2019年01月29日
アーティスティックスケート
今回のヨーロッパ選手権の5位までに入賞した選手を見ると、スペイン、イタリア、フランスと5人の内3人までが南ヨーロッパのラテン語系の国の人が占めているのに驚きました。
フィギュアスケートというと、やはり北ヨーロッパが主流という先入観があったからです。
ハビの活躍が刺激となって、こんなところにも影響が出てきているのかもしれませんね。
Figureskatingのことを、日本では英語表記のままにフィギュアスケートと呼んでいますが、
イタリア語ではPattinaggio artistico、
フランス語ではPatinage artistique、
スペイン語ではPatinaje artisticoと、
ラテン語系の言語ではいずれも「芸術的なスケート」と言い表します。
英語にすれば形容詞が前に来るので「アーティスティックスケート」ということになりますね。
いずれの国も美しさに対する感受性では他国に引けを取らない国です。
フィギュアスケート界では少数派だったラテンヨーロッパの国々でもフィギュアスケートがメジャーなスポーツになり、ハビに続くような素晴らしい選手が出てくるといいなぁと思いました。
羽生選手のスケートもフィギュアスケートと言うよりも、正にアーティスティックスケートと言い表すにふさわしいものです。
技術、表現、音楽、衣装、その全てをトータルで評価できるように5項目のプログラムコンポーネンツがあります。
羽生選手はそのトータルパッケージをパーフェクトにこなそうという目標を掲げています。
私は世界共通でフィギュアスケート⇒アーティスティックスケートに名称変更してほしいです。
photo: Nobuaki TANAKA(Ice Jewels から1枚だけお借りしました)
一方、ヨーロッパ選手権を追うように行われた全米選手権は凄いことになっているようですね。
342.22って何でしょうね。
旧採点システムの時の羽生選手の最高得点が330.43ですね。
どうしてもこれを越えさせたかったのかな。
ネイサン選手のSPとFSのジャッジスコア見て下さい。
いくらネイサン選手が良い演技をしたからと言って、GOE+5とPCS10点のオンパレード!
一瞬、自画自賛の爆盛り演説で世界の冷笑をさそう某国の大統領を連想してしまいました。
ただでさえアメリカの常識世界の非常識と言われることが多いのに、スポーツの世界までそうならないように祈るばかりです。
しかしネイサン選手のパジャマか練習着のような衣装はどうにかしたほうがよいのではないでしょうか。
確か過度の肌の露出は減点対象ですよね。
そして使用楽曲もそれほど気を配って選んだものとも思えません。ジャンプの伴奏のよう。
徹底的に音楽にこだわる羽生選手とは違うようです。
これでは『フィギュアスケート』とは呼べても、どうしても『アーティスティックスケート』とは呼べません。
ファンというのとは違うけれど、私はネイサン選手自身には好感を持っています。
賢いし、スケートは上手だし、ちょっと生意気そうなところもキュートです。
国際試合ではこうはいかないことは賢明な彼自身が一番自覚していると思います。
1月28日の月曜日にオーサーコーチはトロントに帰り、羽生選手と世界選手権に向けての話をする予定とのことですね。
怪我のケアをしながらの練習は大変だと思いますが、平昌の経験もあります。
世界選手権まであと50日余り、どうか良い練習ができますように。
それにしても、アーティスティックスケートっていう呼び方いいなぁ。
今夜はIce Jewels ゆっくり読みたいと思います。
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