2018年11月
2018年11月30日
個人的な意見ですが・・・
ヴォロノフくんのリンクの上の行動について、色々な意見が出ているようですね。
多様な意見が自由に表明されるのはとても健全なことです。
私も一個人の正直な感想を書かせていただこうかなと思います。
一般論として、日本の社会には個人の自由な発想やインプロビゼーションを認めようとしない偏狭な見方が力を持ちがちな傾向があるように私は常々感じています。
ヴォロノフくんの行為を正しい、正しくないという判断の対象にしてしまうところに既にこの社会の偏狭さを感じてしまいます。
規則が全てに先立つとする考え方が、子供達、いえ大人を含めて萎縮させるのです。
規則を守ることは大切です。
しかし規則は人間のためにあるのであって、人間が規則のためにあるのではありません。
杓子定規な規則の強要は息苦しい社会を作ってしまいます。
人と違うことをするのをひどく嫌う風潮はどこからくるのでしょうか。
島国日本のムラ社会の名残りなのでしょうか。
子供のころから周囲を見回して「空気を読む」ことを求められる子供たちは、自由な発想や自由な発言ができなくなってしまいます。
そんな中から、みんなと違うものを排除しようとしたり、いじめが発生したするのではないでしょうか。
本来「出る杭は打つ」のではなく、「出る杭は引き抜いて育てる」くらいでなければならないのではありませんか。
羽生選手も明らかに「出る杭」でしたから、いじめもどきの扱いに苦しんだこともあることでしょう。
彼が外国を拠点にしたことは大正解であり、私は現役引退後もずっと外国を拠点に国際的に活躍する道を選んで欲しいと思っています。
また 、今回の件を別な面から見れば、ロシアではスポーツは国威発揚のための国家的な事業という側面があり、ヴォロノフくんが所属するサンボ70も国営施設です。
厳しいことで知られるサンボ70とロシアフィギュアスケート連盟が、昨年も同じことをしたヴォロノフくんの行為を認めていないのならば、今年も再び彼をフラワーキッズとして採用することはなかったでしょう。
日本のTV局が取材をするには当然しかるべき許可が必要であり、それがあそこまで許されているということは、すなわち管轄当局が認めているということと私は判断しています。
それでなければ、ロステレコム開始前からヴォロノフくんの自宅まで訪問取材して、リンクで渡す予定のプレゼントを撮影したりできるでしょうか。
ヴォロノフ君の行為は容認されているからこそ可能だったと言えるでしょう。
それが正しいのかどうかを判断するのは私たちの仕事ではなく、ただヴォロノフくんがこれからも伸び伸びと実力を伸ばしてほしいと願うだけです。
また一方では、これはTV番組ですから、多かれ少なかれ台本と脚色演出はあります。
バックヤードでの対面も、おそらく羽生選手も全く知らなかったというわけではないと思います。
逆に全く事情を知らない羽生選手に唐突にヴォロノフくんを対面させたのだとしたら、その方が問題でしょう。びっくりテレビになってしまいます。
私たちは大人ですから、そういう諸々の事情を含めて色々なことを受け止めたいと思っています。
ヴォロノフくんの職権乱用?行為を咎めるのならば、私はむしろ我が国の権力者たちの目を覆いたくなるような職権濫用を非難したいと思います。
色々な考え方が表明されるのは良いことです。
そんな中にあるひとつとしての私の考えを書かせていただきました。
羽生選手のGPF欠場が発表されましたね。
正直ホッとしました。
十分な時間を取って完全に回復してくれるのが一番嬉しいことです。
できれば全日本も一緒に欠場決定として欲しかった。
ノイズがいっぱいの全日本を考えるだけでもストレスになります。
練習開始から6週間でピークになるというオーサーコーチの言葉に従えば、2月から練習を始めればさいたまワールドに丁度間に合う計算になりますね。
今年のお誕生日は来年の計画でも練りながら、ゆっくり過ごして欲しいです。
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2018年11月29日
ユヅとハビのいる風景
分かっていたことだけど、改めて発表となるとそれが現実となってしまう。
羽生の盟友フェルナンデス、1月欧州選手権を最後に引退へ 平昌五輪銅メダルの27歳
スペイン紙など複数の海外メディア報道
フィギュアスケートの平昌五輪銅メダリスト、ハビエル・フェルナンデス(スペイン)が1月の欧州選手権(ベラルーシ)を最後に競技引退することを表明した。スペイン紙「AS」など、複数の海外メディアが報じている。(THE ANSWER)
始まりがあれば終わりがある。
それは自明のことだけど、
でもこれは、ユヅとハビの物語の第1章が終わったのだと思いたい。
やがて第2章が始まると信じてる。
終わりはまた新たな始まりでもあるから。
こんなに濃密でドラマチックな6年間を共に過ごした二人の友情はこれからも続くに違いないから。
(一番好きな二人の動画です)
でも、でも、こんな青春の輝く日々はもう戻らないんだって思うと涙が出てくる。
二人にとってクリケットクラブで共に過ごした6年の日々は心に永遠に輝くダイヤモンドとなるね。
ハビは試合という真剣勝負の場は離れるけど、フィギュアスケートから離れるわけじゃないから、
アイスショーではまた一緒に滑ってくれるよね。
これから先も二人はフィギュアスケート界に色々な形で貢献していくと信じているから。
だからハビ、さよならは言わないよ。
二人の友情よ永遠なれ!
(素敵な動画をありがとうございます)
ハビの未来に幸福と栄光あれ!
