばき」も「足さばきの集合体としての、全体の雰囲気」もシンクロしているわけです。見事な二重構造だと思います。
優雅で気品がありながら力強い羽生結弦のバラード第1番は、フィギュア界に永遠に語り継がれるプログラムですね。
もう一つのショパンプログラムはアレクセイ・ヤグディンの2000年ー2001年ショートプログラム『革命のエチュード』です。
高山さんはこのように書かれています。
ヤグディンの2001年世界選手権のショートプログラムは大変強い印象を残しています。ショパンの『革命のエチュード』をクロスオーバー風にアレンジした曲で、冒頭の4回転トウとトリプルトウのコンビネーションジャンプ、そしてその後のトリプルアクセルよりも、後半のふたつのステップシークエンスのほうがはるかに盛り上がる構成。
ドラマチックな曲調のさらに上を行くかのようなヤグディンの気迫に、曲が終わった瞬間思わず叫んでしまったほどです。
(2001年ワールドのきれいな動画がなく、これは2001年GPF代々木体育館です)
確かに後半のスピードが上がっていくステップシークエンスが素晴らしいです。
曲調は全く違うけれど、羽生選手の今シーズンのSPオトナルの後半の加速していくステップシークエンスを思い出しました。
そしてもうひとつ、羽生選手にいつか滑ってほしいショパンの曲があります。
ショパンのピアノ曲の中で私が一番好きな『英雄ポロネーズ』です。
この動画は、2005年のショパンコンクールで、史上初の2位該当者なしで、20歳でぶっちぎりの優勝を果たしたポーランドのピアニスト、ラファウ・ブレハッチの演奏です。
羽生選手のバラード第1番はクリスチャン・ツィメルマンの演奏とのことですが、彼の1975年の優勝以来30年ぶりのポーランド人の優勝者です。
容貌がショパンによく似ているとも言われています。
確かに似ているような気がします。
今までいろいろな英雄ポロネーズを聴きましたが、その中でも、一度聞いただけで大好きになってしまった演奏です。
是非一度聴いてみて下さい。
英雄ポロネーズは、ヒロイック Heroique とも呼ばれますが、
フィギュアスケート界のヒーローとしての羽生選手にふさわしい曲だと思います。
6分18秒の曲ですが、繰り返し部分をアレンジすれば4分のフリーのプログラムになります。
バラード第1番は9分33秒の長さを2分40秒にアレンジしていますから、英雄ポロネーズをショートプログラムにアレンジすることも可能だと思います。
振り付けは是非ジェフリー・バトルさんでお願いしたいです。
これは私の夢のプログラムです。
皆様も羽生選手に滑ってほしい曲はきっとおありでしょうね。
もしこの曲ならどんな風に滑るのかな、なんて想像してみるのも楽しいことですね。
来年も現役続行という羽生選手。
まだ世界選手権も終わっていないのに、もう来シーズンのプログラムは何か気になってきました。
なぜなら、羽生選手は自分で曲を選ぶことも多いので、だとすればもうそろそろ自身のプログラム候補曲リストの中から選んでいる可能性が高いのではないでしょうか。
それを考えるとワクワクしてきます
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2019年02月22日
花筏
この数日暖かい日が続き、雨も降るようになって、ようやく春の気配を感じるようになりました。
この冬も終わりに近づいていることを実感します。
高山さんの本を少しづつ読んでいるのですが、「春よ、来い」のハイドロブレーディングを「花筏」という言葉で形容しているのが素敵だなぁと思いました。
「湖面や水面など、水面に浮かんだ数えきれない桜の花びらが、いかだのように見えることからこの名がつけられています。
『春よ、来い』という曲とあいまって、このハイドロブレーディングは「花筏をかすめ跳ぶ」蝶の姿をイメージしました。美しかった・・・・・・」
(最近のYoutubeは解像度が高くなっていて、この動画も2160p(4K)です。美しいです。)
トロントはまだ氷点下の気温だけれど、
とりわけ長い冬を過ごすことになってしまった結弦君の元にも、もうすぐ春がやってくる。
こんな風に春を迎える結弦君をイメージする。
