2019年01月
2019年01月31日
プルシェンコの視点から*アナザーストーリー
アナザーストーリー続きです。
視点2: プルシェンコ
フィギュア界の皇帝が明かすアナザーストーリー
自分が無しえなかったオリンピック連覇
その難しさを一番よく知る彼、プルシェンコ。
プルシェンコ杯ってあるんですね。知りませんでした。
才能ある若いスケーターを発掘して育てるために。
プルシェンコさん、サーシャ君をユヅルの跡継ぎに育てるつもりなのかもしれません。
今の僕の目標は、打倒 羽生結弦
史上最強の彼を超える選手を育てることだから
初めて結弦に会ったのは彼が10歳くらいの時、日本でショーをしていた時のことだね。
あなたにすごく憧れている子供がいるよって言われて会ったんだ。
プルシェンコが表紙のフィギュア雑誌を見る結弦くん
一目見て驚いたよ
センスが違う (納得!すごく重要なこと!)
スピンも上手で、ただあまりに痩せてたんで、しっかり鍛えればいい結果が得られるよって言ったんだ。
まさかオリンピックで二つも金メダルを取るとはね。
初めて戦えるチャンスとなったのがソチオリンピック
ソチオリンピックに向けて最高の対戦相手ができた。
腕が鳴ったねぇ。
どれだけ昔から知っていようが、リンクに立ったら敵。
彼なら、倒しがいがある。
プルさん、ファイターですねぇ。
ずっとあこがれ続けてきたプルシェンコさんに好敵手と思われること自体が羽生選手にとっては誇りでしょうね。
対等な相手と認めてくれたってことですものね。
2010年のバンクーバーオリンピックで、
わずか1.31点の差でオリンピック連覇を逃したプルシェンコさん。
あの頃は戦い続ける選手が少なくて、みんな直ぐに引退していく。
まだまだ滑れるのに。
僕は連覇を逃した悔しさより、戦う相手がどんどんいなくなることが悔しくて仕方がなかった。
プルシェンコが銀を取ったのは2回。
金を取ったヤグディンとライサチェックは連覇に挑むことなく戦いの場を去って行った。
お前も辞めるのか、お前もかって。
それが悔しくて。
だからこそ、羽生と言う強敵が現れたことにプルシェンコは奮い立ったのだ。
氷の上でどうやって彼を倒すか
ショックを受けさせるか、たたきのめすか、
そればかりを考えた。
それが僕の流儀さ
こんな時も、そんなこと考えながら羽生選手を観察していたのですね。きっと。
羽生選手の望みは、
プルシェンコさんにとっての
『燃える存在』に少しでも近づけるようになりたい。
でもそんな二人のそれぞれの願いは
プルシェンコさんの怪我による個人戦棄権で叶いませんでした。
ユヅルがソチで金を取った後、引退しない、次も出ると言ってくれて
飛び上がるほど嬉しかった。
私が去っても、彼が参加し続けることで
オリンピックという最高の戦いのレベルが保たれる。
ユヅルは分かっているんだ
最高の演技は試合でしかできないことを
そしてフィギュアスケートの世界に、オリンピックチャンピオンになる以上の喜びは絶対に無いってことをね。
プルシェンコから受け取ったバトン
そして平昌オリンピックへと邁進した羽生
その間の4年間、若手選手の台頭はあったが、
優勝候補は羽生と答え続けた。
大事なのは技でなく、経験と自信
それを合わせ持っているのはユヅルしかいなかった
連覇がどれだけ難しいか私は身をもって知っているけど、
誰かがやるとしたら世界にユヅルしかいない
だから僕はあのオリンピックでも、ユヅルがその場に立てさえすれば、連覇は間違いないと断言していたんだよ。
プルシェンコさんらしい率直なインタビューでした。
強烈な闘争心の持ち主であるがゆえに、一旦自分が認めた相手には絶大な信頼を寄せてくれるのですね。
天才は天才を知る、というか。
羽生選手もそれに応えて今も止まることなく進化し続けています。
プルシェンコさんはおそらく、
羽生選手は次の北京オリンピックは当然のこととして、
その次のオリンピックにも出れるし、勝てるはずということを言いたいのですね。
羽生選手の3年後は27歳、7年後は31歳
35歳まで現役を続けたプルシェンコさんにしてみれば、
彼はまだまだ若くて、大きな可能性を秘めているんだと。
そうであって欲しいし、そうだと信じています。
動画はこちらで見られます。
感動的なハビのインタビューは次回に。
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2019年01月30日
バトンさんの言葉*アナザーストーリー
アナザーストーリー、思っていた以上にいい番組でした。
羽生選手に関する番組としてNHK史上一番ではないでしょうか。
ディック・バトン、エフゲニー・プルシェンコ、ハビエル・フェルナンデスの3人の言葉が素晴らしくて、見ながら感動した言葉を書き取りました。
【最強のスケーター羽生結弦の高みにせまるアナザーストーリー】
視点1:オリンピック連覇の先達、ディック・バトン
ニューヨーク郊外に住むバトンさん89歳。かくしゃくとしていらっしゃいます。
左が1948年の右が1952年のオリンピック金メダル。
毒舌解説者として知られるバトンさんの言葉が痛快です。
プルシェンコ? 技術は凄いけど私の批判にもっと早く耳を傾けてほしかったね。
彼のスピンは無駄に回りすぎだよ。
羽生選手のことについてはどう答えるか。
結果なんておまけだよ。
私の評価基準は演技がちゃんと劇場になっているかどうか、それだけだ。
独創的でお客を呼べる劇場にね。
羽生結弦の演技はそういう意味では最高だ。
皆をうっとりさせる。満員御礼間違い無しだね。
実は世界で初めて3回転ジャンプを跳んだのもバトンさん。
フライングキャメルスピンも考案し、初めはバトンスピンと呼ばれていたそう。
1948年から1952年まで出場した国際大会すべてで優勝。
羽生選手がソチのフリーで転倒したことを悔やんでいたのを見て共通点を感じたそうです。
彼も1952年のオリンピックで転倒し、そのことを今でも悔やんでいるという。
もう一度納得できる演技で金メダルを。走り出した羽生。
彼を追うネイサン・チェン、ボーヤン・ジン。宇野昌磨。
4回転、4回転って、どいつもこいつも点数を目当てにぞうきんを絞るみたいなジャンプばかりして。
あんな見苦しいものは見たくない。
距離を跳んで静かに着地する、それが本当のジャンプだ。
バトンさんがジャンプのお手本として挙げたのは、ジャネット・リン、伊藤みどり、浅田真央。
彼女たちに比べても羽生結弦は別格、破格の存在なんだよ。
ユヅルはどこかで見たような演技はしない。
いま見逃すと二度と見られないような演技、それだけが価値があるんだ。
みんな同じような演技じゃ、点数だけで感動は無い。
用は点数を超越した感動を与えられるかどうかだ。
ユヅルにはできる。
オリンピックの前に怪我があったけど、彼が戻ってくことだけを願っていた。
本物のスケーターをね。
彼のジャンプで見るべき一番重要なポイントはスピードだ。
