金色の誘惑Yuzudays の記録(1)

2019年07月13日

氷上の王ジョン・カリー



今週は月曜日以来ブログの更新が滞ってしまい、これはもう1週間も前のことになってしまいますが、
7月7日、雨の七夕の日、渋谷にお出かけしました。


渋谷は電車で10分ほどで行けるところですが、いつもは通過駅のような感じで、滅多に降りることはありません。
しかし、この日はどうしても東急本店まで行かなければなりませんでした。


勿論このはがきのためです。


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東急本店までは少し歩かなければならないのですが、渋谷駅から無料のシャトルバスがあるので、渋谷の人混みが苦手な私はいつも利用させていただいています。



この時期毎年仙台の七夕祭りと提携してキャンペーンをやっていますね。


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SEIMEI様も左上にいます。


以前、『週末仙台』もここ東急本店でいただいたことがありました。
あの時は余裕でいただけたのに、今回は抽選で1000名って、結構厳しい争奪戦ですね。


七夕の短冊には、羽生選手の健康と、今シーズンの全試合の必勝のお願いを書いてきました。


この日は渋谷でもう一つ目的がありました。
東急本店から歩いてほんの3分ほど先に、現在『氷上の王、ジョン・カリー』を上映中の映画館アップリンク渋谷があります。


クリアファイル付きだったので初めて購入してみたムビチケです。


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なんでもクリアファイル付きというと買ってしまう良くない習性がついているみたいです。


映画の前には雪肌精のCMが大画面で流れ、








映画終了後には「町田樹×宮本賢二登場ジャパンプレミア映像(37分ver.)」が上映されるというおまけ付きで、お得感がありました。


映画は完全にドキュメンタリーとしての作り方で、カリーの試合やショーでの演技、プライベートに撮影された写真やビデオ、家族や友人の回想、当時のフィギュアスケート関係者の証言、カリー自身の自筆の手紙等を資料に、カリーの真実に迫っていくという映画でした。



1976年のフィギュアスケートヨーロッパ選手権、インスブルック冬季五輪、世界選手権の三冠を制覇し、「リンク上のヌレエフ」と呼ばれるほど、男子フィギュアを芸術と合体させたと称賛された彼は、プライベートでは父親との葛藤や、自らのセクシュアリティの問題を抱えていたのです。

その他、採点方法を巡る問題、練習環境や競技を継続するための経済的な問題、スケート選手にはつきものの怪我の問題等、現在も続く多くの困難の中で、カリーは強い意志で自らのスケートスタイルを確立していったのです。



インスブルック五輪後に現役を引退し、自分のカンパニーを結成し、ロンドンのアルバートホール、ニューヨークのメトロポリタン歌劇場にリンクを作り、大観衆からスタンディングオベーションと拍手を受ける場面は圧巻です。



予告編で少しでも映画の雰囲気を感じて下さい。





映画の監督は数多くのスポーツや芸術をテーマとしたドキュメンタリー作品を手掛けている英国人のジェイムス・エルスキン。

映画のパンフレットに載っていた彼のインタビューによると、、ジョン・カリーの伝記『Alone』を読んで、「すごい話だ」と思い、すぐに版元に電話して映画化の権利について問い合わせたそうです。
カリーの演技をネットで5分見ただけでも感動したから、映画にしてもっと長い映像とともに、彼の人生を描けば多くの人の心に響くんじゃないかと、彼をもっと広く知らしめることができるんじゃないかと思ったということです。


インタビューでは羽生選手についての言及もあります。


ー他に現在のアイススケート界で惹かれるスケーターはいますか?

実はそれほどアイススケートに詳しくないのだけれど、例えば以前ガーディアン紙でも記事になっていた羽生結弦選手は、アスリートとして極めて優秀だし、アーティスティックな面でも卓越していると思う。天才スポーツ選手でも、カリーや羽生選手のような、観客が単純に「すごい」と感心するだけじゃなくて、見ていて共感を覚えるような魅力を兼ね備えた選手はなかなかいない。


映画の最後に流れる、ジョン・カリーと3人の男性スケーターによるカルテットで演じられる「美しき青きドナウ」が美しかった。
ブルーを基調とした衣装はカリー自身がデザインしたもので、テーマは「友情」。

Jhon CURRY  1



カリーはまたインタビューでこんなふうに語っています。
「スケートを含めた舞台芸術は、他人の人生に喜びを与える。”生きていてよかった”と。現実的な事だけじゃ人生はつまらない。人間はなにかを見て、喜んだり悲しんだり心を動かされる。僕は自分のスケートで人の心を動かせたことを嬉しく思う」。


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1987年、カリーはHIV感染と診断され、91年にエイズを発症し、94年に44歳の生涯を閉じました。

今、LGBTQは社会的に認知され、エイズの治療方法もあります。
人は自分の生きた時代の制約からは逃れられないけれど、本物はやがては理解され、時代が追いついてくる日が来るのです。


映画は現在全国の映画館で上映中です。
氷上の王、ジョン・カリー・公式サイト


フィギュアスケートに関心のある方ならきっと感動する内容だと思います。


そしてカリーの系譜を継ぐ者として、否応なしに羽生結弦選手を思い起こしながら、帰りは東急本店まで戻り、シャトルバスで濡れずに駅まで。

雨の日曜日の渋谷散歩でした。



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withgoldenwings at 21:43
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