そして、どうぞ思い切り春を抱きしめて
そろそろお雛さま出さないとね。
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2019年02月21日
EX練習はプーさんを連れて
世界選手権の丁度1カ月前となる昨日2月20日、羽生選手が順調に回復し、ジャンプの練習にも取り組んでいるとのニュースが飛び交いました。
それだけで今日はなんだか楽しい気分になれます。
昨年のオリンピックに当たるここ数日は毎日、今日はどんな日だったかなと、日付入りで保存してある画像をチェックしてしまいます。
今日21日は羽生選手がエキシビションの練習に姿を見せた日なんですね。
2月17日のフリーで金メダルを勝ち取った日の後、初めてリンクに出た日ではなかったのかな。(多分)
メチャメチャ楽しくて楽しくてたまらない様子です。
(何かと難しい日中韓もリンクの上ではリスペクトしあう理想的な関係です)
この頃、羽生選手は2連覇の実感をかみしめながら、最高に幸せな気持ちだったでしょうね。
この時はプーさんを連れてきています。
競技の後だからプーさんも練習リンクには入れたのかな。
競技の前は練習リンクでもこのティッシュケースでしたものね。
2月15日 公式練習
競技の場には同席を許されなかったプーさんに、少しでもオリンピックを味合わせてあげたかったのでしょうね。
プーさんの身繕いも念入りにしてあげて、気持ちの余裕が感じられます。
プーさん、オリンピックに参加できてよかったね!
ローレウス賞に関する2つの前記事に対しては、思いがけずたくさんの拍手をいただきありがとうございました。(2月19日、2月20日)
羽生選手のファンの皆様は心優しい方ばかりで、どんなことがあっても寛大な心で受け止めて前に進むのには頭が下がります。
それに反して、私は短気で勝ち気で我儘で、思ったことを表明せずに我慢しているとストレスでムクンデしまいます。
わずか数年ですがヨーロッパで暮らしてみましたが、沈黙が金とされる日本と違って、表明されなかった意見は無かったことになります。
「始めに言葉ありき」が基本ですから。
これからも言うべきと思った時には自分の意見は表明させていただくと思います。
同意して下さる方も反発される方もいらっしゃると思いますが、自分の思いを書ける場所が個人のブログだと考えていますので、これからも何卒どうぞよろしくお願いいたします。
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OVERCOME
オーバーカム
困難を乗り越えて圧倒的に打ち勝つ
羽生選手を表すのにこれ以上ふさわしい言葉はないように思う
圧倒的に打ち勝つ
戦いの時も
自分の運命に対しても
ケガや病気に対しても
全ての困難を乗り越えていく
これまでも
そしてこれからも
”OVERCOME”
2002年ソルトレイクシティオリンピック エキシビション
アレクセイ・ヤグディン
大好きなプログラムの一つ。
UAを着た羽生選手を思い起こさせます。ここにアイリン手袋があれば完璧。
いつか練習着のようなこんなシンプルなコスチュームで演じる羽生選手も観てみたいな。
2018年GPヘルシンキ大会 公式練習
He shall overcome!
photo: sponichi
今日は練習が順調に進んでいるという知らせも届きました。
よかった!
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2019年02月20日
少しだけ本音を許して
ローレウス賞について、もう一度だけ本音を書かせて下さい。
ローレウス賞はスポーツ界のアカデミー賞と言われているそうですが、それがそんなに凄いことですか?
それにノミネートされるのがそんなにありがたいことなんでしょうか?
そもそもアカデミー賞ってハリウッドを中心としたアメリカ映画産業のお祭りです。
ハリウッドによるハリウッドのための映画祭が、それ自体別に凄いこととは思っていないので、スポーツ界のアカデミー賞と銘打たれても、何が凄いのかさっぱり分かりません。
映画賞とスポーツの賞とは選び方のポイントが全く違うものなのに、比喩の対象にもならないのではないですか?