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2018年11月28日
ヴォロノフくんの輝く瞳の中に
昨夜放送のソノサキ、新宿から帰ってギリギリで間に合いました。
ヴォロノフくんの私生活まで取材した力の入った番組でしたね。
ヴォロノフくんの輝く瞳の中には羽生選手が映っています。
羽生選手と話せるようになるため日本語も習っているヴォロノフくん、紙で作った桜の花には日本語のメッセージが書かれています。
昨年に続き、今年もロステレコムのフラワーキッズに選ばれたヴォロノフ君。
一生懸命作った桜の花を羽生選手に渡すことができました。
見上げる瞳の中に憧れが灯っています。
バックヤードで羽生選手を探すヴォロノフくん。
言葉に詰まるヴォロノフくんが落ち着いて話せるように、しゃがみこんで目と目を合わせる羽生選手の気遣いが優しい。
この言葉をきっと何回も何回も練習したんだろうね。
上手く伝わってよかった。
羽生選手は「ありがとう! Good speak,Thank you. 」ってお礼を言ってましたね。
翌日、羽生選手が怪我をしながらもFSの演技に臨んでいたころ、
ヴォロノフくんも試合の会場に向かっていたのです。
手にはしっかりプーさんを抱えて演技に向かうヴォロノフくん。。
この日の演技の動画です。
Vadim Voronov(2010), SP, 2018.11.17 Tournament School №4 for prizes of "Youth TV" "Step forward"
ラストポーズは羽生選手の演技前のこのポーズを取り入れたのですね。
優勝はできなかったけれど、見事な演技でした。
ラストサムライの和の曲調がSEIMEIを連想させました。
今年5月と9月のヴォロノフくんの演技もご覧ください。
Vadim Voronov(2010),2018.05.06 Cup of Young Champions
Vladim Voronov, FS, 2018.09.27 Competition birthday of "Sambo-70"
ヴォロノフくんはロシアの有名スケートクラブ、サンボ70に所属しているのですね。
将来が期待されている選手の一人であることは間違いないようです。
今8歳ですから、あと数年すれば、大きな国際試合でもその姿が見られるようになるかもしれません。
15年後、今の羽生選手と同じ歳になった時、ヴォロノフくんはどんな選手に成長しているのでしょう。
これは2004年全日本ノービスBクラスで『ロシアより愛を込めて』を滑り、
優勝した時の羽生結弦選手です。
当時9歳です。
今、ヴォロノフくんから、プルシェンコさんから、タラソワさんから、ヤグディンさんから、多くのファンから、たくさんの愛をロシアより送られる羽生選手です。
憧れの鎖が未来に向かってつながっていきますね。
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2018年11月27日
新宿ステーション巡り
今日は日中外出していたので、帰りに遠回りをして新宿に行き、駅の中をぐるぐるしてきました。
本日のミッションは3っつ。
① 新宿駅南口のデジタルサイネージ
② 新宿駅地下通路のガーナの巨大広告
③ 紀伊国屋書店の羽生結弦フェア
まずデジタルサイネージを探します。
南口の改札を出て、右方向のルミネの方に向かうと、すぐに見つかりました。
柱の4面にデジタルサイネージが映し出されています。
それが4本並んでいるので、いやでも目に入ってきます。
しかし試合でしか見たことがない人は、それが羽生選手だと気が付かないかもしれません。
「羽生選手に似てるけど違う人よね」、と思っても無理はないです。
音声も入っていますが、雑踏の騒音の中では、耳を澄まさないと聞こえません。
天井の蛍光灯が映り込まない場所を探して撮影。
その間も人が多いから写すタイミングもなかなか難しい。
次は白セーターに赤いマフラーの結弦君を探しに地下鉄丸ノ内線の地下道に移動です。
しかしその前に郵便局に用事があり、西口近くの新宿中央郵便局へ。
ここで切手売り場の前を通ると、こんな可愛いプーさんの切手を見つけて即購入。
これも可愛いくて使えそうもありません。保存用になりそうです。
そして次は新宿駅地下に降りて、地下鉄丸ノ内線地下道を少し伊勢丹方向に歩くと、右側に結弦君発見!
レシピも色々あります。
私がここに着いたのは、もう夕方5時頃だったので、そろそろラッシュアワーが始まる時間でした。
通行人が多いので、写真を撮るのは一瞬人が途絶えた時に素早くしなければなりません。
一緒に巻きたくなる長〜いマフラー
ここでは数人のファンと思しき方たちが写真を撮っていました。
目が合って、思わずお互いににっこりしてしまいました。
去りがたい思いを断ち切って、次は紀伊国屋書店に向かいます。
地下道を伊勢丹方向にさらに3分くらい歩くと、左側に紀伊国屋書店ビルの入り口があります。
紀伊国屋は学生時代からお馴染みの場所。
1階の新刊書や雑誌売り場のさらに奥に、イベントスペースがあり、羽生結弦フェアを開催中です。
仙台で行われたYUDURUⅡ写真展から選ばれた15枚の写真が展示されています。
私が行ったときは幸い2、3人の方しかいなくて、ゆっくり見ることができました。
仙台で見た写真を再び見ることができて、「また会えたね」という気分になりました。
展示場内部は写真不可ですが、フィンランド大会表彰式のこの1枚だけは写真OKでした。
来春発売予定のSportivaムックの宣伝を兼ねているようですね。
無事に3か所の結弦君に会えて満足!!
そして自宅のある駅に着き、日が落ちた道を歩いていると、向こうから松葉杖をついた青年が歩いてくるではありませんか!
黒っぽい服装に黒いリュック、マスクを着け、両腕には松葉杖です。
これ本当なんですよ!
思わず立ち止まってしまいました。
そして駅に向かって歩いていく彼の後ろ姿を目で追ってしまいました。
先日見かけたスケート靴ケースを持った少年、今日は松葉杖をついた青年。
私が無意識にそういうものに過剰に反応しているのでしょうか。
なんだか不思議な気分です。
と思っていたら、メディアックスのロステレコム特集の表紙が出ていましたね。
松葉杖姿です。
こんな表紙は二度とないでしょうね。二度とあってほしくない。
でも結弦君ができる限りのことをやり抜いた記念の表紙です。
予約しました。
帰宅後、ソノサキにどうにか間に合い、ヴォロノフ君見ていました。
前記事に入れておいたヴォロノフくんの演技はロステレコムFSと同日だったのですね。
あの和風の曲はラストサムライで使われていたものということです。
ヴォロノフ君のことは録画を見直して、また明日にでも。
頑張っていましたね。
将来が楽しみです。
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2018年11月26日
憧れの羽生結弦
14歳になった仙台出身の佐藤駿くんが全日本ジュニアで4回転を2回、トリプルアクセルを2回成功させ2位入賞となりました。
(デイリー)
14歳の佐藤駿が4回転に成功 全日本ジュニア選手権で2位
「フィギュアスケート・全日本ジュニア選手権」(25日、アクシオン福岡)
男女フリーが行われ、男子はショートプログラム(SP)2位の壷井達也(中京大中京高)がフリー144・56点、合計222・79点で優勝した。2位にSP6位、フリー1位、合計222・30点で佐藤駿(埼玉栄中)が入った。3位はSP1位の島田高志郎(木下グループ)。
中学3年生の4回転ジャンパーが会場を沸かせた。4回転トーループ2本を入れるプログラム構成で挑んだ佐藤は、冒頭のコンビネーションは着氷が乱れて手をついたが、2本目は出来栄え点2・66がつく完璧なジャンプを披露。トリプルアクセル(3回転半)も2本成功させ、1位の壷井に合計点で0・49差に迫るフリー156・29点で、SP6位から総合2位へと躍進した。
演技後は「SPでちょっとミスしてしまったので、このような演技ができてよかった」と笑顔。大技成功は「できるだけ自分に集中するようにしたらできた」と振り返った。
今夏に初めて4回転に成功した14歳。「(フリーは)140点にいけばいいかなと思っていたのでうれしかった」と自分でも驚く成長だ。現在は埼玉県上尾市を拠点に練習しているが、羽生結弦と同じ仙台市出身で5歳からスケートを始めた。憧れは同郷の羽生で「毎回ノーミスの演技をされる。スピンなど僕はまだ劣っているところがあるので、羽生選手のようになりたい」と夢を語っていた。
全日本ジュニア選手権 FS マラゲーニャ
4T2本と3A2本を含む、出場選手中最高難度のプログラムに挑戦してFSでは1位に!