ジャンプに入る時と出るときのスピードが変わらない。
そんな選手はまずいない。
彼は切れ目なくシンプルに演技を続けている。
ひとつの表現として貫かれた演技。
彼もやっと満足できたね。いやー素晴らしかった。
この大舞台で見せる最高の劇場を見せてくれたと思うよ。
これぞ金を越えて、ダイアモンド級の演技だね。
いやぁ、バトンさん一言一言が素晴らしい。
示唆に富んでいて説得力がある。
流石です。
羽生選手もこの番組を見て感激するのではないでしょうか。
今回はバトンさんの言葉でした。
動画はこちらでも見れます。
次回はプルシェンコさんとハビの、これもまた感動的な言葉の数々を。
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2019年01月29日
アーティスティックスケート
今回のヨーロッパ選手権の5位までに入賞した選手を見ると、スペイン、イタリア、フランスと5人の内3人までが南ヨーロッパのラテン語系の国の人が占めているのに驚きました。
フィギュアスケートというと、やはり北ヨーロッパが主流という先入観があったからです。
ハビの活躍が刺激となって、こんなところにも影響が出てきているのかもしれませんね。
Figureskatingのことを、日本では英語表記のままにフィギュアスケートと呼んでいますが、
イタリア語ではPattinaggio artistico、
フランス語ではPatinage artistique、
スペイン語ではPatinaje artisticoと、
ラテン語系の言語ではいずれも「芸術的なスケート」と言い表します。
英語にすれば形容詞が前に来るので「アーティスティックスケート」ということになりますね。
いずれの国も美しさに対する感受性では他国に引けを取らない国です。
フィギュアスケート界では少数派だったラテンヨーロッパの国々でもフィギュアスケートがメジャーなスポーツになり、ハビに続くような素晴らしい選手が出てくるといいなぁと思いました。
羽生選手のスケートもフィギュアスケートと言うよりも、正にアーティスティックスケートと言い表すにふさわしいものです。
技術、表現、音楽、衣装、その全てをトータルで評価できるように5項目のプログラムコンポーネンツがあります。
羽生選手はそのトータルパッケージをパーフェクトにこなそうという目標を掲げています。
私は世界共通でフィギュアスケート⇒アーティスティックスケートに名称変更してほしいです。
photo: Nobuaki TANAKA(Ice Jewels から1枚だけお借りしました)
一方、ヨーロッパ選手権を追うように行われた全米選手権は凄いことになっているようですね。
342.22って何でしょうね。
旧採点システムの時の羽生選手の最高得点が330.43ですね。
どうしてもこれを越えさせたかったのかな。
ネイサン選手のSPとFSのジャッジスコア見て下さい。
いくらネイサン選手が良い演技をしたからと言って、GOE+5とPCS10点のオンパレード!
一瞬、自画自賛の爆盛り演説で世界の冷笑をさそう某国の大統領を連想してしまいました。
ただでさえアメリカの常識世界の非常識と言われることが多いのに、スポーツの世界までそうならないように祈るばかりです。
しかしネイサン選手のパジャマか練習着のような衣装はどうにかしたほうがよいのではないでしょうか。
確か過度の肌の露出は減点対象ですよね。
そして使用楽曲もそれほど気を配って選んだものとも思えません。ジャンプの伴奏のよう。
徹底的に音楽にこだわる羽生選手とは違うようです。
これでは『フィギュアスケート』とは呼べても、どうしても『アーティスティックスケート』とは呼べません。
ファンというのとは違うけれど、私はネイサン選手自身には好感を持っています。
賢いし、スケートは上手だし、ちょっと生意気そうなところもキュートです。
国際試合ではこうはいかないことは賢明な彼自身が一番自覚していると思います。
1月28日の月曜日にオーサーコーチはトロントに帰り、羽生選手と世界選手権に向けての話をする予定とのことですね。
怪我のケアをしながらの練習は大変だと思いますが、平昌の経験もあります。
世界選手権まであと50日余り、どうか良い練習ができますように。
それにしても、アーティスティックスケートっていう呼び方いいなぁ。
今夜はIce Jewels ゆっくり読みたいと思います。
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2019年01月28日
ユヅとハビの思い出アルバム*その3
ハビの最後の演技の余韻からまだ冷めず、何度もリピートしてしまいます。
特にハビの素晴らしい4Sと3AのGOEの加点を見て下さい!
ハビはユズの応援に見事に応えてくれましたね。
「ほら、見て!」って言ってるみたい。
ハビに心からのありがとうを言いたいと思います。
さて長引いてしまったユヅとハビの思い出アルバム記事の続きです。
前の記事はこちら↓
1月24日☆ユヅとハビの思い出アルバム
1月25日☆思い出アルバム*その2
【2017ヘルシンキ世界選手権】
ユヅはショートプログラムのLet's go crazy を思いもよらない5位という成績で終えていました。
1位のハビとの点差は10.66でした。
それでも公式練習の時にいつものメンバーが揃うと笑顔も見せていました。
この4人は本当にファミリー感がありますね。
そうして迎えたフリープログラム。
6分間練習の時から、ただならぬ雰囲気を纏っていたように思います。
そして結果は、SPとは逆に、ハビになんと31.06の差をつけて223.20という世界最高得点を出して、逆転優勝したのでした。
まるでハビにSPで10点以上の差をつけて勝っていたのに、FSで逆転負けした、2016ボストンワールドの逆バージョンのようでした。
優勝インタビューに向かうリンクサイドの暗闇の中には、ユヅの勝利を祝福するハビと、ブライアン、
トレーシー両コーチの姿がありました。
この試合の時のユヅの美しさは忘れられません。
それは内側から光を発して輝くような美しさでした。
花束はジスランコーチに
3年ぶりに掴んだワールド金メダルでした。
平昌オリンピックまでこの記事で終わらせようと思いましたが、やはり無理でした。
また別の記事にしたいと思います。
ハビはもう今日から新しい世界に向かっているのかな。
エキシビションは『プロメト』約束。
約束を果たして去る素晴らしいフィギュアスケート選手ハビエル・フェルナンデス
21年間お疲れさまでした。
たくさんの素晴らしい演技と感動をありがとう。
ユヅの言葉が私たちの気持ちを代弁してくれています。
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2019年01月27日
見果てぬ夢を追いかけて
最後の試合でヨーロッパ選手権7連覇の偉業を達成しましたね!
