2019年04月29日
衣装の秘密
昨日はフィギュアスケートの衣装デザイナー、伊藤聡美さんの講座に参加させていただきました。
場所は横浜ランドマークタワー25階でした。
元々はこのスワンの衣装見たさに申し込んでいたのですが、
伊東さんのお話がとても興味深くて、
一言で言うと、「行ってよかった!」
以前TV番組セブンストーリーズを見て、すっかり伊藤さんのファンになってしまったのですが、実際にお話しを聴いて、益々好きになってしまいました。
スワンの衣装を前して、羽生選手がこれを身に着けていたんだと思うとドキドキします。
思っていたよりも更にほっそりとして美しく、いつまでも見ていたい気持ちになりますが、撮影時間は4人一組で1分以内という制限時間があり、必死で撮りました。
腰までくれた背中の美しさは抜群です。
羽のふわふわ感と、ラインストーンのキラキラ感が美しいです。
そして黒が効果的です。
元は袖口についていた大きなストーンは羽生選手が取り外してしまったことはTV番組でも語っていましたが、きっと袖が重いと遠心力がついてジャンプが跳びにくいのでしょうね。
講座の内容については書けないのですが、ここには既にセブンストーリーズで伊藤さんが語っていたことに重なる部分に限定して書かせていただきます。
衣装のイメージは、風景や旅先で目にしたものなどからヒントを得ることが多いそうです。
作業は基本一人で黙々と、ただひたすら根気だそうです。
テレビで見た時から、伊藤さんの衣装づくりには物語性があるところが魅力だなぁと思っていたのですが、伊藤さん自身は、自分の中の物語やコンセプトは必ずしも見ている人に伝えようとは思わない、それぞれが何かを感じてくれればそれでいいんだ、というところがまたいいなぁと思ってしまいました。
お話の中では、「えっ、そうだったの!なんていうエピソードもありました」。
見かけはとても可愛くて控え目な感じさえする人ですが、彼女は気骨ある自由人。
そんな印象を受けました。
羽生選手の衣装はスワン以外にもたくさん手掛けていらっしゃいますが、時系列で追ってみると、
羽生選手衣装の最初の作品。青い花が美しいファイナル・タイムトラベラー
伊藤さん渾身のオペラ座の青ファントム
オレンジ色が衝撃的だったビリーブ
ミントグリーンの天と地のレクイエム
ドレープとグラデーションが美しいHope & Legacy
二つのSEIMEI
Notte Stellata
Otonal
Origin
春よ、来い
これで全部でしょうか。(もし抜けていたらごめんなさい)
いずれも凝ったデザインで、その全てをひとつひとつ手作業でこなしていくには相当の根気と、作品の創造に懸けるアーティスト魂が必要かと思います。
羽生選手の場合、彼自身のこだわりも相当強いわけで、衣装は羽生選手と伊藤さんの二人のアーティストのこだわりの集大成のような濃厚な作品なのだなぁという感想を持ちました。
講座の終了後には、お話しする時間も取って下さり、サインもいただけたんですよ!
ちょっと自慢していいですか?
持っていた手帳の裏表紙にいただいたサインです。
Y.Hは私のイニシャルではありません。
もちろんYuzuru Hanyuのです。手帳は自家製なので。
伊藤聡美さんの講座、とてもよかったので機会がありましたら是非ご参加をお薦めします。
私もキャンセル待ちで行けたので、もし満席でも諦めないで申し込んでみてくださいね。
今回見せていただいた衣装は他にも3点あり、左から順に樋口新葉選手、スワン、三原舞依選手、本田真凛選手の衣装です。
いずれも素晴らしい作品です。
特に舞依ちゃんの「ミッション(2017-2018)」のブルーの衣装がOtonalとイメージが重なって、素敵でした。
実物は本当にキラッキラです。
以前の記事になりますが、よろしければこちらも→ 伊藤聡美さんのセブンルール
講座の後、昨日は快晴だったので、まだ上ったことのなかった69階の展望フロア・スカイガーデンにも行ってみました。
時速45㎞の日本最高速のエレベーターに乗って40秒で着くスカイガーデンからの眺めです。
地上273mからの素晴らしい見晴らしでした。
東京は遥か彼方に。
その後は、せっかく横浜まで来たのならやはり中華かなと、タワー内の台湾点心料理のディンタイフォンで美味しいランチをいただきました!
楽しい横浜の一日でした。
今日はいよいよ仙台で新モニュメントのお披露目ですね。
羽生選手はいないけれど、実物はどんなか楽しみです
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withgoldenwings at 06:55