羽生選手をお手本にした綺麗なジャンプフォームです。
このニュースを目にして、佐藤駿くんは、羽生選手と同じ仙台のアイスリンク仙台で練習していた小学生のころ、羽生選手からもらった弓矢のペンダントを宝物として大切に持っていたことを思い出しました。
「アメジストのハートと弓矢です
ゆづの名前の由来
Hanyu」と書かれています。
きっと今でも大切にしていると思います。
憧れが次第に形となっていく過程ですね。
2017 国別対抗戦EXにて 羽生結弦選手と佐藤駿くん
そしてロステレコムのフラワーボーイのヴォロノフくんも只者ではないようです。
SEIMEIを思い出させる和風な曲に合わせて華麗な演技を見せてくれています。
Vadim Voronov(2010), SP, 2018.11.17 Tournament School №4 for prizes of "Youth TV" "Step forward"
2018年11月17日の日付の動画ですから、ロステレコムのエキシビションの日ですね。
Youth TV 賞という競技会でしょうか。
まだ8歳です!
さらにプルシェンコジュニアのサーシャくん5歳の憧れもYuzuru Hanyu。
気の長い話ですが、10年後のロシア男子フィギュアが楽しみになりますね。
日本に止まらず、いまや世界中でYuzuru Hanyuに憧れてフィギュアスケートを始める子供たちが増殖中ですね。
プルシェンコさんは、
「私はユヅルと同じ時代を過ごせていることに感謝しています、ユヅルは私に影響を受けたと言いますが、今は彼が私のヒーローです。私の息子サーシャのヒーローでもあります。息子はまだ5歳ですが、将来はユヅルのようなチャンピオンになりたいと言って毎日リンクで練習しています。
憧れによって人と人がつながっていきます。
憧れの継承こそがフィギュアスケートの未来を創っていくと私は信じています」と語っています。
(Number 996より)
私もこの連休中、買い物帰りに、リュックにプーさんの小さなぬいぐるみを付けた男の子を見かけました。
小学校3,4年生くらいでしょうか。
手には三角形のスケート靴ケースを持っていました。
きっと羽生選手に憧れてフィギュアスケートを習っているんだな。
近所でもこんな男の子を見かけてとても嬉しくなりました。
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2018年11月25日
フラストレーション
GPシリーズ最後のフランス大会も終わり、GPファイナル進出は次の6人に決定しました。
トータルスコアの高い順に、
1.羽生結弦 (日本) 297.12(フィンランド大会)
2.ネイサン・チェン(アメリカ) 280.57(スケートアメリカ)
3.宇野昌磨 (日本) 277.25(スケートカナダ)
4.ミハル・ブレジナ(チェコ) 257.98(フィンランド大会)
5.チャ・ジュンファン(韓国) 254.77(スケートカナダ)
6.セルゲイ・ヴォロノフ(ロシア) 254.28(NHK杯)
後は12月7日からのGPファイナルを待つだけとなりました。
この結果を見ると、羽生選手はトータルスコア2位のネイサン・チェン選手に20点近い差をつけて、新ルールの元でも圧倒的な強さは変わりません。
いつものことですが、羽生選手の出場していない試合を見た後はフラストレーションを感じて、すぐに動画を見に行ってしまいます。
今季SP『秋によせて』(ロステレコム)
FS『Otonal』(フィンランド大会)
今回のフランス大会もネイサン・チェン選手は流石にFSでは4回転をしっかり決めてきましたが、やはり羽生選手の演技の完成度があまりに高いためか、他の選手に物足りなさを感じてしまうのです。
羽生選手の演技からは、シルクのようなきめの細かさ、滑らかさ、優雅さを感じます。
そこから醸し出されるエレガンスには官能性さえ感じられます。
しかしその美しい演技の背後にはゆるぎない技術があり、しっかりと支えているのです。
この領域まで到達するのは、やはり普通の人の普通のやり方ではなかなか難しいのでしょう。
だからこそ、多くの人たちから、宇宙人とか、他の惑星から来たとか言われるのでしょう。
羽生選手は怪我のため、GPファイナルに出場するのは難しいかもしれませんが、彼が世界一のスケーターであることは、最早はっきりしていることなので、無理をすることは少しもないと思います。
むしろ、GPファイナル、全日本は出場せず、世界選手権だけでよいのではないかと思っています。
世界選手権の出場資格を巡っては、色々とかしましい声もあるようですが、例えば、直近のオリンピック金メダリストは、本人が望めば次のオリンピックまでは無条件に世界選手権に出場できるという規則を作っていただきたいくらいです。
羽生選手がどれだけ日本スケート界及び世界スケート界に貢献してきたのかを顧みず、その上、羽生選手の絶対的優位性にも気づかない、または認めたくない人たちは、どういう感覚を持っていらっしゃるのか、私には全く理解できません。
これももう一つのフラストレーション。
色々な思惑が渦巻く中ですが、羽生選手がどうか心静かに治療に専念できるよう願うばかりです。
もうすぐ12月。
冬来たりなば春遠からじ、といいます。
来春、桜咲く日本で、このプログラムを観たいです。
先ほどフランス大会女子シングル終わりました。
ついつい朝までライスト見てしまいました。
男子よりエキサイティングでした!!
日本女子の強さと美しさ、存分に見せてくれました。
梨花ちゃん、舞依ちゃん、おめでとう~~~
テレビ放送は、
テレビ朝日(地上波)男子FS、女子FS(ダイジェスト) 10:00~11:45分です。
BS朝日では13:00~17:00まで男子FS、女子FS続けて放送です。
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2018年11月24日
復活!フィギュアスケート通信DX
10月に発売日直前になぜか販売中止に追い込まれていたメディアックス発行の『フィギュアスケートニュース』でしたが、今回は誌名を『フィギュアスケート通信DX』として、無事に発売されました!
前回のことがあったので、実際に発売まで漕ぎつけるかどうか心配していましたが、今回は何の「お・と・が・め」もなかったようですね。
メディアックスさん、よかったですね!