素晴らしい結果、おめでとうーーー
そして最後に渾身の演技を見せてくれてありがとう。
ハビのスペイン人としてのアイデンティティを示す強く美しい演技で現役の最後を締めくくり、素晴らしかったです。
今までで一番凛々しいハビを見たような気がします。
表彰式のハビの表情を見ていると、もう言葉は何もいらない。
見果てぬ夢を追い、見事にそれを叶えましたね!
トロントで見ていたユヅもこの結果をどんなにか喜んだことでしょう。
これからは違う形でフィギュアスケートに貢献していくのですね。
さよならは言わない。
ハビ、また会える日を楽しみにしています!
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2019年01月26日
オーサーの確信
ブライアン・オーサー、
羽生結弦の2019世界選手権出場に自信
Olympic Channnel より
オーサーコーチが羽生の回復状況を
Olympic Channelに語る
「もちろん間に合うと確信している。彼は優勝候補であり、大会は日本で開かれる。だから万全の状態で出たいと本人は望んでいる」
「同種のケガに苦しんだ昨年と同様、彼は頭をよく使って回復に努めており、医師の言葉に耳を傾けながら適切な療法を進めている」。
日本での世界選手権
今年の世界選手権は3月に埼玉で開催される。
羽生にとって埼玉は思い出の地。日本で世界選手権が前回開かれた2014年、初の世界制覇に成功した。
「世界選手権に焦点を当てていく。彼は準備に必要なことを進めていく。頭をよく使って練習を続けていくことだろう」とオーサーコーチは述べた。
オーサーコーチは付け加えた。
「時間がかかるが、彼は自分の身体を分かっている。現状で、どこまでやれるか確認しながらやっている」
「世界選手権での完全復活を確信している」
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画像はお借りしたものとキャプチャーしたものがあります。
2019年01月25日
思い出アルバム*その2
ヨーロッパ選手権SPの結果は3位でしたね。
2位との差はわずかでちょっと残念ではありますが、ハビの最後の試合ですから、順位にこだわらず楽しんで欲しいなと思いました。
マラゲーニャ、カッコよかったです。
とはいっても、まだフリーで挽回するチャンスがありますから、気持ちを切り替えて逆転優勝できたら最高です。
ハビには2016年の世界選手権SPで、ユヅに12.04点の差をつけられても、フリーで逆転優勝した実績がありますからね!!
Vamos! Javi!
JSPORT4で欧州選手権男子フリーのライブ放送があります。
26日(土)17:15~21:15 です。
全米選手権も始まってしまい、紛らわしいのですが、これだけは絶対見ます。
昨日の続きのユズとハビの思い出アルバムです。
今回は残りの4回の世界選手権と平昌オリンピックです。
【世界選手権】
2014年から2017年までの4回の世界選手権まで、正にユヅハビ時代が続きました。
この間、二人が金メダルと銀メダルを2つずつ分けあったのです。
4年の間そこに割って入ってこれる選手は誰もいませんでした。
2014 さいたま世界選手権
この時、オーサーコーチはクリケット3兄弟を引き連れてきました。
SPではユヅは町田選手、ハビに次いで3位だったんです。
そこから切り返す強さこそ羽生結弦なんですよね。
FSではパーフェクトな演技で6.97点の差を詰めて、逆転優勝!
このシーズン、GPF、オリンピック、世界選手権の3冠を制し、アレクセイ・ヤグディンに次いで史上2人目という偉業を達成したのです。
優勝が決まった瞬間は飛び上がって喜んでいましたね。
ハビはSP2位、FS3位という成績で銅メダルを得ました。
「ハビー、国旗の裏表が違ってるよー」と言ってたのかな。
2015 上海世界選手権
ブライアンを挟んで何やら深刻そうな表情の二人ですね。
前年の2014年のGPシリーズ中国大会の衝突事故があった同じ会場で行われた上海ワールド。
ユヅは年末の尿膜管遺残症の手術の影響から完全には立ち直っておらず、その上、右足首の捻挫も抱えていて、SPでは1位だったものの、総合ではハビが初めてワールドチャンピオンとなったのです。
でも、「僕にとってはいつも君がチャンピオンだよ」なんてこと、ハビ以外の誰が言えるでしょう。
ユヅの頭の中は、自分が負けた悔しさと、ハビの優勝を祝福する気持ちでグチャグチャになっていたでしょうね。
なんて美しい写真たちなんでしょう。
仮に映画でも、なかなかこんなに美しくは撮れないと思いませんか。
二人とも最高の俳優のようです。
優秀な二人の息子を持つ父と言うべきか。
エキシビションのフィナーレで無理やりナム君をジャンプ大会に誘うユヅとハビ。
ナム君必死になって抵抗していましたが、最後は跳びに行きました。
三人ともまだ少年っぽい顔してますね。
先日のカナダ選手権で優勝したナム君も今ではすっかり立派な青年になっていましたね。
2016 ボストン世界選手権
2015-2016シーズンは波乱にみちたシーズンでした。
2015年のNHK杯とGPFで立て続けに全ての世界記録を更新してきた半面、2016年初頭からは実は左足の痛みを抱えていて、1月に開催されたニューイヤー・オン・アイスでは痛み止めを飲まなければならない程だったのです。
左足リスフラン関節靭帯損傷だと私たちが知ったのは世界選手権の後でした。
そんな中迎えたボストンワールドでSPでは110.56という高得点を出し、98.52だった2位のハビに12.04という点差をつけ、もう優勝間違いないな、と思っていました。
しかしFSではジャンプが乱れて何とハビの逆転優勝となったのです。
一緒に練習していて、怪我のことも知っていたはずのハビにしてみたら複雑な気持ちだったかもしれませんね。
駄々っ子のように拗ねるユヅに「君には僕をやっつける機会はいくらでもあるだろ」って言ったとか。
お兄ちゃんみたいな大人なハビ。
スモールメダルセレモニーに向かう二人の屈託のない笑顔に安心する。
そしてこの内緒話は一体何だったのでしょうか。
何がそんなに可笑しかったのかな。
ハビは世界選手権2連覇を達成しました。
銅メダルはボーヤンに。
この時はパトリックもワールドに戻ってきて、この3人がこんないい笑顔で写っている写真は貴重です。
