全然引退しないですからね、まだ!今、世界で一番美しいもののひとつ

2019年09月23日

マッシミリアーノさんの見解




いつもイタリアからのニュースを伝えて下さる惑星ハニューさん、今回もマッシミリアーノさんのフェイスブックの投稿を伝えて下さっています。


マッシミリアーノさんのFBより「ACI2019~羽生結弦SP」


羽生結弦は例年通りオータムクラシック・インターナショナルに出場し、彼のシニアにおける10シーズン目をスタートさせた。

2度のオリンピックチャンピオンは冒頭の4サルコウ(おそらく回転不足)の軸がゆがんで転倒したものの、ショートプログラムはその後上昇し続けた。
転倒後、羽生は間をおかずにすぐに「Otonal」の旋律に乗せて、完璧に振付の一部となっている各エレメントを完璧に実施し、「完全な融合体」であることを証明した。
日本の規格外の選手は彼のキャリアで既に10回も超えている100点の大台には届かなかったものの、98.38点(53.03|46.35、 – 1.00)を獲得した。
今日、披露されたエレメンツでの伸びしろについて述べると、この構成で到達可能な最高得点は116.77点である。
ただし、この先、4サルコウの代わりにもっと基礎点の高いジャンプが投入される可能性も除外出来ない。
要約すると、新しい歴史の第一章はまだ始まっていない・・・


19  オータムクラシック SP Sponichi Annex 小海途 6


マッシミリアーノさんは、羽生選手が現在自分の持つSPの世界最高得点をこのプログラムで更新する可能性を頭においているようです。


そして問題のFSの採点については、



マッシミリアーノさんのFBより「ACI2019~羽生結弦FS」


羽生結弦はオータムクラシック・インターナショナルでキャリア4度目の優勝を飾った。日本の規格外の選手はショート、フリー共に今大会の最高得点を獲得したが、フリープログラムの演技構成点は全選手中1番高い得点ではなかった。

更に、テクニカルパネルは2本の4トゥループ(1本は2017年国別対抗戦で既に披露したオイラー/3サルコウとのコンビネーション)を回転不足と判断した。

当然のことながら、このコントロールパネルの判定によって技術点を大幅に下がったが、「天気はお天道次第」だったトータルスコアはともかく、2度のオリンピックチャンピオンが9月中旬にこれほど好調だったことは未だかつてなかった。

得点を聞いた直後のキス&クライでの彼の眼差しを見逃すことは出来ない。伝説のフリープログラムの前兆となったヘルシンキ世界選手権のショートプログラム後の表情と同じだった。

オークビルで起こったことは、羽生結弦を更にハードルを上げるよう駆り立て、彼をミッションを背負う男にすることだろう。
我々は素晴らしいものを目撃することになる。楽しみに待とうではないか・・・


19  オータムクラシック FS Sponichi Annex 小海途 11



マッシミリアーノさんにしてはかなり控え目な発言かなと思いましたが、その分、胸に秘めた怒りは大きいのではないかと感じました。

この投稿に対するイタリアファンの反応が熱いです。

一部抜粋してご紹介します。



エキスパートによってユヅのために「テーラーメイド」された美しいプログラム。
最近、怪我で思うように行かなかったこの偉大な青年にとって全てが順調に行けば、私達は狂気の沙汰のような代物を見ることになるでしょうね!

全く馬鹿げていた今回のジャッジの振る舞いに対するリアクションにおいても彼はナンバーワンね。瞳に稲妻が走り、頭を少し振ったぐらいで、誇り高く、礼儀正しく、何もコメントしなかった。彼の内に秘めた怒りはよりベストな結果を獲得することに向けられる。
彼のような人は誰もいない。
私達はジン・ボーヤンが彼の前で4ルッツを決めた後、彼が世界がひっくり返るようなショパンとSEIMEIのパフォーマンスで6つの世界記録を連発したのを見たわ。
ステップアウトだった2つのジャンプ(そういう振付のようにさえ見えたわ)以外、フリーは驚異的だった・・・
怪我さえしなければ(怪我がないことを心から祈っているわ)・・・私達は太陽のように美しい27歳の彼が、彼の3度目のオリンピックで、表彰台の一番高い場所に立つ姿を見ることになるでしょう。簡単なことではないけれど、運さえ彼に味方すれば、彼には出来るはず。


ジャッジ達は無礼で不公正だっただけでなく、相当愚かね。
彼は最も愛されている、アリーナを満員にすることが出来る唯一のチャンピオンよ。だからこそ、人々は試合で彼を見るために途方もない金額を支払うのよ。
それなのに、この賢い人達は、彼をこのスポーツの最も貴重な宝として大切にする代わりに、何をしたの?
何の動機も何の理性も無しに彼を妨害し、全く馬鹿げた方法で採点したのよ。
全く恥ずべき行為だわ!
彼らはもはや何のジャンプか分からないほど完全に間違った技術で跳ばれている3.1回転ジャンプを全て4回転ジャンプとして認定して高いGOEを与え、リンクの彼方此方でただジャンプを跳んでいるだけで、音楽から完全に外れている人達に90点以上のPCSを出すと言うのに、教本通りのジャンプを跳ぶユヅルの非常に豊かで複雑なプログラムにPCS89点???
回転不足判定についてはあり得ないわ。
狂気の沙汰よ。
ジュンファンのPCSもあり得ないわ。
全く茶番だわ


「冒涜」というのが適切な言葉ね。
彼らは何を見ていて、何を見ろというの?
このプログラムは技巧を凝らしたトランジションの永遠の連続、そして2本のクワドはスロー映像を2度見返したけれど、非の打ちどころがなかった。
目の悪い私でさえ4回転しているのが確認できたんだから、ジャッジにだって見えていたはずでしょう?
そして彼が生み出すパトスと言ったら・・・女性解説者は最後の方は泣きながらしゃべっていたわね・・・

私を心から感動させる唯一のスケーター。
いつだって私を圧倒し、彼のパフォーマンスの洗練された美しさとその細部を完全に観察するために、彼のプログラムの動画をクリック、またクリックを繰り返すのよ・・・



まだまだたくさんの熱ーい投稿が続いていますので、惑星ハニューさんのページで是非全てお読みになって下さいね。
惑星ハニューへようこそ!



今日はこれから能登さんの講座「ファインダー越しに見たフィギュアの世界」を聴講してきますので、また夜にでも記事を書けたらなと思います。


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withgoldenwings at 11:16│羽生結弦 | オータムクラシック
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