表紙はどちらが表か裏かではなく、両方とも表というレベルの美しさです。
一大会の羽生選手のみですから、目次は至ってシンプルです。
内容は見事なほどに、100%フィンランド大会の羽生結弦です。
始めから終わりまで美しいです。
写真2枚だけお借りしました。
Photo:長瀬友哉/フォート・キシモト
Photo:YUTAKA/アフロスポーツ
おそらく法的な裏付けを得てのメディアックス渾身の一冊と言えると思います。
幸いなことに日本は法治国家なので、法的に問題がない限り、誰も出版を差し止めることはできません。
出版の自由は、憲法第21条で保障されています。
出版を差し止める権限はスケート連盟にも無いし、増してや私的な団体や企業にもありません。
メディアックスさん、これからも弁護士とは密に連絡を取りながら、羽生選手の美しく、強い、そして可愛くて、カッコよい姿を私たちに見せて下さいね。
もうすでにロシア大会とGPファイナルの号の予約販売も始まっています。
私も早速予約してしまいました。
私達の私生活でも、根拠のない圧力(パワハラとも呼ぶ)をかけてくる人が時として現れますが、法的根拠のない圧力には毅然として立ち向かいましょう。
そういう類の人たちは、こちらがファイティングポーズをとるだけで手を退いたりするものです。
戦う姿勢は生きていく上でも必要です。
微笑みを絶やさず、でも、いつも戦っている羽生結弦選手を敬愛しています。
Photo:小海途良幹
一日も早く怪我が癒えますように!!
毎日祈っています。
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写真はキャプチャーしたもの、感謝してお借りしたものがあります。
2018年11月23日
そろそろAI採点*国際体操連盟の英断
Number 996のタイトル、「美しく、強く」
「強く、美しく」ではなくて。
ここに編集部の意図が表明されていると感じました。
フィギュアも体操も、技の難度を競いながら美しさも求められる競技です。
しかし美しさと言うのは判定する側の美意識によるもので、100人いれば100の美意識があると思うので、それを正しく点数化するのは至難の業。
では、せめて技に関しては正しい判定を求めたい。
そんな時、11月20日のNHK NEWSWEBで、国際体操連盟がAI採点を採用というニュースを読みました。
国際体操連盟 日本企業が開発の”AI採点”を採用
AIで採点するしくみは
富士通が開発した採点の支援システムでは、赤外線のレーザーを発する機器を使い、選手の体とその周辺の200万か所にレーザーをあてて、選手の動きを読み取ります。
これをリアルタイムで三次元の画像に変換して、その画像から選手の骨格の動きを読み取ります。
そして、AIがデータベースに記録されている過去の演技の正しい動きと突き合わせて、脚や姿勢が曲がっていないかなどを判定します。
この仕組みは富士通が独自に開発した技術で、去年から国際体操連盟とともに世界大会などでシステムの実証実験を行い、その精度を高めてきました。
当面は審判員の採点を支援するために用いられますが、富士通では東京オリンピックが開催される2020年をめどにこのシステムで自動的に採点する技術を確立したいとしています。
富士通の阪井洋之執行役員常務は「体操は、ほかのスポーツにくらべ動きが速く、それを正しく認識するのは大きなチャレンジだったが、やる意義が高いと感じている。今回の技術を使って今後はシンクロやフィギュアスケートなど採点が必要なほかの競技でも活用できる可能性があると考えている」と話していました。
また、デモで演技を行った日本体育大学の選手は「これまでは審判から見えているところを重点的に練習していました。このシステムではごまかしがきかないので怖い面もありますが、より公平に採点が行われるのはいいことだと思います」と話していました。
いよいよAI判定が採点競技の場に登場です。
国際体操連盟の英断です。
もうこの流れは止まらないはず。
人間でなければ判断できない部分はあるとしても、少なくとも技術に関してはAI採点を導入することで、これまでのような、ジャッジの恣意的な判断は排除されることになります。
実際問題として、いくら動体視力が優れていたとしても、1秒にも満たない時間で終わる技を正確に見分けて、全ての選手に平等なジャッジングをするのは人間の能力として無理だと思います。
しかも、フィギュアスケートの場合、現在ジャッジはリンクの一面にだけ並んで、全員が一方向からだけ見ているわけで、死角になる部分もあります。
つまり非常に不完全な判定態勢だと思ってきました。
しかしAI判定導入により、少なくともスケート技術に対するジャッジングは平等になるわけですから、勝者も敗者もわだかまりなく結果を受け入れることができるのではないでしょうか。
ファンとしても、不正なジャッジによる過小評価や過大評価への心配もなく、結果を素直に受け入れることができると思うのです。
しばしば腑に落ちないジャッジングによってイライラしてきた私は、羽生選手が現役の内に、一日も早く国際スケート連盟ISUも国際体操連盟に倣い、AI採点導入に踏み切ってほしいと願っています。
そこで、初めて、「芸術は絶対的な技術力に基づいたものである」という言葉が証明されるでしょう。
gifです。
羽生選手のこんな技術がAI採点でどんな評価が出るのか見てみたいのです。
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2018年11月22日
ユヅルのほうがスケートが上手 by プルシェンコ
Number web にこんな記事がありました。
プルシェンコさんからの羽生選手に対する最高の賛辞ですね。
プルシェンコさんって本当に正直に思いを語る人だなと思い、益々尊敬する気持ちが強くなりました。
やはり皇帝と呼ばれるだけの器の大きさを感じます。
これからも結弦君をどうか支えてください。
怪我の精密検査のために日本に帰国中という羽生選手の目にも留まっているでしょうね。
長い記事ですが是非お読みください。
「ユヅルのほうがスケートが上手」プルシェンコが語る羽生結弦の実力。
粉雪が舞う晩秋のモスクワである。彼が昨年4月に開校した「プルシェンコ・アカデミー」(正式名称は「エフゲニー・プルシェンコ・フィギュアスケート・アカデミー“エンジェルス・オブ・プルシェンコ”」)のリンクサイドでインタビューは行なわれた。
羽生結弦の今シーズンのフリー『Origin』は、プルシェンコの伝説的プログラム『ニジンスキーに捧ぐ』の楽曲を使用したものだ。羽生少年が本格的にフィギュアスケートを志すきっかけとなった憧れの存在へのオマージュである。