ただ派手な舞台装置だけは似ていますね。
会場となった、タックスヘイブンとして知られ、またカジノで有名なモナコという場所も私は好きになれません。
税金逃れで移住してくる世界のお金持ちも多く、表面的には華やかな感じですが、あまり良い雰囲気の場所とは思いません。
常に清廉であり、クリーンなイメージの羽生選手に似つかわしい場所とは”私には”思えません。
羽生選手が虚飾の世界に巻き込まれなくてよかった。
それが本音です。
今回、日本から二人が2つのサブ的な賞にノミネートされていたのは、昨年からローレウスのパートナー(スポンサー)に名乗りを上げたMUFJ(三菱UFJ銀行)に対する挨拶がわりなのかなと思っていました。
なので、二人の内一人は受賞ということになるのかもしれないとは感じてはいましたが、カムバック賞にはアメリカのタイガー・ウッズで決まっているという出来レース感があったので、羽生選手はちょっと色付け的に使われてしまったのかもしれませんね。
そう考えると非常に非常に腹立たしいです。
羽生選手が賞の発表直前になって、ファンに向けてビデオメッセージを公開した時には、もう結果は分かっていて、色々なオトナの事情があってのことかもしれません。
羽生選手があのメッセージを出した裏には何があったんだろう。
世界選手権を前にしたこの大切な時期に振り回された羽生選手が気の毒でたまりません。
私にはあのビデオの彼の様子が少しも嬉しそうでも楽しそうでもなく感じられました。
それでも、ただ一心にサポートしてくれたファンのためにメッセージを送ってくれたのでしょう。
世界中の羽生ファンからの反響に驚いてなのか、ローレウスからファンに対するツイートもあったようですね。
『私たちは羽生結弦選手の素晴らしいファンの皆様に敬意を表したいと思います。
今年彼は受賞しませんでしたが、ファンの皆様は最も献身的なファン賞に値します』
なぜ羽生選手のファンに向かってだけ、取ってつけたようなコメントをするのでしょう。
白々しいというか、言い訳がましくて、ただでさえ寒いのに、もっとサムクなりました。
数値で評価して決められる競技と違って、こういった賞は明確な根拠がなく、主催者側が恣意的に決めてくるものですから、あまり意味もありません。
そしてディプロマティックな力関係も働いていそうです。
因みに、2000年の初回から今回まで、最優秀男子選手賞に選ばれている競技は、テニス10(内、フェデラー5、ジョコビッチ3)、陸上4(ウサイン・ボルトのみ)、F1 3(内、シューマッハ2)、ゴルフ2(タイガー・ウッズのみ)という内訳です。
大変偏った選考ではないでしょうか。
ドイツとスイスの会社がスポンサーですから、分かり易いと言えば分かり易いですが。
ですからもう、後味の悪いこの賞のことは忘れて、1か月後に迫った世界選手権に向けて、羽生選手が雑音に煩わされることなく、そして怪我なく、練習に打ち込めるよう祈るのみです。
本音を吐いてしまってご不快な気持ちにさせてしまったらごめんなさい。
でも、私と同じ気持ちの方もきっと少しはいらっしゃるのではと思い、敢えて書かせていただきました。
この件はこれで終わりにします。
最後までお読みくださりありがとうございました。
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2019年02月19日
カムバック賞なんていらない
結弦君がカムバック賞でなくてよかった!
心からそう思っています。
もし彼に賞をというならば、スポーツマン・オブ・ザ・イヤー(年間最優秀選手賞)以外は考えられませんでしたから。
これでローレウス賞はYuzuru Hanyuにその賞を与える機会を失ったことになります。
もし再びその機会があるとすれば、3年後に彼がオリンピックで3連覇を果たした時でしょう。
ローレウス賞にそんな幸運が舞い込むかどうかは、神のみぞ知る。
大坂なおみさん、ブレイクスルー賞おめでとう!!
あなたは正しくブレイクスルー賞に相応しい。
1周年にあたって、王者の帰還の正しい描写を提供してくれた
オリンピックチャンネルより
Who was watching one year ago today when Yuzuru Hanyu 🇯🇵 won his second consecutive Olympic gold 🥇⛸️? The story behind his #PyeongChang2018 triumph.
