通奏低音持続する志☆Continues with Wings

2019年04月15日

爽やかなメダリスト達


昨日で国別対抗戦も終わりましたが、いつまでも気持ちは世界選手権から離れません。


何かと心穏やかならざることが多かった世界選手権ですが、最後のメダリストプレスカンファレンスの3人の青年はとても爽やかでした。


ISUの動画ですが、Youtubeでしか見れないので、下のリンクから是非ご覧ください。

(実際に会見が始まるのは28:30あたりからです)


https://www.youtube.com/watch?v=vCih84NCK90&feature=player_embedded



19 ワールド behind  30


世界選手権を終えての感想を3人が述べている部分を書き起こししました。

【ネイサン・チェン選手】

19 ワールド メダリストプレカン 2


本当にこの二人と一緒に今、皆さんの前に立てるということは凄いことだと感じています。
また、チームUSAに関しても、メダリストが二人いるということで本当に喜んでいます。この大会は本当に凄い経験になりました。
日本で演技ができるというのは本当にいつもとても嬉しい経験で、ファンの方が声を本当に精一杯出して応援してくださるので、このスポーツのためにも非常に有効だと思っています。
自分自身はショート、フリー共に、かなり良いプログラムが2回できたので非常に満足しています。
このような経験を今後ともまた重ねていきたいです。


【羽生結弦選手】

19 ワールド メダリストプレカン 1


えー、僕も日本開催ということで、見に来て下さった方々にもたくさん背中を押していただきましたし、また、氷を作って下さっている方々、報道の方々、たくさんのスタッフの方々がいて、はじめてこの世界選手権というシーズンで一番大きな大会が成り立つんだなぁということを改めて感じさせていただきました。
えー、実際結果としては2位で悔しい気持ちもあるんですけれども、その中にもやっぱり、ここにいる二人の選手と戦い合えたこと、そしてその上でまた更に強くなりたいと思わせていただけたこと、それに強く感謝していますし、これからも、このリスペクトしている、リスペクトして止まない二人のスケーターにこれからも近づいていけるような、もっと進化して追いつけるようなスケーターになりたいなぁと、今日思いました。ありがとうございます。



【ヴィンセント・ジョウ選手】

19 ワールド メダリストプレカン 3

本当に私としてはまだ実感が湧いていない、信じられないという気持ちです。
自分は願ってもみなかった最高の気持ちになりました。
しかもあの、ネイサン・チェンとハニュウ・ユヅルと共にメダリストになったということが、とにかく嬉しいです。
二人も、そして他の選手たちも、尊敬してやみません。また、日本で競技ができたということも大変光栄に思っております。
(中略)
自分自身は2つの非常に良いプログラムができたということ、それから全米選手権そして四大陸の時に出てきた勢いっていうのをそのまま保って、さらには高めて、最高のシーズンの終わりを迎えることができたことも嬉しく思っています。
また、今回は1996年以来初めてアメリカ人の男子二人がメダリストになったということで、これは非常に特筆すべきことだと思います。
これだけ層の厚い私達の男子競技の中で、この二人とメダリストになれたこと、また日本で競技ができたこと、本当に光栄に思っております。ありがとうございました。



3人共、互いにリスペクトしあう爽やかな挨拶で大会の最後を締めくくってくれてありがとう!!!

最後に心が洗われたような気持になりました。

特にこれまであまりプレカンで話すのを聴く機会のなかったヴィンセント・ジョウ選手のお話が聴けて良かったです。
とても真摯で聡明な人柄を感じました。



そしたら、ジャック・ギャラガーさんが早速インタビューして下さったようです。




どんなインタビューだったのか、楽しみですね。


  


一方で、しつこいようですが、私はこの時のプレカンを決して忘れられないと思います。

3月18日、羽生選手が帰国した当日に行われた日本男子のプレカンです。





フジTV配信の同じ会見ではカットされていた、会見が始まるところから見ることができます。

日本スケ連の司会者が、真ん中の椅子に手を掛けた羽生選手から奪い取るようにして、そこに宇野選手を座らせるところがはっきり映っています。


19 ワールド 3 18 プレカン  1


19 ワールド 3 18 プレカン  2


19 ワールド 3 18 プレカン  3


会見の現場でこんな醜態を世界各国の記者の目の前で演じて恥ずかしくないのでしょうか。

現場に居合わせた記者さんたちも違和感を感じたことでしょう。

この国はオリンピックチャンピオンよりも国内チャンピオンの方が優遇される不思議の国なんだと。


宇野選手をどうしても真ん中に座らせたかったのなら、事前に席順を3人の選手に知らせておくべきだったでしょう。

羽生選手に事前にそれを言う勇気がなかったのでしょうか。


カナダから帰ってきた当日に、「ここ日本ではあなたはチャンピオンではない」と言わんばかりの扱いを受けて、羽生選手は驚いたと思います。

その後の質疑応答でも、答える順番まで常に「宇野選手から!」という押しつけがましい指図の声がかかる始末。

私はかなり強いショックを受けました。


その後、SPの6分間練習で、「王者らしく振舞えなかった」のも、このあたりから端を発していたのかなぁと想像してしまいます。



色々と心に思うことが多かった今年の世界選手権ですが、新シーズンは直ぐにまたやって来ます。

何よりも羽生選手が心身共に健康で、新しい気持ちで新シーズンを迎えられることを願っています。

今週末には故郷仙台で新モニュメント発表会がありますね。


カナダでリフレッシュした羽生選手とまた会えるのが楽しみです!




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withgoldenwings at 11:15│羽生結弦 | 2019 世界選手権
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