羽生のプログラムはプルシェンコの目にどう映ったのか、1時間にわたって話を聞くことができた。「ニジンスキーに捧ぐ」が完成するまでの経緯、2003-2004シーズンがどんな時期であったかといった背景も含め、自身の競技人生の中でいかにこのプログラムが大切なものであるか、想いを熱く語ってくれた。
そして話は、なおも挑戦を続ける羽生へのエール、さらには感謝の気持ちを伝えるまでに及んだ。羽生への愛情が言葉の端々に感じられた。
お揃いのノルディックセーターが超カワイイ
私とユヅルの共通点は……。
インタビューの中でプルシェンコは羽生に対してある提案もしており、その後の話はフィギュアスケートの未来へとつながっていくものだった。
詳しくは雑誌Number(966号)のインタビューをご覧いただければと思うが、その言葉からはプルシェンコの『ニジンスキーに捧ぐ』にかける想いとともに、羽生の実力を心から認めていること、そして後継者たる羽生にフィギュアスケートの未来を託していることが伝わってきた。
実際、プルシェンコは羽生にシンパシーを感じている。2人が似ていると思うところはどこか訊ねたときのこと。
「私とユヅルの共通点はたくさんあります。我慢強く最後まであきらめないところ、リスクを恐れず挑戦するところ、自由を好むところ、インプロビゼーション(即興)を楽しめるところ……」
反対に、似ていないところを訊ねると、「彼のほうがスケートが上手なことかな」とポツリ。てっきり冗談を言っているものだと思いきや、本人はいたって真面目な表情だ。
「冗談ではありません。つまりフィギュアスケートはつねに進化しているということです。それがあるべき姿なのです。自動車がどんどん便利になっていくように。今ではみんながスマートフォンを使いこなしているように」
フィギュアスケートの練習環境についても同様だと言う。
「ソ連時代のスケートリンクは寒くて寒くて、私が子どもの頃は厚手の毛糸の帽子をかぶって、手袋をして、ぶるぶると震えながら練習していたものです。それがどうですか。今の子どもたちは恵まれています。過去から現在まであらゆる選手のスケートを手軽に動画で見て研究することもできます。息子のサーシャもユヅルのビデオをよく見ています」
息子をはじめ生徒たちには羽生のジャンプをお手本に練習させていると言う。
「私はもうお手本じゃありません。なぜなら時計の針は進んでいるからです。今この瞬間、ユヅルが世界最高の選手です。間違いなく彼こそが本物のフィギュアスケーターです。しかし、ひとつだけ弱点がある。今は言いません。シーズンが終わったときに彼に直接伝えようと思っています。言いかえれば、彼にはまだまだ可能性が残されているということです」
(一体何をアドバイスして下さるのか、興味深いです!)
技術的なことかメンタル的なことかヒントを求めると、「それは秘密」と言ってウィンクしてみせる。リンクサイドのベンチに並んで座ってのインタビューである。4、50センチの至近距離でウィンクされ、何も言えなくなってしまった。
追い打ちをかけるように、プルシェンコはリンクで練習している息子を呼び寄せた。
「サーシャ、おいで。この人は日本人だよ。日本語であいさつしてごらん」と父親に促されると、サーシャ君は「コンニチワー」と言って握手してくれた。そして再びリンクに戻るや、羽生直伝のヘランジ、ハイドロ、イナバウアー、アクセルジャンプを次々と披露してくれた。思わず仕事を忘れ、立ち上がって拍手してしまった。天使のような笑顔に、5歳とは思えない身のこなし、将来が楽しみだ。
気を取り直して、自身のアカデミーのことについても話を聞く。
2017年4月にオープンしたフィギュアスケート学校。スケートリンクにはメダル姿のプルシェンコの巨大なパネルが5枚掲げられる。以前訪れたアリーナ・ザギトワの所属するサンボ70フルスタリヌィが牧歌的な雰囲気であるのとは対照的に、こちらは豪華だ。
建物の2階は雰囲気あるレストランになっていて、窓からリンクを眺め渡すことができる。プルシェンコの奥様ヤナ・ルドコフスカヤさんの姿もそこにあり、息子の練習を見守っていた。
有力者の子どもたちも練習に通っているとのことで、駐車場には運転手付きの高級車がずらりと並ぶ。開校当初は高額な授業料といったやっかみのような報道も一部あったが、それでも私財を投じてここまでの規模の運営ができていることはすごいこと。そこはやり手プロデューサーたるヤナさんの手腕によるところが大きいだろう。
現在は101名が所属している。
経営も軌道に乗ったようだ。プルシェンコは「現在は101名が所属しているんです」と生徒のリストをうれしそうに見せてくれた。次のステップとしてスケートリンクをもうひとつ増設するという。現在のリンクは幼児向けとし、新しく建設するリンクはトップ選手専用にする計画だ。
大会に出場するトップ選手としてはジュニアの2人だけだが、うちひとりは今年エテリ・トゥトベリーゼコーチの元を離れ移籍してきたアナスタシア・タラカノワである。12月のジュニアGPファイナル出場を決めている。
「来年はアイスショーへの出演はなるべく控え、コーチ業に専念しようと考えています。そして来シーズン、有名選手が何人かやってくる予定です。ちょっとしたセンセーションになると思う」
「もしかして〇〇〇〇〇ですか」と選手の名を挙げようとしたのを察してか、「それ以上は秘密」と先手を打つプルシェンコ。ウィンクも忘れない。正式な発表を楽しみに待とう。
(「Number Ex」栗田智 = 文)
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心の中の小さな女の子
アイリン時代から小さな女の子にもてるって言ってたね
自分と同じ心を持っている人がわかるんだね
私たちの心の中にも小さな女の子が生きているから
子供のような純な気持ちを持った人に出会うと
自分も純な子供に戻っちゃう
憧れ、尊敬、慕情
それは恋とは少し違うような気がするけれど
もしかしたら近いものなのかもしれない
年齢は関係ない
たとえ100歳だって
心の中に小さな子供が生きている人は皆同じ気持ちになる
男の子だっておなじこと
見上げる目が輝いているね
いつまでもその邪気のない無垢な笑顔
続いてほしい
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写真はキャプチャーしたもの、感謝してお借りしたものがあります。
2018年11月20日
他国のコーチからの評価
羽生選手に対する他国のコーチからのコメントが熱い!