— Olympic Channel (@olympicchannel) 2019年2月16日
Relive the full performance 👉 https://t.co/TIXBU1nTEg #1YearOn @Japan_Olympic @ISU_Figure pic.twitter.com/n5pVKRG373
Yuzuru Hanyu はディフェンディングチャンピオン、そして現ワールドチャンピオンとして2018年ピョンチャンオリンピックに行った。
史上最高のスケーターの一人として広く考えられている彼は、そのコレクションにもう一つの金メダルを付け加えることを強く望んでいた。
しかし、ピョンチャンオリンピックのわずか3か月に大きな災難に見舞われた。
HanyuはNHK杯の練習中に転倒し、足首に酷い怪我を負ったのだ。
彼は松葉杖でカナダの練習リンクに戻って行った。
Hanyuは復帰を誓い、回復への困難な道を歩み始めた。
大きな困難に立ち向かい、重圧をはねのけて、彼はオリンピックに向かって行った。
怪我の後、初めて競技のリンクに戻ってきて、Hanyuはショートプログラムでオリンピックレコードを記録した。
フリーでの忘れ難い演技は、彼の2回目の金メダルを確実なものとした。
彼は1952年のディック・バトン以来初めて、2連覇の偉業を成し遂げた。
Yuzuru Hanyu, 帰還した王者
もう一度過去記事も再掲させて下さいね。
2018/1/19
なぜ復帰選手にノミネート? ローレウス賞
ローレウス世界スポーツ賞が話題に上がっていますね。
しかし、私は羽生選手のノミネートには疑問を持っています。
羽生選手は引退していたわけでも、長期間競技から離れていたわけでもなく、益してや成績が低迷していたわけでもないのに、なぜ最優秀復帰選手(COMEBACK OF THE YEAR)といううカテゴリーにノミネートされているのでしょうか?
前年(2017年)の世界選手権ではFSで世界最高得点を更新して優勝していますし、NHK杯の練習中の怪我で、3か月間を治療に費やしただけで、平昌オリンピックでは66年ぶりの連続優勝を果たしました。
それがなぜ最優秀男子選手のカテゴリーではなく、最優秀復帰選手のカテゴリーになるのでしょうか。
やはりノミネートされるならば、本来 年間最優秀男子選手(SPORTMAN OF THE YEAR)というカテゴリーではないのでしょうか。
因みに最優秀男子選手のカテゴリーにノミネートされているのは、以下の6人です。
*ノバク・ジョコビッチ(セルビア・テニス)
*ルイス・ハミルトン(英国・F1 モーターレース)
*レブロン・ジェームス(USA・バスケットボール)
*エリウド・キプチョゲ(ケニア・陸上競技 マラソン)
*キリアン・エムバぺ(フランス・サッカー)
*ルカ・モドリッチ(クロアチア・サッカー)
(ジョコビッチ選手のノミネート理由を見れば、ひじの怪我からの復帰と言う意味では羽生選手と同じです。またこの賞では過去受賞した18人の内、9人がテニス選手です)
そして最優秀復帰選手にノミネートされているのは以下の6人です。
*羽生結弦(日本・フィギュアスケート)
*マーク・マクモリス(カナダ・スノーボード)
*ビビアン・メンテルスペー(オランダ・パラリンピックスノーボード)
*ビネシュ・フォガト(インド・レスリング)
*リンゼイ・ボン(USA・スキー)
*タイガー・ウッズ(ゴルフ・USA)
「オリンピック男子フィギュアスケートチャンピオンは平昌オリンピックの3か月前に足首靭帯に重大な怪我をした。しかしオリンピック競技の3週間前までジャンプの練習ができなかったにもかかわらず、彼は見事に2大会連続の金メダルを勝ち取った」とノミネート理由が書かれています。
しかし羽生選手は怪我から復帰したから素晴らしいのではなく、オリンピックに66年ぶりに2連勝したから素晴らしいのです。
そのことは怪我があった、なかった、とは直接関係ないことなのです。
仮に怪我がなくても負けたら負けだし、怪我があっても勝てば勝ちです。
それがアスリートの世界だと思います。
そして授賞式が映画祭のような派手な演出で行われるというのも違和感を感じてしまいます。
スポーツ界の芸能界化でしょうか。これではまるでモナコ近くのカンヌの映画祭を真似たよう。
私は個人的には羽生選手にこういうスノビズムに染まってほしくありません。
この賞の第1回表彰式で、「スポーツには世界を変える力がある」と述べたというネルソン・マンデラさんはこういう形を望んでいたのでしょうか?