平昌オリンピックまで入れるとあと20枚くらいは必要だと思うので、ここで一旦切り上げて、最後の2017世界選手権と平昌オリンピックはもう一つ別の記事にすることにしますね。
「思い出アルバム*その3」に続く
今週末は色々見たいものが盛りだくさんです。
26日(土)
◆JSPORT4 LIVE(CS)
0:00~04:00 欧州フィギュアスケート選手権
女子シングルFS
08:30~13:30 全米フィギュアスケート選手権
女子シングルFS
17:15~21:15 欧州フィギュアスケート選手権
男子シングルFS
◆テレ朝CH2(CS)
16:00~17:30 第53回ビッグスポーツ賞 表彰式
◆フジテレビ(地上波)
16:25~16:30 世界フィギュア2019~THE BEAUTY~
27日(日)
◆JSPORT4 LIVE(CS)
01:15~5:15 全米フィギュアスケート選手権
男子シングルSP
◆テレビ東京(地上波)
00:20~00:50 FOOT×BRAIN
◆テレ朝CH2(CS)
18:00~21:00 フィギぺディア~グランプリシリーズ2018総集編
到底全部は見れないですが、時間の許す限り。
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2019年01月24日
ユヅとハビの思い出アルバム
ハビの最後の試合となるヨーロッパ選手権が始まりました。
昨日は女子SPの試合があり、ザギトワ選手が一位で発進しましたね。
今夜はいよいよ男子SPです。
ハビにとって久しぶりとなる試合、上手くいくといいですね。
22日夜に突然公開されたユヅからハビへのビデオメッセージを見てから、二人のこれまでの軌跡を懐かしく思い返しています。
【出会い】
ユヅとハビが初めて言葉を交わしたのは、おそらくこの時ではないでしょうか。
2011年ロステレコム杯のプレスカンファレンスです。
はじめましての握手の時から、打ち解けた雰囲気が出ています。
でも、この時はまさか同じリンクを分け合う仲間になるとは誰も想像していなかったでしょう。
2011年 ロステレコム表彰式
1位 羽生結弦 2位 ジェレミー・アボット 3位 ハビエル・フェルナンデス
ユヅにとってはシニアのグランプリシリーズ初優勝でした。
【トロントへ。そして初めての試合】
2012年の春にトロントのクリケットクラブへ移籍しました。
この時の会話、
ブライアン:日本のユヅル・ハニュウはわかるよね。彼がここに来たいらしいんだ。
ハビエル:それはすごいねぇ!
ブライアン:ライバルだけど大丈夫か。
ハビエル:別に、何が?
(『チーム・ブライアン』より)
これで移籍が決定。
このことをユヅはずっと感謝していて、
ビデオの中で”Thank you for allowing me to come to Toronto" と言っていたのですね。
クリケットクラブに移籍後、ユヅとハビが初めて二人一緒に出場したのは2012年10月のフィンランディア杯でした。
この時まだ17歳のユヅと21歳のお兄ちゃん。
どう見てもパパと二人の息子にしか見えない3人連れです。
プレスカンファレンスのユヅとハビ
この写真ハビが大人っぽく見えますね。
ハビの右手に注目して下さい。
いつもこんないたずらをしてユヅを笑わせてくれるハビ。
2012年 フィンランディア杯表彰式
1位 羽生結弦 2位 リチャード・ドーンブッシュ 3位 ハビエル・フェルナンデス
ソチ前の2012-2013シーズンのユヅは前半こそNHK杯初優勝、全日本初優勝と好調だったものの、後半になると怪我や病気で苦しい時期を過ごすことになります。
しかし世界選手権では満身創痍の中で総合4位となり、ソチ代表3枠を確保に貢献しました。
この頃のハビとの記録は少ないですね。
そして2014年のソチオリンピックへ
【ソチオリンピック】
ハビと共に迎えたソチオリンピック。
いつも一緒の仲間とブライアンがいて、きっと二人にとってはクリケットクラブでの練習の延長のようでリラックス効果があったのでは。
オリンピック中とは思えない二人の打ち解けた表情が好きで、この写真も気に入っています。
結果はユヅは金メダル、ハビは惜しくも4位でしたが、そんな中でも明るさを失わないハビ。
でも心の中では次のピョンチャンへの闘志も湧いてきていたのではないのかな。
【GPF】
ソチオリンピック全年の2013年に、日本の福岡開催のGPFで遂にパトリック・チャンを破り初優勝してから2016年のマルセイユGPFまでユヅは4連勝しています。
そのうちの2回はバルセロナでした。
スペインの明るい太陽と陽気な気分にさせる街の雰囲気の中、ハビと一緒のGPFはユヅにとっては楽しい思い出ではないのでしょうか。
2014 バルセロナ
オリンピック後のグランプリシリーズ中国杯での衝突事故後のGPF、私たちファンはどうなることかとハラハラして見守っていましたね。
結果は嬉しい驚きとなり、ユヅはGPF2連覇の金メダル、母国開催できっと緊張していたハビは銀メダル、銅メダルはボロノフ選手でした。
スペイン語でハビを紹介するユヅ。
ユヅの眼差しがハビへの気持ちを語っているようです。
両手に花状態の幸せなブライアン!
2015 バルセロナ
普通は2年連続で同じ都市開催はないと思うのですが、2014、2015は同じバルセロナ開催でした。
自分の演技終了後にブライアンと一緒にハビを応援するユヅ。
互いに讃えあうユヅとハビ
ユヅにとって2回目のバルセロナGPFは、SP110.95 FS219.48 総合330.43という全てで世界最高得点を更新した、記念すべき素晴らしいGPFとなりました。
しかしハビにとっては母国で優勝できなかったことに残念な気持ちもあったことでしょうね。
この時の紫のブーケがSEIMEIの衣装に本当に良く似合っていましたね。
合わせてくれたかのように。
2016 マルセイユ
翌2016年はバルセロナからも近い、同じく地中海沿岸の都市マルセイユ開催でした。
プーさんを抱いてハビを応援するユヅ。
このGPFではSPは3位だったけれど、FSでミスが出て、ハビは4位となりました。
エキシビションではいつものように仲の良い二人です。
ハビはいつでもユヅの首に腕を回すんですね。首が長いから回しやすいのかな?