羽生、松葉づえで表彰台 文書で「ファイナルへ全力で治療」
11/19(月) 6:00配信
スポニチアネックス前日の公式練習中に右足首をひねって転倒。日本スケート連盟の小林芳子強化本部長を通じ、チームドクターの触診、視診で右足首の前下脛腓(けいひ)じん帯損傷、三角じん帯損傷、腓骨筋腱損傷疑いと診断された。宿舎では腫れ上がった患部をアイシングと圧迫の繰り返し。右足を固定しながら絶対安静。通常なら一夜明けの取材対応があるが、この日は表彰式後は一言も話すことなく、衣装のまま会場を去り、休養に充てた。
モスクワに残るか、拠点のトロントへ戻るか。今後は未定。3週間の安静が必要とされ、シリーズ上位6人によるGPファイナルは難しい状況だが、それでも、本人は「ファイナルへ向けて全力で治療する」とコメントを出し、諦めない姿勢をにじませた。
絶対王者の復活を誰もが待っている。今季のフリー曲「Origin」のオマージュとなったトリノ五輪金メダリストのプルシェンコさんはこの日、自身のインスタグラムを更新。羽生のキス&クライでの動画をアップし、「ユヅさんの早い回復を願っている」とエールを送った。
羽生が憧れてきたロシアの皇帝を育てたミーシン・コーチも会場で「(羽生は)世界で一番素晴らしいマスターピース(最高傑作)。できるだけ早い回復とバンクーバーで見られることを願う」と語った。
五輪連覇の偉業を果たした男には、いばらの道が待つ。小林本部長によれば「ルールでは12月3日までスタンバイ」といい、GPファイナルに残された時間は2週間。その後は全日本選手権、そして3月に世界選手権がある。羽生に奇跡の復活はあるのか。
写真:AFLO
ジャケットが白い翼のよう
2006年トリノオリンピック
ロシアスケート界の重鎮二人が、揃って最高の評価をしてくれているのが嬉しい。
流石の貫禄のお二人ですねェ
次はネイサン・チェン選手、ミハル・ブレジェナ選手を指導するラファエル・アルトゥニアンコーチからのコメントです。
ミッツさんのツイッターより
アルトゥニアンコーチはネイサン・チェン選手、ミハル・ブジェジナ選手にという、羽生選手とはライバル関係にある選手を指導する立場です。
でありながら、それでも羽生選手をここまで高く評価してくれています。
アルトゥニアンコーチは羽生選手の大ファンだと、既に自ら告白してますものね。
サイン プリーズ 2017四大陸選手権にて
そして最後にオーサーコーチのインタビューから、ロステレコムとタラソワさんに関する部分。
LaChikaさんtwitterより
https://t.co/vb5sH0GynX
— LaChika (@FlyHigh_AndFree) 2018年11月19日
Brianインタ
①ユヅルはできることは全てやる。五輪もワールドも2度優勝してなお続けるべきだと信じている。驚くべきことにチームを組んで7季目だが、今がベストの滑り。すばらしいフォームだし、ジャンプもスピンも目をみはる。この半月ほど練習でも
②彼は信じられないぐらい幸せそうだった。私もユヅルとモスクワに来ることにとてもワクワクしていた。彼はプルシェンコに本当に憧れていて、尊敬している。だからこそ、棄権などできず、怪我をおしても最高の演技をしたくて戦った。でも、これが人生。次はきっとこんなことにはならないよ。
— LaChika (@FlyHigh_AndFree) 2018年11月19日
④タラソワはユヅルが大好きなんだ。
— LaChika (@FlyHigh_AndFree) 2018年11月19日
今季が一番気持ちの良いシーズン。何かと戦う必要もなければ、五輪のことで頭をいっぱいにすることもない。それにユヅルが別人のようだ。我々のチームはユヅルの完璧主義や怪我で大変な時もあった。ユヅルは今、本当に全てを楽しんでいる。
✨
これこそがご褒美😭
「タラソワとユヅルはお互いに特別な気持ちを持っている。私も彼女を崇拝している」
オーサーコーチも結弦君もタラソワさんをとてもリスペクトしているのですね。
こういったものを読んでいくと、国際的なコーチの横のつながりが感じられます。
一方、日本ではコーチ同士の横のつながりはどうなのでしょう。
何となく派閥主義のようなものも感じたりしますが、日本のスケート界全体のレベルを上げていくためには、コーチ同士の情報交換などがあったほうが良いように思いますが、実際はどうなんでしょう。
今回のことでも日本からは傷ついた自国選手に対して、誰からも何のエールもコメントも出てきません。
最早、日本の羽生結弦というよりも世界の羽生結弦ですから、それでもいいんですけどね。
ちょっと寂しい気がします。
テレビではただ一人、佐野稔さんが各局を回って解説しながら孤軍奮闘、羽生選手の決断と演技を称賛してくれました。
佐野さん、ありがとう!
結弦君の足の痛みが一刻も早く無くなり、治療が順調に進みますように!!
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2018年11月19日
やがて伝説の表彰式となる
ロステレコム表彰式、今朝になってから動画で見ました。
会場全体が温かい雰囲気で包まれた表彰式でしたね。
これはいつの日にか、伝説の表彰式と言い伝えらることになりそうです。
松葉杖で氷の上に踏み出す
光に向かって歩いていく
Originの曲の中を一歩一歩進む
松葉杖の扱いが上手なのを見て悲しくなる
友野君すごく頑張りました
この試合、忘れられない試合になりましたね
現地に行かれた世界中のファンの皆さんの結束力がすごい
YUZU, We love you from all over the world.
「幸あれ」、「結弦」のバナーを急遽作ったのは中国のファンたちでしょうか
Winner の文字が嬉しい
Winnie ではないね
がんばったね
後ろに虹がかかっているよう
友野君が松葉杖を支えてくれてる
こんな表彰台ってもう二度とないよね
三人ともおめでとう!