色々な意見があるとは思います。
皆様はどうお考えでしょうか。
因みにその他の日本人としてはテニスの大坂なおみ選手が最優秀ブレークスルー賞にノミネートされています。
ローレウス世界スポーツ賞のグローバルスポンサーは、メルセデス・ベンツ、スイスの高級時計IWCシャフハウゼン、そして昨年から日本のMUFG(三菱UFJ銀行)が加わりました。
しかし今のところ中心的な組織であり、投票権のあるローレウス・ワールド・スポーツ・アカデミーの50人のメンバーに日本人は一人も含まれていないようです。
ローレウス・ワールド・スポーツアワードのH.P.はこちらです。
羽生選手は自分の力で勝ち取る賞以外は興味はないと思います、
こんなことに煩わされず
世界選手権に向けて集中して練習ができますように!!
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2019年02月18日
2月18日一夜明けの記者会見
昨日はオリンピック2連覇記念の日2月17日、オリンピックチャンネルも大きな金メダルと共に祝ってくれました。
#YuzuruHanyu of #JPN defends his Olympic crown with #Gold in Men's #FigureSkating at #PyeongChang2018! He is the first to win back-to-back gold since Dick Button did so in 1948 and 1952. @ISU_Figure
— Olympic Channel (@olympicchannel) 2018年2月17日
More here: https://t.co/IEOMAVKRqt pic.twitter.com/fNScSXG9C3
そして2月18日は一夜明けの記者会見でした。
Q.司会者: それでは羽生選手、金メダルを首に掛けた、一夜明けたお気持ちをお聞かせください。
羽生選手:まず、ソチオリンピックの時とは違って、非常に非常にたくさんの思いを込めて、この金メダルを取りに行きました。そして最終的に自分が思い描いていた結果になり・・・・・自分の思い描いた・・・・・メダルを掛けていることが本当に幸せです。
司会者:まず外国の記者からの質問を先にしていただきます。YUZURUにも英語で答えていただきます。
エーッ、みたいな顔してますね。
Q.オリンピックチャンネル記者:英語で話してくれてありがとう。
(この会見には通訳が付かなかったんです。田村さーん)
あなたはとても若くして二度のオリンピックチャンピオンとなりました。
大きなプレッシャーをどのようにコントロールしているのですか?
羽生選手:世界にはメンタルコントロール、精神面の管理の仕方、心拍数や身体の管理の仕方に関する知識がたくさんあります。それらに関する多くの知見や論文があります。
ですから、スケートができなかった間はそれらを一生懸命勉強しました。僕は心理学や競技のメンタルについて学ぶのが本当に好きなんです。実際それが今回のオリンピックで本当に役立ちました。
Q.CNN記者:あなたほどファンから熱狂的な応援を受ける人を見たことがありません。
それについてどう思いますか。
また、あなたがインスピレーションを受けるのは誰ですか。
羽生選手:実際スケートを始めたころはオリンピックについては考えていませんでした。4歳だったので、オリンピックのことは知らなかったからです。
スケートを始めてから、オリンピックを見てたくさんの刺激を受けました。どのオリンピックかは覚えていませんが、たぶんソルトレイクシティオリンピックだと思います、それからオリンピックでチャンピオンになりたいと思いました。
そのー、自分でも何を言おうとしているのかよく分からないのですが・・・しかし僕のヒーローはエフゲニー・プルシェンコ、それからジョニー・ウィアー、ステファン・ランビエール、そしてハビエル・フェルナンデスもそうです。
そしてまたディック・バトンもそうです。彼は実際最も偉大なスケーターだったからです。
彼が滑っているところは見られませんでしたが、彼が大変すばらしいスケーターであったことは知っています。そして彼は、僕が今回オリンピックで2連覇することを本当に応援してくれました。ですから彼に本当に感謝しています。
僕が3連覇の記録に挑戦するかどうかは分かりませんが、今は今回の2連覇というタイトルに本当に満足しています。ありがとうございます。
Q.NBC記者:ファンがあなたのためにアイスリンクに投げ込むプーさんのぬいぐるみどうなるんですか?
羽生選手:プーさんは・・・帰す・・・何と言ったらいいか・・・森へ帰します。フフフ冗談ですけど。
本当は全部家に持って帰りたいんですが、でもそうもできません。
ですから実際はスケート連盟や子供たちのための何らかの連盟や団体に寄贈しています。何と言ったらいいか分かりませんが・・・寄贈しています。
そしていくつかのプーさんは僕の思い出のために家に持ち帰ります。
Q,ロイター通信記者:(英語で質問を始めるが、羽生選手に”You can speak japanese !"と言われ、日本語に切り替え。日本語話せる方だと知っていたんですね。)
Q: 昨夜はお祝いをされましたか?