GPFではいつも圧倒的な強さを見せるユヅですが、ソチとピョンチャンの間の4年間の世界選手権では4つの金メダルをハビと仲良く(?)2つずつ分け合いましたね。
そして二人はクライマックスの平昌オリンピックに向かいます。
画像が30枚近くになってしまったので、世界選手権4年分と平昌オリンピックの分は次の記事に続けますね。
「思い出アルバム*その2」へ続く
今夜のヨーロッパ選手権 男子シングルSPはCSのJSPORT4でもライブ放送されます。
18:00~24:00 ハビは最終滑走です。23:31:30 ~ 23:38:00
見られる方は是非!
(日本時間は+6時間で)
ISU Resultsページはこちらです。
Javi ! Vamos !
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2019年01月23日
米国で2018 アスリート・オブ・ザ・イヤーに
1月14日の記事でご紹介していたユナイテッド・ステーツ・スポーツアカデミー 選出の2018年アスリート・オブ・ザ・イヤーに輝いたのは、男子は日本のフィギュアスケーター羽生結弦、女子は米国の体操選手シモーネ・バイルズでした。
他国でも最優秀アスリートに選ばれるようになってしまいましたね!
アメリカで人気のある、テニス、バスケットボール、アメフト、ゴルフなどの選手を差し置いて1位の座を確保したのは快挙です。
世界中の個人が参加できる開かれたウェブ投票に基づき、スポーツアカデミー選定委員会が決定した結果です。
投票された方、良かったですね!!
私も清き1票を投じたので嬉しいです。
羽生選手の部分だけ訳しました。
Hanyu became the first man since 1952 to defend a Winter Olympics singles figure skating gold medal at the Pyeongchang 2018 Olympics in South Korea in February. Hanyu won with a total score of 317.85 to take gold in the event. Hanyu later set a men’s short program world record with a score of 106.69 at the International Skating Union Figure Skating Grand Prix in Helsinki and took gold in the Rostelecom Cup event in Moscow in November. Hanyu also won gold at the Autumn Classic event in September in Canada.
「羽生は1952年以来初めて、2018年2月に韓国の平昌で開催されたオリンピックにおいて、冬季オリンピックシングルフィギュアスケーティング金メダルを防衛した男性となった。
羽生は同オリンピックで、317.85点という得点で金メダルを獲得した。その後ヘルシンキで行われたISUグランプリシリーズにおいて106.69点を記録し男子ショートプログラムの世界記録を更新した。更に11月にモスクワで行われたロステレコムカップでも金メダルを獲得した。
また9月にカナダで行われたオータムクラシックでも金メダルを勝ち取っていた」。
(念のための注:ヘルシンキでのFS190.43及び総合297.12点も世界最高得点、ロステレコムでもSP110.53点で再びSP世界記録を更新しています)
男子の2位はクロアチアのサッカー選手ルカ・モドリッチ、3位は米国のアメリカンフットボール選手パトリック・マホーㇺズだった。
女子の2位はタイのゴルファー、アリヤ・ジュタヌガーン、3位はルーマニアのテニス選手シモナ・ハレプだった。
2位、3位になった選手もそうそうたるメンバーばかりで、そんな中でベストアスリートに選出されたことは改めて凄いことだなと思います。
アスリート・オブ・ザ・イヤーはスポーツアカデミーの1年間通しての選抜システムによって、世界中で顕著な功績をあげた男性、女性アスリートを表彰するものです。
毎月のノミネート選手の中から一般市民によるウェブ投票の結果、月間最優秀選手が選ばれ、彼らが栄えあるアスリート・オブ・ザ・イヤーの候補者になる資格を得る。
そして私たちも参加した、全世界の一般市民からのウェブ投票の結果が最終的な決定をするアカデミー選抜委員会の指針となる。
そういう意味で、アメリカの賞ではあるけれど、世界が選んだアスリート・オブ・ザ・イヤー賞を授与されたという事です。
本当によかったですね
おめでとうございまーーーす
昨晩はあのユヅからハビへのビデオメッセージを見てからなかなか寝付けず、今朝は朦朧としたままコンビニに走り、アンアン買ってきました。
既に取って置く用はアマゾンに注文済ですが、買ってきたのは読む用です。
(アマゾン商品ページより)
能登さんの写真も、折山淑美さんの文章も、格調高くとてもよかったです。
発売日なので写真は遠慮しますが、ざっと目を通していくつか気になった文章だけ引用させていただきました。
「羽生は平昌五輪の後で、『五輪と言うのは卒論みたいなものだ』と話していた。4年間の集大成」
これを読んで、もしかしたら羽生選手は卒論に取り組み中なのかな、と思ってしまいました。
そうじゃないとそんな例えがスッと出てこないのではないかなと。
どんなテーマになるのかな?
photo: Nobuaki TANAKA
「自分の中に目標はしっかりある。こういうジャンプを跳びたいと」
「結果として追い求めてきたものは達成できたけど、自分の中にはまだ向上心とか夢、実際の目標はしっかりある。こういうふうに成長したいとか、こういうジャンプを跳びたいと。だから今は自分のスケートをどうやって強くしていくか、うまくしていくかを考えながら滑っている」
既に4T-3Aのコンビネーション(シークエンス)を跳び、さらに4回転アクセルに挑戦しようとしている彼の中では、これまでとはまた1段上がったレベルでの演技イメージができていて、ひょっとしたら今シーズンはやることをすべてやった後のご褒美シーズンなんかじゃなくて、新たな始まりではないのかと思ってしまいます。
photo: sponichi
まだまだ成長して、もっと強くもっとうまくなるつもりなんですね、彼は。
来シーズンの現役続行も表明済みですし。
これからの羽生選手を見るのが益々楽しみになってきました。
アンアン、これからじっくり読ませていただきます。
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ハビ、たくさんの感動をありがとう
本日から始まる欧州フィギュアスケート選手権を最後の試合として、現役から引退するハビエル・フェルナンデス選手に、多くのスケーターからのメッセージが寄せられています。
Watch Yuzuru Hanyu's full message to Javi ➡️https://t.co/vFEOGizTm0 #EuroFigure pic.twitter.com/h8QReh8gtT
— Olympic Channel (@olympicchannel) 2019年1月22日
《ユヅからハビへのメッセージ》
オリンピックシーズンが終わり、新しいシーズンが始まった時、
僕は君と練習することがどんなに特別な事か気づいた
もちろん試合では勝ちたかった
だけど君と練習することは、
僕の練習やスケートへのモチベーションだった
君が今までのようにもう戻ってこないことはわかっている
でも君のたくさんの演技を良く覚えているよ
それは僕たちが一緒に練習したことへの賜物だったから
僕は君の演技を決して忘れないだろう
僕がトロントに来ることを受け入れてくれてありがとう
君を永遠に尊敬するよ
がんばってハビ! バーモス!
