2018年11月23日
そろそろAI採点*国際体操連盟の英断
Number 996のタイトル、「美しく、強く」
「強く、美しく」ではなくて。
ここに編集部の意図が表明されていると感じました。
フィギュアも体操も、技の難度を競いながら美しさも求められる競技です。
しかし美しさと言うのは判定する側の美意識によるもので、100人いれば100の美意識があると思うので、それを正しく点数化するのは至難の業。
では、せめて技に関しては正しい判定を求めたい。
そんな時、11月20日のNHK NEWSWEBで、国際体操連盟がAI採点を採用というニュースを読みました。
国際体操連盟 日本企業が開発の”AI採点”を採用
AIで採点するしくみは
富士通が開発した採点の支援システムでは、赤外線のレーザーを発する機器を使い、選手の体とその周辺の200万か所にレーザーをあてて、選手の動きを読み取ります。
これをリアルタイムで三次元の画像に変換して、その画像から選手の骨格の動きを読み取ります。
そして、AIがデータベースに記録されている過去の演技の正しい動きと突き合わせて、脚や姿勢が曲がっていないかなどを判定します。
この仕組みは富士通が独自に開発した技術で、去年から国際体操連盟とともに世界大会などでシステムの実証実験を行い、その精度を高めてきました。
当面は審判員の採点を支援するために用いられますが、富士通では東京オリンピックが開催される2020年をめどにこのシステムで自動的に採点する技術を確立したいとしています。
富士通の阪井洋之執行役員常務は「体操は、ほかのスポーツにくらべ動きが速く、それを正しく認識するのは大きなチャレンジだったが、やる意義が高いと感じている。今回の技術を使って今後はシンクロやフィギュアスケートなど採点が必要なほかの競技でも活用できる可能性があると考えている」と話していました。
また、デモで演技を行った日本体育大学の選手は「これまでは審判から見えているところを重点的に練習していました。このシステムではごまかしがきかないので怖い面もありますが、より公平に採点が行われるのはいいことだと思います」と話していました。
いよいよAI判定が採点競技の場に登場です。
国際体操連盟の英断です。
もうこの流れは止まらないはず。
人間でなければ判断できない部分はあるとしても、少なくとも技術に関してはAI採点を導入することで、これまでのような、ジャッジの恣意的な判断は排除されることになります。
実際問題として、いくら動体視力が優れていたとしても、1秒にも満たない時間で終わる技を正確に見分けて、全ての選手に平等なジャッジングをするのは人間の能力として無理だと思います。
しかも、フィギュアスケートの場合、現在ジャッジはリンクの一面にだけ並んで、全員が一方向からだけ見ているわけで、死角になる部分もあります。
つまり非常に不完全な判定態勢だと思ってきました。
しかしAI判定導入により、少なくともスケート技術に対するジャッジングは平等になるわけですから、勝者も敗者もわだかまりなく結果を受け入れることができるのではないでしょうか。
ファンとしても、不正なジャッジによる過小評価や過大評価への心配もなく、結果を素直に受け入れることができると思うのです。
しばしば腑に落ちないジャッジングによってイライラしてきた私は、羽生選手が現役の内に、一日も早く国際スケート連盟ISUも国際体操連盟に倣い、AI採点導入に踏み切ってほしいと願っています。
そこで、初めて、「芸術は絶対的な技術力に基づいたものである」という言葉が証明されるでしょう。

gifです。

羽生選手のこんな技術がAI採点でどんな評価が出るのか見てみたいのです。
ブログログ訪問ありがとうございます。
フィギュアスケートランキング
ブログランキングに参加しています。1クリックが励みになります。
☆全ての画像、文の転載、引用はご遠慮下さい。
写真はキャプチャーしたもの、感謝してお借りしたものがあります。
withgoldenwings at 17:00