そして今日はどんなお気持ちでしょうか。
羽生選手:優勝のお祝いはしませんでした。眠る時間も十分になかったので。
優勝のお祝いは多分するでしょう。ただし家族やチーム、またクリケットクラブ内で、多分。
そして僕の気持ちはフリープログラムを滑る前と今とでは全く違っています。僕の夢はすでに叶ったからです。ですから今は本当に満足しています。
その他の外国人記者の方、質問はありますか?
もう終わり―みたいなバッテンマークですね。
それでは日本人記者の質問に進みます。
Q.フィギュアスケートマガジン記者:フィギュアスケートマガジンの山口と申します。おめでとうございました。(ここで山口さん登場!)
一般的にスポーツでは人間力が競争力に結びつくと考えられていますが、競技以外にこれからトライしたい、例えば旅をしたいだとか、何かこういう分野で勉強したいだとか、競技以外に何か挑戦してみたいと思っていることことはありますでしょうか?
羽生選手:とりあえずスケートをやめる気はまだないです。
今まで人生スケートに懸けてきて本当によかったと心から言えますし、これからも、もうちょっとだけ・・・もうちょっとだけ、自分の人生をスケートに懸けたいなって思っています。
これ以降も4回転アクセルについてなど日本のメディアからの質問が続きます。
続きは会見のノーカット動画でどうぞ。
そしてハビもまたあの日を懐かしんでいます。
#1YearAgo, @javierfernandez ⛸️🇪🇸 became Spain’s first ever Olympic medallist in figure skating.
— Olympic Channel (@olympicchannel) 2019年2月17日
Go back to #PyeongChang2018 👉 https://t.co/w22xFfsHUX@ISU_Figure @COE_es pic.twitter.com/sltKxEki0e
本当に2018年2月17日は永遠に記憶され記録される素晴らしい一日でしたね
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2019年02月17日
金メダル記念日と大人のピアノ
今日、2月17日は平昌金メダル記念日ですね。
1年前の今日、あの素晴らしい、凄まじいSEIMEIを観ました。
自然に涙が溢れました。
そして1年後の今日も同じ思いです。
結弦君もトロントで1周年記念のお祝いしているかな。
1周年記念の練習していそうな気もするけど。
この日を元気で楽しく過ごせていますように。
金メダル1周年に合わせたように、ローレウス賞から羽生選手のノミネートに対するコメント動画が発表されています。
>
#羽生結弦 のファンたち、ローレウスはあなたを聞いた!
— #Laureus19 (@LaureusSport) 2019年2月16日
羽生結弦様自身からのメッセージがある。#Laureus19#YuzuruHanyu fans, we've heard you on Twitter...
So here's a message from the main man himself ⛸#Laureus19 pic.twitter.com/LeOXuDK0ua
(ツイッターの日本語ちょっと変かな)
久しぶりに声が聞けたのは嬉しい!
ほっそり見えるけどちょっと痩せたのかな。 心配してしまう・・・
果たしてこれは受賞の予告なのか、受賞しない予告なのか、どちらでしょうか。
もう一人日本からブレイクスルー賞に大坂なおみ選手がノミネートされています。
こちらも有力候補ですね。
三菱UFJが新しくスポンサーになっても日本人二人同時受賞は難しいかもしれないですね。
ノミネートされたのは嬉しいけど、私は羽生選手はカムバック賞より最優秀男性選手賞にノミネートされるべきだったと、今でもそう思っています。
過去記事:なぜ復帰選手にノミネート?ローレウスアワード(1/19)
YUZURUを追いかけて(1/20)
結果は日本時間19日(火)未明の発表を待ちましょう。
ヤマハミュージックから羽生選手のプログラム使用曲のピアノスコアが出版されます。
羽生選手のファンの中にはピアノが弾ける方がたくさんいらっしゃると思います。
ヤマハさん、そのことに気が付いていたのですね。
今は弾けなくても、これを見て、ヤマハ大人のピアノ教室に通い始める人もきっと増えるんじゃないでしょうか。
羽生結弦選手の貴重な写真を巻頭カラー16ページに収録!
