2018年11月14日
メディアックス社の再挑戦
10月には『フィギュアスケートニュース・今シーズン始動』が発売中止 (過去記事)に追い込まれていたメディアックスが、再び『フィギュアスケート通信DX』としてフィギュア本の出版を再開されるようです。
発売中止になったフィギュアスケートニュース
新しく出版される本は、以前大変人気のあった『フィギュアスケート通信』のデラックス版ということで、DXという2文字が追加されています。
内容の説明を読むと、どうやら羽生選手に特化した本のように見受けられます。
前回の出版が販売中止に追いやられた時に電話でメディアックスに確認(過去記事)したところ、今後はフィギュアスケートの出版からは撤退するとのお話を伺っていたので、今回の再度フィギュア本、しかも羽生本の出版予告には驚きました。
内容紹介
フィギュアスケートはひとつひとつの大会がそれぞれ別のアートです。
このシリーズは羽生結弦選手のひとつひとつの大会を記録し、最速で読者にお届けする内容です。
羽生選手は誰も真似できない高難易度プログラムをノーミスで演じきり、2015-2016グランプリシリーズ
・NHK杯では世界新記録を叩き出し、グランプリファイナルでは自らの記録を塗り替え、再び世界新を更新。
また2017年の世界選手権ではフリーの歴代最高点を塗り替え、ショート5位発進からの大逆転で世界王者の
座を奪還。さらには2018年の平昌五輪で金メダルを獲得して五輪2連覇を達成。その輝かしい功績はスポ
ーツ界の伝説となり、日本だけでなく世界をも魅了し続けています。
本誌では、そんな彼の活躍をまるごと1冊にわたって大特集。今季グランプリシリーズ、羽生選手の第一戦
目となるフィンランド大会の模様を大特集。ショート、フリー、表彰式、エキシビション、オフショット
と豊富な写真で大会の模様を最速でお伝えします。
内容紹介は堂々たる羽生本出版宣言ですね。
しかも一冊だけにとどまらず、既にロステレコムの特集号も予約を受け付けています。
ということは、DXは新しいシリーズとして位置づけられるのでしょうか。
一体何が起こったのでしょうか。
あの時に何も言えなかった裏にあった特別な事情に変化が起こったとしか考えられません。
『KISS & CRY』シリーズを出版する東京ニュース通信社が、羽生選手の特集号を1か月以上遅らせて、宇野選手、高橋選手の特集号を先に出版することで切り抜けたことと関係はあるのでしょうか。
また、発売中止になった時、多くの方がブログで声を上げたり、メディアックスに問い合わせや励ましの電話をしたりして、声を上げたのも少しは何かの役に立ったのでしょうか。
まだ実際に発売までたどり着けるのかどうか、安心はできませんが、出版の自由という観点からはひとまずよかったなと思っています。
表紙の美しさからもメディアックス社の本気度がうかがえます。
私も思わず予約購入してしまいました。
<表紙>
<裏表紙>
表も裏も美しい!
奇しくも前シリーズの『フィギュアスケート通信』が出版を停止した時の最終号は2017年ロステレコム特集号だったのです。
今年のロステレコム開幕を控えて、丁度1年ぶりの復活ですね。
この頃は既に内容に羽生選手の占める割合が少なくなり、ファンが心配していたことは当時のamazonレビューを見るとよく分かります。
紆余曲折を経て、羽生選手の特集本も余計な心配なしで出版できるようになるとよいのですが。
出版各社の皆様、今後も根拠のない圧力とは戦って下さいね。
応援しますよ!!
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withgoldenwings at 17:09│羽生結弦 | フィギュアスケート雑誌