僕たちはいつも一緒だよ
羽生選手のメッセージ全文はこちらから聞くことができます。
2012年から2019年まで、羽生選手が17歳の時から24歳まで、苦しい時も楽しい時も共にあった7年間。
言葉では言い尽くせない出来事がたくさんあったでしょうね。
こういう時は去る者より残される者のほうが寂しいものです。
羽生選手の胸中は今どんな思いが行き来しているのでしょう。
それを思うと胸が詰まります。
でも、これで終わりではない。
またアイスショーや、様々な企画がきっと実現するはず。
大好きなこの場面、ユヅの嬉しそうな顔・・・
今、新しい世界に向けて旅立つハビ、これからもまた新しいハビエル・フェルナンデスを見せて下さいね!!!
ヨーロッパ選手権がんばって!!!
★ JSPORT4でヨーロッパ選手権のLIVE放送があります。
23日(水) 17:00~23:00 女子SP
24日(木) 18:00~24:00 男子SP
26日(土) 0:00~4:00 女子FS
17:15~21:15 男子FS
見られる方は是非見て、応援しましょうね!
今夜はなかなか寝付けそうにありません。
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2019年01月22日
好きにならずにいられない
最近伝えられたメドべージェワさんのロシアでのインタビューに関する記事、確かに今さら記事にするような内容ではありませんでしたが、アクセスを稼げる話題はスルーできないのがマスコミの性。放っておきましょう
しかし伝えられるロシアでのインタビューで、メドベージェワさんが公式な場で羽生選手との”特別な関係”を全否定したのはよかったのではないでしょうか。
これで羽生選手の否定と合わせて双方の否定宣言が出揃ったわけです。
一件落着です。
けれど、メドベージェワさんが結弦君をリスペクトし、好意をもつのはある意味当たり前のことではないかとも思っています。
十代の女の子が、強くて美しくてカッコよい先輩に憧れるのはむしろ当然で自然なこと。
憧れがなかったらむしろ変なくらいだと思います。
物凄いくらい変な仮定ですが、仮に私がメドベージェワさんの立場だったら、どういう感情を持つか想像したら自明のことです。
彼女は自分が世界女王として世界王者の結弦君と試合やショーでしばしば同席することも多かったので、少し素直過ぎるくらいに気持ちを露出してしまったのかもしれませんが、それをあまりにも責めるのはかわいそうな気がします。
「好きにならずにいられない、愛さずにはいられない」のが羽生結弦だからです。
そういう意味ではワーワーキャーキャー言っているのは私ですもの。
だからこそ、世界中にファンが生まれているのですもの。
結弦君をリスペクトしていること自体は、今や男子スケーターにも たくさんいるわけですから問題ないわけですし、羽生選手に憧れを持っているのはメドべージェワさんだけではないでしょう。
例えば、なにかと比較されるザギトワさんも羽生選手には憧れやリスペクトは持っているのだと思います。
羽生選手を尊敬するという点では少なくとも二人は一致するでしょう。
平昌オリンピックの後、メドベージェワさんはロシアからカナダのクリケットクラブでのトレーニングを望んで移住したわけですが、これまでの全てを捨てて、外国に移住するというのは相当の勇気がいったことと思います。
羽生選手がカナダに渡った時も、心無い言葉を浴びせられることがあったように、メドベージェワさんも、祖国を捨てたとか、コーチを裏切ったとか、酷い言葉ががSNS等で飛び交ったようです。
しかし、私は彼女の全てを賭けて前に進む勇気を讃えたいと思うのです。
結果がどのようなものになっても、彼女は後悔はしないでしょう。
人生全体を考えた時、そこから得るものは失うものよりも大きいはずだから。
幸いプルシェンコさんやタラソワさんも応援してくれている。
ロシアナショナルの練習では、オーサーコーチと一緒にタラソワさんも見守ってくれたという事ですね。
今は一番大変な転換期。どうか試練を乗り越えて、素敵な大人のスケーターに成長してほしい。
願いよ、力に変われ!
魔法よ、届け!
photo: getty Images
Girls Be Ambitious!!
今新宿は二人の魔法少女に占拠されているようですね。
まだ行ってはいないけれど、場所は赤マフラーの結弦君がいたのと同じ場所のようです。
新宿駅の東口と西口を結ぶ地下通路です。
もう行かれた方から画像お借りしました。
興奮(*´-`) pic.twitter.com/kXrZ8QvW5W
— Megane Sag🌸 (@MeganeSag) 2019年1月21日
二人共可愛くてカッコよくて、アニメから飛び出してきたよう。
選手の入れ替わりが激しいロシア女子スケーターの中で頑張る二人を応援したいと思います。
メドちゃんもザギちゃんも頑張って!!
『マギアレコード魔法少女まどか☆マギカ外伝』の新CMが本日からオンエア。メドベージェワ扮するほむらの新しいコスチュームも解禁、10時の開店と共にandMadeにて展示されています。
— CASUCA (@yasunotomoko) 2019年1月21日
晴れて二つ並んだコスチュームをご覧いただけますようにっ💜💗
10時〜22時、27日(日)まで無休。 pic.twitter.com/vy6H4PjiRo
衣装は真央ちゃんの衣装を手掛けていた安野ともこさんということです。
今週末までに見に行ってみようかな。
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2019年01月20日
カナダ選手権の二人の後輩
カナダフィギュアスケート選手権が終わりました。
結果はナム・ニューエン選手が3位から逆転して優勝です!
