妹弟子の紀平梨花ちゃん15歳の結弦君

2018年12月11日

至高のEXプログラム


終わってみれば、女子の盛り上がりで男子はすっかり影の薄い存在となってしまった今年のGPFでした。

羽生選手の不在による欠乏感が大き過ぎて男子シングルはほとんど記憶にありません。

逆に言えば、羽生選手の放つ光がいかに強いかを再確認したGPFでした。


18-11-4  FS  6  スポニチ_Fotor_Collage




今日はエキシビションの放送がありましたが、

私にとっては最高のEXプログラムはやはりNotte Stellata に尽きます。


タラソワさん、よくぞこの曲を見つけて、そしてそれを羽生選手に贈って下さいました。

心よりお礼申し上げたいです。


以下の動画は3つともNotte Stellata ですが、羽生選手の場合は1回1回が特別なプログラムです。




2016年のスケートカナダで初披露された時の衝撃が忘れられません。
今でも一番好きなバージョンです。

愛の歌なのに鎮魂歌のようでもあり、悲しみや辛さを洗い流してくれるような美しさです。

ただ息をのんで見つめていました。





こちらは平昌オリンピックでのエキシビション。
EXプログラムとして滑るのは最後となったNotte Stellata です。


オリンピック2連覇を果たした後の最高のスワンです。

滑っていてどんなにか気持ちよかったでしょうね。





このプログラムにはオーサーコーチも特別な思い出があることを、『チーム・ブライアン新たな旅』の第3章 プレオリンピック の中で明かしてくれています。


2017年のヘルシンキワールドの時のエピソードです。



2017年ヘルシンキワールド EX



少し長いけれど以下抜粋です。

『いつもの私ならエキシビションは見ずに、他の選手のレッスンのためにすぐに帰国します。しかしこのヘルシンキでの世界選手権では、珍しくリンクサイドで2人(ユヅとハビ)の演技を見ました。

ユヅルが「星降る夜」のプログラムを美しく演じ、リンクサイドに戻ってきて私に「ブライアンのお父さんのことを思いながら滑った」と言ったのは、そのときです。誰もが自分のことで精一杯になる世界選手権です。しかもユヅルにとっては、オリンピックシーズンに向けて優勝しなければならない重要な試合でした。その試合が終わった直後のエキシビションで、3月に旅立ったばかりの私の父のことを考えてくれていたのです。選手の前では哀しみを隠していたつもりでしたが、そんな私の心をユヅルが気遣ってくれていたのでした。

ユヅルは強く、若く、エネルギーに満ち溢れた選手です。でも、そうやって哀しみに陥っている人の繊細な気持ちに寄り添える人でもあることに気づきました。ユヅルに助けられたことで、私のユヅルへの印象は大きく変わりました。コーチとして接していると、彼の強い面ばかり見ることが多いのですが、実際には深い愛情と繊細な感性の持ち主で、だからこそこうやって美しい演技ができるのだな、と。

父の死と、オリンピック前の高揚感と、ユヅルからの愛情。いろいろな感情が混ざり、私は胸がいっぱいになりました。やがて襲ってくる試練のことなど、まだ何も知らずに』



17 ワールド ex  7 (2)_Fotor




二人の絆が一層深まるきっかけにもなったプログラムだったのです。


17 ワールド edea  4



歌詞に合わせて、満天の星を映す湖のような照明が素敵でした。



17 ヘルシンキ EX



またいつかアイスショーなどの機会に是非再演してほしいと思います。





さてGPFが終わってトロントに戻るオーサーコーチと、先にトロントに帰った結弦君は今週、今後のことについて話し合いをする予定なんですね。



羽生結弦、全日本選手権出場は来週判断 練習拠点カナダ戻った

12/7(金) 5:33配信


オーサー氏は国内大会、GPファイナルと試合が続いているためトロントに不在。「来週に会って今後のプランを話し合いたい」と話した。世界選手権代表選考会を兼ねる全日本選手権(21~24日・大阪)への出場可否も判断することになる。
(スポーツ報知より)


診断では3週間の安静、その後1か月のリハビリということでしたから、今ようやく安静期間が終わって、最低これから1月初旬までの1か月はリハビリ期間にあてる必要があります。

全日本選手権の出場は絶対に見送ってほしいです。


オリンピックチャンネルに「負傷中の羽生結弦、今シーズンの試合出場に意欲」というタイトルのニュースが上がっていてオーサーコーチのインタビュー(英語版)が見れますが、昨年の経験に倣って、ゆっくりした復帰になるだろうと答えています。

でも来年3月の世界選手権も今シーズンの試合です。


オーサーコーチが「ピーキングのために必要なのは6週間というユヅルのパターンはもう分析済みです」と言っていますから(チーム・ブライアン 新たな旅)、3月のさいたま世界選手権には間に合うという事を暗に示唆していると感じました。

百戦錬磨のオーサーコーチの言葉には伏線が張られていたりしますからね。



春を待つ楽しみが一つ増えたと思って、喜んで待ちます。


18-11-4  EX cap  1_Fotor


どうか一日も早く痛みが取れ、怪我が癒え、再び氷の上に戻れますように。



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