2019年01月19日
なぜ復帰選手にノミネート?ローレウスアワード
ローレウス世界スポーツ賞が話題に上がっていますね。
しかし、私は羽生選手のノミネートには疑問を持っています。
羽生選手は引退していたわけでも、長期間競技から離れていたわけでもなく、益してや成績が低迷していたわけでもないのに、なぜ最優秀復帰選手(COMEBACK OF THE YEAR)といううカテゴリーにノミネートされているのでしょうか?
前年(2017年)の世界選手権ではFSで世界最高得点を更新して優勝していますし、NHK杯の練習中の怪我で、3か月間を治療に費やしただけで、平昌オリンピックでは66年ぶりの連続優勝を果たしました。
それがなぜ最優秀男子選手のカテゴリーではなく、最優秀復帰選手のカテゴリーになるのでしょうか。
やはりノミネートされるならば、本来 年間最優秀男子選手(SPORTMAN OF THE YEAR)というカテゴリーではないのでしょうか。
因みに最優秀男子選手のカテゴリーにノミネートされているのは、以下の6人です。
*ノバク・ジョコビッチ(セルビア・テニス)
*ルイス・ハミルトン(英国・F1 モーターレース)
*レブロン・ジェームス(USA・バスケットボール)
*エリウド・キプチョゲ(ケニア・陸上競技 マラソン)
*キリアン・エムバぺ(フランス・サッカー)
*ルカ・モドリッチ(クロアチア・サッカー)
(ジョコビッチ選手のノミネート理由を見れば、ひじの怪我からの復帰と言う意味では羽生選手と同じです。またこの賞では過去受賞した18人の内、9人がテニス選手です)
そして最優秀復帰選手にノミネートされているのは以下の6人です。
*羽生結弦(日本・フィギュアスケート)
*マーク・マクモリス(カナダ・スノーボード)
*ビビアン・メンテルスペー(オランダ・パラリンピックスノーボード)
*ビネシュ・フォガト(インド・レスリング)
*リンゼイ・ボン(USA・スキー)
*タイガー・ウッズ(ゴルフ・USA)
「オリンピック男子フィギュアスケートチャンピオンは平昌オリンピックの3か月前に足首靭帯に重大な怪我をした。しかしオリンピック競技の3週間前までジャンプの練習ができなかったにもかかわらず、彼は見事に2大会連続の金メダルを勝ち取った」とノミネート理由が書かれています。
しかし羽生選手は怪我から復帰したから素晴らしいのではなく、オリンピックに66年ぶりに2連勝したから素晴らしいのです。
そのことは怪我があった、なかった、とは直接関係ないことなのです。
仮に怪我がなくても負けたら負けだし、怪我があっても勝てば勝ちです。
それがアスリートの世界だと思います。
そして授賞式が映画祭のような派手な演出で行われるというのも違和感を感じてしまいます。
スポーツ界の芸能界化でしょうか。これではまるでモナコ近くのカンヌの映画祭を真似たよう。
私は個人的には羽生選手にこういうスノビズムに染まってほしくありません。
この賞の第1回表彰式で、「スポーツには世界を変える力がある」と述べたというネルソン・マンデラさんはこういう形を望んでいたのでしょうか?
色々な意見があるとは思います。
皆様はどうお考えでしょうか。
因みにその他の日本人としてはテニスの大坂なおみ選手が最優秀ブレークスルー賞にノミネートされています。
ローレウス世界スポーツ賞のグローバルスポンサーは、メルセデス・ベンツ、スイスの高級時計IWCシャフハウゼン、そして昨年から日本のMUFG(三菱UFJ銀行)が加わりました。
しかし今のところ中心的な組織であり、投票権のあるローレウス・ワールド・スポーツ・アカデミーの50人のメンバーに日本人は一人も含まれていないようです。
ローレウス・ワールド・スポーツアワードのH.P.はこちらです。
それよりも、昨日目にしたニュースで嬉しかったのは、
ザギトワ選手とメドベデワ選手が日本のテレビCM初共演
『まどマギ』衣装披露で魔法少女に変身
(ORICON NEWS)
平昌冬季五輪・女子フィギュアスケートの金メダリストのアリーナ・ザギトワ選手(16)、銀メダリストのエフゲニア・メドベージェワ選手(19)が、スマートフォン向けアプリゲーム『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝』(マギレコ)の新CMに出演することが決定し、21日から全国で放送されることが18日、わかった。日本のテレビCMでW出演、コラボレーションするのは初で、メドベージェワ選手はこれが日本のCM初出演となる。
ザギトワ選手は、昨年8月にリリース1周年を迎えたことを記念して放送されたCMにまどかの衣装を着て話題となっており、今回のCMに関して「再び“まどか”を演じることができて、とてもうれしい。(CM内容は)非常に感動的な“再会”のストーリーです」とコメント。日本のCM初出演となるメドベージェワ選手は、「私は日本のアニメが大好きなので、“ほむら”の役が演じられてとてもうれしい。多くの方に今回のCM を見ていただきたいです」と呼びかけた。
日本のアニメ好きのメドベージェワ選手は、2016年に日本で行われたアイスショーで『美少女戦士セーラームーン』のセーラームーンのコスプレで演技を披露。TBSのバラエティー番組『炎の体育会TV』でも、同じコスプレ姿を見せて話題となっており、今回のCMで美女戦士から魔法少女に変身する姿を見ることができる。
同ゲームは、テレビアニメや劇場版アニメが大ヒットした『魔法少女まどか☆マギカ』(まどマギ)を題材とした外伝作品として、2017年8月22日からサービスを開始。ゲームオリジナルのキャラクターに加えてアニメのキャラクターも登場し、魔法少女たちを育成しながら敵と戦い色んなストーリーを見ることができる。現在、海外への展開も進行している。
アニメから飛び出したような可愛い二人
何かと周囲が騒がしいでしょうけれど、二人とも才能あふれるフィギュアスケーターです。
そして仲良く練習していた仲間でもありました。
色々な軋轢を乗り越えて、良きライバルとして、友人として、長く活躍できるスケーターであってほしいと思います。
2人が共に大好きという日本のアニメがきっかけでわだかまりが解け(初めからなかったのかもしれませんが)二人の友情が深まったら嬉しいなと思っています。
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