2015年に初めてカナダチャンピオンになってから、4年目に再びトップの座に上りました。
ナム・ニューエン選手 FS
SP 85.73
FS 172.28
総合得点 258.01
そしてバックヤードではかつての師弟のこんな場面も。
「よくやったね!凄いよ」
「いやー先生、僕がんばりました!」
「これからもがんばって。いつも見てるよ」
なんて、言ったかどうか分かりませんが、オーサーコーチとナム君のこんな姿見るのは久しぶりです。
クラブを離れたとはいえ、かつての弟子が2015年に次いで再びカナダチャンピオンになれたのは嬉しいでしょうね。
オーサーコーチ自身、1981年から1988年まで、連続8回カナダチャンピオンの座にいた人ですから、ナム君は後輩にもあたるわけですね。
(Wikipediaより)
クリケットではこんな時代もありました。
ナム君が13,4歳で、今のゴゴレフくんくらいの時です。
ハビ、ユヅ、ナム君のクリケット3兄弟だったころ。懐かしいです。
そしてSP1位だったゴゴレフ君はジャンプのミスがありFSは2位となりました。
ステファン・ゴゴレフ選手 FS
SP 88.77
FS 164.79
総合得点 253.56
1位との差は4.45で堂々の2位です。
ゴゴレフ君、終わった瞬間すごく悔しそうな表情を見せましたが、それでも14歳でこの成績は素晴らしいですね。
今が伸び盛りの時なのでしょう。
つい14歳の頃の羽生選手を思い出してしまいます。
2008年の全日本ジュニアで初優勝した時の動画です。
FS 『パガニーニの主題による狂詩曲』
今から丁度10年前の14歳の時です。
私が羽生選手を知ったのは2011年なので、この頃はリアルタイムでは知らないのですが、こういう動画を見ると、もっと早くに知りたかったな、応援したかったなと思いますね。
今回のカナダ選手権では、羽生選手のクリケットクラブでの後輩二人が1位と2位になりました。
二人とも羽生選手に憧れ、彼から大きな刺激やインスピレーションを受けながら育ってきた選手です。
もう3年後となった次の冬季オリンピックの頃には17歳と23歳。
二人共注目を集める選手になるのでしょうね。
果たしてそこに27歳の羽生選手の姿は有るのか? 無いのか?
そんなことを考えてしまったカナダ選手権でした。
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YUZURUを追いかけて
昨日の記事ではローレウス世界スポーツ賞について、感じたままのことを書かせていただきましたが、思いがけずいつもの3倍近いアクセスと拍手をいただきありがとうございました。
やはり同じ思いを抱いた方もいらっしゃるんだと思い嬉しかったです。
後から知ったのですが、2012年のニースワールドからいつも羽生選手を高く評価して下さっているユーロスポーツイタリア解説をしているマッシミリアーノ・アンべージさんもツイッターで同じ趣旨の意見を表明していらっしゃいました。
In my opinion, for several reasons, #YuzuruHanyu is the sportsman of the year.
— Massimiliano Ambesi (@max_ambesi) 2019年1月18日
"Sportsman of the year" is better than "comeback of the year" #羽生結弦
For details https://t.co/BEXi9ZnwXg https://t.co/aN1D2grQIZ
「僕の意見としては、いくつかの理由でYuzuruHanyuはザ・スポーツマン・オブ・ザ・イヤーだ。
『スポーツマン・オブ・ザ・イヤー』が『カムバック・オブ・ザ・イヤー』よりもふさわしい」
これもとても嬉しいことでした。
『カムバック・オブ・ザ・イヤー』だとしても、羽生選手がノミネートされたことはいいこととは思いますが、手放しで歓迎称賛できるかと言われれば、そうでもないような複雑な気持ちです。
まだ歴史も浅く(2000年が第1回)、様々な意見も、見方もあると思いますが、私は色々な点で偏りも見られる賞だと感じるというのが正直な気持ちです。
さて、現在開催中のカナダ選手権で、羽生選手のクリケットクラブの後輩にあたるスティーブン・ゴゴレフ君がSPをノーミスで滑り、首位発進しています。
まずはSPの演技をご覧ください。
”RUN BOY RUN”
14歳のゴゴレフ君にぴったりの曲名です。
最初のジャンプ4S-3Tです!
そして3Lz、3Aも綺麗な着氷。
解説の方も、
「わずか14歳のライジングスター! 素晴らしい少年!」と大興奮でした。
結果は88.77点で1位となりました。
スケーティングも、ジャンプもスピンも美しく、クリケットクラブのトータルパッケージの伝統を見事に継承していますね。
クリケットクラブの公開練習の時にも、羽生選手と一緒の練習をよく見かけました。
練習中の羽生選手の足元で転んでしまい、急いで立ち上がるゴゴレフ君、可愛い!
そして、その傍に若き王者の如く立つ羽生選手カッコいいですねー!
ユヅとハビの間に挟まってスケーティングの練習って最高の贅沢!
以前にもご紹介したと思いますが、ジョン・ウィルソンブレードによるゴゴレフ君のインタビューです。
「憧れのフィギュアスケート選手は?」という問いに
「YUZURU HANYUです」
「なぜかというとジャンプが良くこなせていて、満遍なくジャンプからスケーティングまでできるからです」「彼は僕と一緒のクラブです」と、ちょっと誇らしそうに答えています。
ゴゴレフ君は
2016年 カナダ ノービスチャンピオン (11歳)
2017年 カナダ ジュニアチャンピオン (12歳)
2018年 カナダフィギュアスケート選手権 10位 (13歳)
昨年はジャンプのミスもあり10位に終わっていますが、パトリックとケビンが引退してしまった今年は、ひょっとすると14歳のカナダチャンピオンが生まれるかもしれませんね!
羽生選手とはちょうど10歳違い。
ともかく1年で凄い進歩!
そしてかつてクラブメイトだったナム君も85.73点で3位になっています。
こんな時って羽生選手も応援に行きたいでしょうね。
でもカナダでも有名人となってしまった今では、もし行ったら自分の方が注目の的になってしまう。
辛いところですね。
だから、きっとお家で応援しているのでしょうね。
フリーも楽しみです。
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2019年01月19日
なぜ復帰選手にノミネート?ローレウスアワード
ローレウス世界スポーツ賞が話題に上がっていますね。
しかし、私は羽生選手のノミネートには疑問を持っています。
羽生選手は引退していたわけでも、長期間競技から離れていたわけでもなく、益してや成績が低迷していたわけでもないのに、なぜ最優秀復帰選手(COMEBACK OF THE YEAR)といううカテゴリーにノミネートされているのでしょうか?