スニーカーだからいつもより背が低く見えるね
23歳と20歳、兄弟みたいな二人です
友野君、少しでも先輩の役に立とうと健気でした
クヴィテラシヴィリ選手も気遣いしてくれました
可愛すぎる優勝者です
退出も赤絨毯を通って
最後はいつものように「ありがとうございましたー!」
後ろの紳士たちの頬も緩んでいますね
友野君の振付をしたミーシャさんの姿もありました
今度はいつ会えるのか分からないけれど、必ず彼は氷の上に戻ってくるはず
そこが彼にとって一番自由になれる場所だから
そして一番楽しい場所だから
誰の人生にもままならぬことはたくさん起こる
彼の身に起こることに私たちは自分の人生を重ねて考える
彼がそれを乗り越えていくとき、私たちは勇気づけられ
だから彼と一緒に生きている気持ちになる
今度はいつ会えるかな
さいたまワールドまでカナダで練習したってかまわないよ
私達はもう待つことに慣れているから
(画像は全て自分でキャプしたものです。)
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羽生結弦とヤグディンの接点
今回のロステレコムでは、初めてアレクセイ・ヤグディンさんと、彼のかつてのコーチであるタラソワさんが一緒に解説を担当していました。
ヤグディンさんは今はもうあまりスケート界のお仕事はしていないのかと思っていたので、解説する姿を見られたのは嬉しい驚きでした。
羽生選手のFS演技後の二人の解説の一部をSallyさんが翻訳して下さっています。
Sally@⛸໒꒱@fgurskttヤグさんとタラソワママの言葉が泣けるので抄訳を。
2018/11/18 07:53:19
「たまにはミスも大切だ、彼も人間なのだから疲弊する事もある。人生に完璧などありえない、どんな天才にも上手くいかない日はある。でも今日ユヅルは何を失敗した?冒頭の4Sもその後の4Tも… https://t.co/2bhaBaR1lA
この解説を読んで、特に「今日のユヅルの演技は私達が皆同じ人間であること、だからこそもちろん、時に疲弊する事もあるという事を示してくれた。私はたまにはミスのある演技も必要だと思う、人生に完璧などないのだから。どんな天才でさえ自身の望むものを手に入れられない日もある」という言葉には、ヤグディンさんも現役時代には怪我に悩んだ経験も多々あり、羽生選手の置かれた状況もよく理解してあたたかい言葉を送ってくれたんだなぁと感動しました。
ヤグディンさんは 別の解説の中で、「結弦をこの目で見ることができることをとても嬉しく感じています。羽生結弦と同じ空間で会うのは、人生で初めてです。勇気をもって言うけど、私はどうしてこの瞬間までこの2度のオリンピック王者の演技をこの目で見てこなかったのだろうか。」とも語っています。
ということは、羽生選手もこれまでにヤグディンさんに実際に会ったことがないということになります。
おそらく何百回、いえ何千回もその演技動画見てきたはずなのに。
それを今回繋げてくれたのはタラソワさんでした。
実際に羽生選手とヤグディンさんが対面できたのかどうかはわかりませんが、少なくとも同じ場所を共有し、互いの存在を身近で感じたことは確かです。
羽生選手が幼い頃からプルシェンコさんに憧れ、その強さ、逞しさ、安定感、カリスマ性を尊敬してきたのもよく分かります。
しかし私は正直なところ、羽生結弦選手とヤグディンさんの中に共通点を感じてきました。
例えば、頭脳明晰、自由闊達、天真爛漫、そしてスケートのスタイルも。
今回、タラソワさんを接点に二人がもしも遭遇していたら、ヤグディン・プルシェンコ・羽生結弦の三人の天才が作る三角形が完成します。
そこからまた何かが生まれる可能性がありそうです。
いつか三人の天才が同じ場所に立ってくれる日が訪れるといいなぁと、内心 願っています。
夢かもしれないけれど。
ヤグディンさんの『オーバーカム(打ち勝つ)』というタイトルの自伝、とてもよかったです。
内容も興味深く、写真もたっぷりでお薦めです。
自伝と同じタイトルのEXプログラム『オーバーカム』も大好き!
こちらもお勧めです。
以前、この三人について書いた過去記事があります。
『三人の天才☆ミドルネームはアマデウス』
現役時代のヤグディンさんやプルシェンコさんの動画もたくさん含んだやや長めの記事ですが、お読みいただけたら嬉しいです。
羽生選手、松葉杖で表彰式出席してくれたのですね。
またひとつ伝説が生まれましたね!
表彰式、明日また書きたいと思います。
He will overcome.
羽生選手の復活を信じています。
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2018年11月18日
滑ってくれてありがとう
ロステレコム優勝おめでとうーーー
ちょっと意外に思うけど、GPシリーズ2勝は初めてのことですね。
これでGPファイナル進出も決まったけれど、怪我は全治3週間と、思ったよりも重いことを演技後に知り、よく滑ってくれたなと感謝の気持ちでいっぱいです。
ファイナルまでは3週間ありますが、治癒すればすぐに滑れるわけでもなく、出場には赤信号が灯った状態であることは否定できないと思います。
しかし羽生選手はこれまでも何度も怪我を乗り越えてきた経験があります。
2012年世界選手権、2013年世界選手権、2014年中国杯、2016年世界選手権、2018年平昌オリンピック、いずれも怪我を抱えてままで乗り切ってきたのです。
GPファイナル5回目の優勝は視野に入れていたと思うので、これに向かって全力でできる限りの努力をするのでしょう。
彼ならきっとできるはず、と思いながらも、同時に彼はもう十分な程のことを成し遂げてくれたという思いもあります。
今は怪我の回復を何よりも最優先して休んでほしい。
羽生選手が勝利してくれることよりも、元気で笑っていてくれることが一番の望みだから。
誰かに申し訳ないなんて思う必要なんて、これっぽちもないよ。
自分の体の声をよく聞いて、それだけに従ってほしい。
引退はしないと聞いて安心した。
でもね、たとえどんな未来が待っていても、私たちは羽生結弦という心の内の宝物を失うことは決してないのだから。
どんな時もあなたのことを誇りに思い、そして愛しているから。
素晴らしい演技と滑走だったよ。
いつまでも待っているから。
(画像は自分でキャプしたものとgetty imageからお借りしたものです。)
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2018年11月17日
ロシアからの祝福
GPファイナル進出決定おめでとうーー
怪我に見事に対応して、構成を全く変えて危機を乗り越えた対応力に脱帽!
