2019年02月26日
「憧れを憎悪に変える」人たち
スケートだけでいいやって本当に思ってるんで。
スケート滑れて本当に幸せです。
本当の本当の気持ちは嫌われたくないってすごい思うし、いろんな方に見られれば見られるほど、いろんなことをしゃべればしゃべるほど嫌われるし、いろんなこと書かれるし、なんかウソみたいな記事がもっともっと出てくるんだろうなって思います。
ただ、僕がしゃべったこと、僕が作ってきた歴史、それは何一つ変わらないし、自分の中で今回は誇りを持って、本当に誇りをもって、オリンピックの金メダリストになれたと思っているので、これからの人生、オリンピックの金メダリストとしてしっかり全うしたいと思います。
ありがとうございました。
平昌オリンピックの感動的なFSで優勝を決めて、一夜明けの記者会見で羽生選手が話したことです。
オリンピック2連覇という最高に嬉しく誇らしい会見の場で、最後に唐突に飛び出した言葉だったので、ここで何故この言葉が出てきたのだろうと、ちょっと不思議に思っていました。
同じような発言は昨年のContinues with Wings でもありましたね。
最高の技術に裏打ちされた素晴らしい演技、美しい容姿、誰も追いつけない積み重ねてきた実績、会見では非の打ち所の無い受け答えー 憧れの対象になるのは必然的だと思います。
しかしそうではない人々もいるのですね。
羽生選手はそのことがよく分かっていたからこそ、世界のメディアが集まっていたここで言っておきたかったのでしょう。
羽生選手の予言の通り、「ウソみたいな記事がもっともっと出て」きています。
「ウソみたい」ではなく、「明らかな嘘」まで出てきています。
私は羽生選手の言葉を聴いた時、昨今よく耳にする「反知性主義」という言葉を思い出しました。
政治的な意味合いでは、今世界に広がるポピュリズムにもつながっていることですが、広い意味で社会現象の中にも広がってきているような気がします。
「データやエビデンスよりも肉体感覚やプリミティブな感情を基準に物事を判断すること(人)」を指す言葉
「知へのあこがれとエリート知識人への憎悪という一見矛盾するスタンス」
(ウィキペディアより)
プリミティブな感情、例えば、嫉妬、羨望、憎しみ、恐怖など。
「知へのあこがれとエリート知識人への憎悪という一見矛盾するスタンス」を
「美へのあこがれとエリートスケーターへの憎悪という一見矛盾するスタンス」と言い換えれば分かり易いです。
私にはどうしたら彼を憎めるのか全くもって理解できませんが、こういう意識構造を持つ人々はいつの時代にも、どんな世界にも一定数います。
でもどんなに姑息な手段で彼をおとしめようとしても、羽生選手の言った通り、彼のしゃべったこと、彼が作ってきた歴史、それは何一つ変わらない。
羽生選手にはどうかそんな人々の無意味な言葉などに心を痛めないでほしい。
そんな人々よりも何万倍、何百万倍もの人々が応援していることの方を見てほしい。
最後に勝つのは「憎悪」ではなく「愛」です。
その翼を休める日までずっとずっと応援していきます。
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