2019年04月20日
ビターな友情*KISS & CRY
外出先からの帰り道、本屋に飛び込んで1冊だけ残っていた KISS & CRY を確保しました!
こちらは裏表紙です。インパクトあります。
羽生選手は70ページの内42ページで、60%を占めています。
写真の画質もよく、初めて見る写真もたくさんありました。
特に練習着の写真が充実しています。
記事では「生Voice」という、SP、FSそれぞれの囲み取材、記者会見での羽生選手のコメントを記録したページがよかったです。
FSの後の囲み取材で、ループジャンプについて羽生選手が語っている部分は初めて知りました。
「ループは点数的には3番目の難易度ですが、実際に今跳んでいるのはジュニアも含めて、たぶん僕ともう一人ロシア人の男の子が跳んでいるくらいで、今大会では、自分が1本しか跳んでいないですし、難易度を考えたら、点数的にどうなのかな、とはちょっと思いますが、それ(ループ)は僕の強みです。
ループは降りた時にすごく(ランディングが)流れるんですよね。その流れを大事にしたい、という気持ちが強くあります。
それを磨きつつ、また確率が良くなるようなトウ系ジャンプも増やしていきたいな、と」
羽生選手のループへの思いが伝わってきます。
誰よりもループを綺麗に跳びたかったのですね。
だからあんなに一心不乱になってループの確認をしていたのでしょう。
この部分を読んで、世界選手権でOrigin冒頭の素晴らしいループ、決まって本当に良かったなと思いました。
実際の難しさに比べて点数が低く抑えられていることに羽生選手が言及することも珍しいですね。ちょっとだけ羽生選手の本音が顔をのぞかせているような気がしました。
来シーズンはループを大事にしつつ、ルッツやフリップというトウ系ジャンプも取り入れた構成が見られるのかもしれませんね。
「戦友、羽生結弦へ」と題した、ハビのインタビューもとても興味深く読みました。
「ユヅルの存在はいつも刺激になった。自分が悪いトレーニングしても、腐っていられないからね。ユヅルの姿を見て『もっとトレーニングを』と思った。きっとユヅルも一緒だと思う。僕らの場合、友情と言っても甘いものではないのさ(笑)」
二人の間にある友情は、ただの仲良しと言うのではなく、日本語にすると「畏友」というようなニュアンスになるのかな。ビタースィートな友情というか。
今回の世界選手権の結果について、ハビは悔しさは分かるけど、「よく戦ったな」と思い、「すばらしいプログラムを演じたことを、誇りに思うべきだ」と伝えたそうです。
それに対して羽生選手は、「それは分かっているんだよぉ。分かっているんだけど」って(笑)。
いかにも二人らしいエピソードで思わず笑ってしまいました。
お兄ちゃんのようなハビにちょっと甘えている結弦くんが目に浮かびます。
このインタビューは一読の価値があると思います。
と言うわけで、このKISS & CRYは買ってよかったなと思った次第です。
さて、明日朝にはそんな結弦くんに私達も会えるわけですね。
Youtubeのライブ配信はこちらです⇓ 午前10時からとなっています。
https://www.youtube.com/watch?v=U5Akp8cwNSg
楽しみですね
笑顔の結弦くんが見られますように!
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