歴代のプログラム使用曲からセレクトしたオフィシャルピアノ曲集です。
羽生結弦選手の貴重な写真と共に、プログラム使用曲をピアノアレンジでお届けする、オフィシャルピアノ曲集です。
少年時代から近年までの迫力ある演技写真の数々、大会記録やプログラム曲目リストなど、フィギュアスケートと共に歩んだ軌跡をたどります。
金メダル2連覇を果たし、日本中を感動の渦に巻き込んだ2018年平昌でのプログラム使用曲「ショパン バラード第1番」、「SEIMEI」や、エキシビションで使用されてきた「花になれ」「花は咲く」「The Final Time Traveler」など、弾き応えのあるアレンジで収載しました。
さらに、羽生選手が試合前などに聴くことで心の支えにしていた曲「風 ~re-fly ver.~」も、ピアノ演奏でお楽しみいただけます。
巻頭には、演技中の美しいシーンや、迫力ある表情など、秘蔵写真を多数掲載。
羽生結弦選手の魅力をたっぷり詰め込んだ充実の1冊です。
■編成:ピアノソロ
■グレード:中級/中上級
■収載曲[全15曲を収載]
[1] サマー・ストーム(「四季“夏"」より)
[2] パガニーニの主題による狂詩曲
[3] ツィゴイネルワイゼン
[4] ホワイト・レジェンド(「白鳥の湖」より)
[5] 「悲愴」12のエチュード第12番 嬰ニ短調
[6] パリの散歩道
[7] 花になれ
[8] Story
[9] 花は咲く
[10] The Final Time Traveler
[11] バラード 第1番
[12] 天と地のレクイエム
[13] 映画『陰陽師』より
[14] VIEW OF SILENCE~Asian Dream Song メドレー
[15] 風 ~re-fly ver.~
私の家にもピアノ弾きがいて、ただ今バラード第1番練習中ですが、かなり難しいらしい。
実は私も数年前からヤマハの大人のピアノ教室に行ったら、と言われているんです。
しかし教室に週1回くらい通うのはいいとしても、その間に練習が必要ですよね。
果たして今の生活サイクルでその練習時間が取れるんだろうか?
練習を全然してこない生徒になっても先生に申し訳ないと思い、なかなか一歩が踏み出せません。
しかしこの楽譜の出版を見て、いよいよピアノを始めようかなと頭の片隅で考えてしまいました。
これは中級から上級向けのようですが、初級クラス向けのも出版してほしいです。
SEIMEIとかパリ散のワンフレーズだけでも弾けたら嬉しいでしょうね。
とりあえず自学自習でもいいし、
もしお家に眠っているピアノがいたら 起こしてみませんか。
そしてまだ2月なのに、もう今年のファンタジーオンアイスの公演日程詳細とチケット情報が発表されました。
春はもうすぐそこまで来ていますね!
FaOI 公式ホームページ
幕張 5月24日(金)25日(土)26日(日)
仙台 5月31日(金)6月1日(土)2日(日)
神戸 6月7日(金)8日(土)9日(日)
富山 6月14日(金)15日(土)16日(日)
幕張と仙台にはどうしても行きたいな
チケットは取れるかどうか分かりませんが、仙台のホテルは予約してしまいましたー
今は一般販売の告知しかありませんが、抽選もありますよね。
先着順ではとても無理です~
チケットと言えば、さいたまワールドの公式練習チケット先着順、皆様はいかがだったでしょうか。
私は販売開始の12時ジャストにアクセスしましたが、20日、21日、22日は決済手続きまで行く間に混雑のため止まってしまい、いつものごとく繋がった時には終了。
結局取れたのは18日と19日だけでした。
ゼロよりマシではありましたが。
結弦君が18日と19日も公式練習に参加してくれることをひたすら祈っています。
練習着で滑る結弦君が見たい! こんなイメージで。
なんという美しさ、なんというエレガンス、うっとりします。
スマホのお気に入りに入れている大大大好きなこの動画、
特にイライラしている時には特効薬のように気持ちが落ち着きます。
皆様にもお薦めしたいです。
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