また後で記事上げます。
まず最初に今日の公式練習で羽生選手が4回転ループで転倒したことについて。
動画を見ましたがしばらく立ち上がれなくて、足を痛めたのかと心配です。
途中で練習を引き上げましたが、適切な処置のためと思っています。
試合までわずかな時間しかありませんが、どうか無事試合に臨めますようにと祈っています。
昨日の試合にはロシアスケート界の多くの重鎮の方々が会場にいらして、前記事のロシアより愛を込めてに書いていた方々も全員羽生選手の演技を観ていたようです。
【Sponichi Annex】
羽生結弦「ありがたいこと」立ち上がったタラソワ氏へ感謝のステップ
男子SPで羽生結弦(ANA)が110・53点をマークし、首位発進を決めた。今月上旬のフィンランド大会でマークした106・69点を3・84点更新する世界最高得点。「実質、ほぼMAXじゃないかな、この構成では」。キス&クライでスコアを知ると、充実の汗を光らせながら笑顔で手を叩いた。
SPは憧れのジョニー・ウィアー氏がかつて使用した「秋によせて」。ウィアー氏の同プログラムを振り付けたタチアナ・タラソワ氏が、会場で羽生のステップを立って見つめていた。「タラソワさんが立って下さっているのが見えて。とてもありがたいこと」。フィンランド大会ではレベル3にとどまったが、この日はレベル4を獲得。「すごく感情のこもったものになった」と振り返った。
17日のフリーには自身初のGPシリーズ連勝、日本男子最多となるGP通算10勝、新ルールで初の合計300点超えなど様々な記録が懸かる。「まだフリーがきれいにできていないので。まずは自分の中でSP、フリーを揃えてなんぼ。しっかり揃えられるように」。ノーミスで「Origin」を滑り終えた時、また伝説が生まれる。[ 2018年11月16日 22:58 ]
【日刊スポーツ】
羽生結弦「ルーツ」のロシアで首位発進 恩師に一礼
<フィギュアスケート:GP第5戦ロシア杯>◇16日◇モスクワ◇男子ショートプログラム(SP)
男子SPで羽生結弦(23=ANA)がGP第3戦ヘルシンキ大会で出した106・69点の世界最高点を更新する110・53点をマークして首位発進した。
ロシアへの感謝を込めた。3つのジャンプ要素をすべて決めて、ステップに入るところで、リンクサイドに立つロシアの名将タチアナ・タラソワ氏の姿を見つけた。今季のSP「秋によせて」は、憧れの元全米王者ジョニー・ウィアー氏のプログラムをカバーしたもの。その元の振り付けをしたのがタラソワ氏。前日の練習でも「がんばってね。いつも見てるから」と声をかけてもらっていた。「立って見てくださるのは、ありがたい」と、ステップ中の見せ場であるジャンプを目の前で披露した。
正面上段の席には11-12年シーズンのフリー「ロミオとジュリエット」を手直ししてくれたボブリン、ベステミアノワ夫妻がいた。演技後、スタンディングオベーションしてくれた2人を見つけ、「ありがとうございました」と深々と礼した。
記者会見では「自分のスケートをたどっていくとロシアがルーツ」とロシアとの縁を口にした。17日のフリーで滑るのは、ロシアの“皇帝”ことエフゲニー・プルシェンコ氏の代表作「ニジンスキーに捧ぐ」をカバーした「Origin」。「明日はプルシェンコさんに向けて頑張りたい」と、再び思いを込める。
写真:小海途良幹
そして個人的に非常に嬉しかったのはこのタラソワさんとヤグディンさんの解説でした。
GPSロシア羽生結弦SP:タラソワ・ヤグディン解説
(ロシアン・フィギュアスケート・フォレヴァより)
ヤグディン:
結弦をこの目で見られることができることをとても嬉しく感じています。羽生結弦と同じ空間で会うのは、人生で初めてです。
(演技中無言)
ヤグディン:
勇気を持って言うけれど、私はどうしてこの瞬間までこの2度のオリンピック王者の演技をこの目で見てこなかったのだろうか。タチヤナ・アナトリエヴナ(タラソワ)、しかしこれは現実世界のフィギュアスケートの神ですね。
タラソワ:
そう、現実のものです。まったくの現実です。ただ、彼とブライアンに感謝です。彼の国に、こんな天才が生まれ、全世界に贈ってくれたことに。私たちを驚かせ、私たちを感動させる人を。ジャッジがどんな評価をするのか想像もできません。私がジャッジだったら、プラスを出すのを惜しいとは思わないでしょう。なぜなら、人生で+5を付けることはもうないということになりそうだからです。絶対に。そしてこれ以上の喜びを得ることもないかもしれません。でも、ジャッジは彼に+4を付けるでしょう。おそらく、彼らは人生は永遠のものと考えており、まだ別の天才を見ることができると考えているからです。こんな大きな喜びを与えてくれて、本当にありがとう。
ヤグディン:
スケーターが実際に、こんなに冷静に、こんなに落ち着いて、最も難しいジャンプをを遂行するとは…、しかも、こんなに音楽を、一つ一つの動きを感じながら…。
タラソワ:
一つ一つの細胞を彼は感じているのです。彼の一つ一つの細胞が音楽を感じているのです。
ヤグディン:
もちろん、羽生は本当に練習中毒で、完璧主義者なのでしょう。しかし、こういった才能というのは、何よりもまず生まれながらのものだと思います。
タラソワ:
もちろんです。観客も泣いています。昨日オーサーと話したのですが、羽生は今年からまったくの別人になったと彼は言っていました。オープンで、楽しそうで。彼は昨年まで、(オリンピック)優勝に非常に集中していたと。彼にとっては、オリンピックで2回金メダルを取る必要があったのでしょう。オリンピック王者となって、自分自身となるために。楽しんで練習ができるよう、そして新発明のための練習ができるように。新技術のための練習をして、多くの新しいことを学ぶために。
やったー!世界記録!幸せですね。
ヤグディン:
そうですね、このホディンの地(注:メガスポルトのある地名)に信じられないような出来事が起こりましたね。このような天才的な演技で男子のショートプログラムが締められました。私とタチヤナ・アナトリエヴナ(タラソワ)はただスタンディング・オベーションです。これを見たあとでは座っていることは不可能です。
タラソワ:
ステップシークエンスのときにはもう立っていました。座ってるなんて無理です。
いやー素晴らしい解説ですね。
ロシアスケート界のレジェンドとその元コーチによる名解説です。
ヤグディンさんはもうあまりスケート界にはタッチしていないのかと思っていたので、ここでタラソワさんと一緒に羽生選手の解説をして下さるとは、意外な、しかし大きな喜びです。
プルシェンコさんと共にロシア男子フィギュアの黄金期を担った偉大なスケーターヤグディンさんの姿を見られて良かったです。
羽生選手も、昔の映像で見ているのは、プルシェンコさんやジョニーさん、アレクセイ・ヤグディンさんと本田武史さんと言っていましたから、ヤグディンさんからの最高の評価は嬉しかったことでしょう。
初めてロステレコム杯に出場したのは2010年のこと、この時は7位に終わりました。
しかしファンによる人気投票ではかなり上位だった(1位?だったか)と記憶しています。
翌年の2011年にも出場し、シニアGPシリーズ初優勝。
そしてこの時、既にオーサーコーチの元にいたハビエル選手と試合で初めて出会ったのでした。
色々な由縁のあるロステレコム杯。
今年は世界一のフィギュアスケーターとなった羽生選手から、ロシアの先達たちに恩返しの演技となりますね。
最後にまだ16歳の結弦君と2011年のクリスマスシーズンのモスクワを散歩しましょう。
yuzu_kanamiさんのインスタグラムより
羽生選手が無事にOriginを滑れますように。
仮にジャンプが跳べなくても、CwWの時のようにステップとスピンだけでも彼は勝てると信じています。
3位以内でGPファイナル出場のためには欠場という選択肢はないはず。
決して無理はしてほしくないけれど、羽生選手とチームブライアンを信じています。
ライスト始まっています。
こちらが機能しています。
ISUリザルトー自動更新します。
羽生選手の登場を信じて待つのみ!
会場入りしました!
ウォーミングアップしています!
ひとまずよかった!!
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