前年(2017年)の世界選手権ではFSで世界最高得点を更新して優勝していますし、NHK杯の練習中の怪我で、3か月間を治療に費やしただけで、平昌オリンピックでは66年ぶりの連続優勝を果たしました。
それがなぜ最優秀男子選手のカテゴリーではなく、最優秀復帰選手のカテゴリーになるのでしょうか。
やはりノミネートされるならば、本来 年間最優秀男子選手(SPORTMAN OF THE YEAR)というカテゴリーではないのでしょうか。
因みに最優秀男子選手のカテゴリーにノミネートされているのは、以下の6人です。
*ノバク・ジョコビッチ(セルビア・テニス)
*ルイス・ハミルトン(英国・F1 モーターレース)
*レブロン・ジェームス(USA・バスケットボール)
*エリウド・キプチョゲ(ケニア・陸上競技 マラソン)
*キリアン・エムバぺ(フランス・サッカー)
*ルカ・モドリッチ(クロアチア・サッカー)
(ジョコビッチ選手のノミネート理由を見れば、ひじの怪我からの復帰と言う意味では羽生選手と同じです。またこの賞では過去受賞した18人の内、9人がテニス選手です)
そして最優秀復帰選手にノミネートされているのは以下の6人です。
*羽生結弦(日本・フィギュアスケート)
*マーク・マクモリス(カナダ・スノーボード)
*ビビアン・メンテルスペー(オランダ・パラリンピックスノーボード)
*ビネシュ・フォガト(インド・レスリング)
*リンゼイ・ボン(USA・スキー)
*タイガー・ウッズ(ゴルフ・USA)
「オリンピック男子フィギュアスケートチャンピオンは平昌オリンピックの3か月前に足首靭帯に重大な怪我をした。しかしオリンピック競技の3週間前までジャンプの練習ができなかったにもかかわらず、彼は見事に2大会連続の金メダルを勝ち取った」とノミネート理由が書かれています。
しかし羽生選手は怪我から復帰したから素晴らしいのではなく、オリンピックに66年ぶりに2連勝したから素晴らしいのです。
そのことは怪我があった、なかった、とは直接関係ないことなのです。
仮に怪我がなくても負けたら負けだし、怪我があっても勝てば勝ちです。
それがアスリートの世界だと思います。
そして授賞式が映画祭のような派手な演出で行われるというのも違和感を感じてしまいます。
スポーツ界の芸能界化でしょうか。これではまるでモナコ近くのカンヌの映画祭を真似たよう。
私は個人的には羽生選手にこういうスノビズムに染まってほしくありません。
この賞の第1回表彰式で、「スポーツには世界を変える力がある」と述べたというネルソン・マンデラさんはこういう形を望んでいたのでしょうか?
色々な意見があるとは思います。
皆様はどうお考えでしょうか。
因みにその他の日本人としてはテニスの大坂なおみ選手が最優秀ブレークスルー賞にノミネートされています。
ローレウス世界スポーツ賞のグローバルスポンサーは、メルセデス・ベンツ、スイスの高級時計IWCシャフハウゼン、そして昨年から日本のMUFG(三菱UFJ銀行)が加わりました。
しかし今のところ中心的な組織であり、投票権のあるローレウス・ワールド・スポーツ・アカデミーの50人のメンバーに日本人は一人も含まれていないようです。
ローレウス・ワールド・スポーツアワードのH.P.はこちらです。
それよりも、昨日目にしたニュースで嬉しかったのは、
ザギトワ選手とメドベデワ選手が日本のテレビCM初共演
『まどマギ』衣装披露で魔法少女に変身
(ORICON NEWS)
平昌冬季五輪・女子フィギュアスケートの金メダリストのアリーナ・ザギトワ選手(16)、銀メダリストのエフゲニア・メドベージェワ選手(19)が、スマートフォン向けアプリゲーム『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝』(マギレコ)の新CMに出演することが決定し、21日から全国で放送されることが18日、わかった。日本のテレビCMでW出演、コラボレーションするのは初で、メドベージェワ選手はこれが日本のCM初出演となる。
ザギトワ選手は、昨年8月にリリース1周年を迎えたことを記念して放送されたCMにまどかの衣装を着て話題となっており、今回のCMに関して「再び“まどか”を演じることができて、とてもうれしい。(CM内容は)非常に感動的な“再会”のストーリーです」とコメント。日本のCM初出演となるメドベージェワ選手は、「私は日本のアニメが大好きなので、“ほむら”の役が演じられてとてもうれしい。多くの方に今回のCM を見ていただきたいです」と呼びかけた。
日本のアニメ好きのメドベージェワ選手は、2016年に日本で行われたアイスショーで『美少女戦士セーラームーン』のセーラームーンのコスプレで演技を披露。TBSのバラエティー番組『炎の体育会TV』でも、同じコスプレ姿を見せて話題となっており、今回のCMで美女戦士から魔法少女に変身する姿を見ることができる。
同ゲームは、テレビアニメや劇場版アニメが大ヒットした『魔法少女まどか☆マギカ』(まどマギ)を題材とした外伝作品として、2017年8月22日からサービスを開始。ゲームオリジナルのキャラクターに加えてアニメのキャラクターも登場し、魔法少女たちを育成しながら敵と戦い色んなストーリーを見ることができる。現在、海外への展開も進行している。
アニメから飛び出したような可愛い二人
何かと周囲が騒がしいでしょうけれど、二人とも才能あふれるフィギュアスケーターです。
そして仲良く練習していた仲間でもありました。
色々な軋轢を乗り越えて、良きライバルとして、友人として、長く活躍できるスケーターであってほしいと思います。
2人が共に大好きという日本のアニメがきっかけでわだかまりが解け(初めからなかったのかもしれませんが)二人の友情が深まったら嬉しいなと思っています。
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2019年01月18日
美しい横顔の彼
アンアンの表紙の画像が出ましたね。
横顔とうつむき顔の美しさでは(でも、かな)フィギュアスケーター随一、誰にもにも負けない結弦君ですからね!
アンアンの狙いは正しいと思います。
そこで今日は私もマイピクチャーの中から好きな横顔をピックアップしてみました。
雑誌の表紙としてはこれなんかどうかなと思っていましたが。
2018 GPフィンランド大会
これも大好きな1枚です。美しいプロフィールとちょっとセクシーな唇と。
昔のものでは何と言ってもこれがお気に入り。
2011 四大陸選手権 ツィゴイネルワイゼン
AERAを飾ったお馴染みの蜷川実花さんの作品、何回見てもドキッとします。
2018年 平昌オリンピックのフォルダー中にも素敵な横顔がたくさんありました。
オリンピック初練習
オリンピック プレカン
オリンピック 公式練習
演技中でも美しさは変わらない。
むしろ壮絶な美しさとなる。
最後にお気に入りの横顔連続キャプチャー画像を。
これも2018オリンピック公式練習中です。
目元と口元が微妙に変化して表情が変わっていきますね。
結弦君は本当に表情豊かで、見ていて飽きない人です。
アンアンの表紙が分かったら今度は内容が気になりますね。
16ページの特集にはどんな結弦君が現れるのでしょうね。
フィギュア専門雑誌とは一味違う、ファッショナブルな写真を期待して待つことにしましょう。
★アスリート・オブ・ザ・イヤーの投票は、日本時間で明日朝1月19日午前8時までです。
結弦君に1票を是非!
投票はこちらからです。
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