2018年11月12日
NHK杯雑感*絶対王者である訳は
記念すべき40回目のNHK杯は、紀平梨花さん、宮原知子さん、三原舞依さんの日本のプリティガールズ3人組に救われましたね。
NHK杯は紀平選手の巻き起こした『美しい嵐』の風と共に去っていきましたが、今大会のジャッジメントに対するブーイングの嵐はなかなか去ろうとしません。
私も一部選手に対する不可解なジャッジメントについて考えてみましたが、どうしても腑に落ちません。
素人目にも不可解に映るジャッジメントを、プロのジャッジの方々が気づかない、又は見逃すとは思えないのです。
これは日本のスポンサー力に頼るISUが、一部日本選手に対する大甘なジャッジメントに目をつぶっていると思えて仕方ないのです。
どこの国で開催されるフィギュアスケート大会でも、リンクサイドの広告はほとんどが日本企業で、広告も日本語で表記されています。
それは現地会場は勿論、テレビやインターネットを通じて見ている日本人に向けられたものです。
それくらい日本のフィギュアスケート人気は高く、フィギュアスケートの大会運営も日本企業の力に負うところが大きいということだと思います。
今の日本でのフィギュア人気は、明らかに羽生選手の人気によって支えられていると思うので、それでは羽生選手に対するジャッジメントが甘いのかと言うと、全然そうではなく、むしろ彼に対しては厳しいジャッジメントが普通です。
ここのところが不可解なところです。
おそらくISUやJSFは羽生後を考えているのでしょうか?
次のスーパースターを盛り立てて準備したいのでしょうか?
だから、既にスーパースターである羽生選手には辛いジャッジメントでもいいと考えているのでしょうか?
しかしそれは叶わぬ望みなのです。
スーパースターは人為的には「作れない」ことを理解してほしいのです。
スーパースターは自らの持つ力で「現れる」のです。
元より、羽生選手は甘いジャッジメントを必要としませんし、仮にそのような不当に甘いジャッジメントがあったとしても、逆に彼のプライドを傷つけるだけだと思うので、私はそんなことは全く望みません。
ただ、全ての選手に平等にジャッジしてほしいと願うだけです。
今のような、ダブルスタンダード、トリプルスタンダード、クワドスタンダードなどという、冗談を言いたくなるようなジャッジメントをやめてほしいだけです。
ある意味、甘やかされてスポイルされる一部日本人選手も被害者と言えるのかもしれません。
彼自身の耳にも外部の声は届いていると思います。
彼も苦しい思いを抱いているのではないのでしょうか。
昨夜のNHKのニュース番組の中でも、紀平選手の美しい3Aと並んで、例のSPのトリプルアクセルの映像が何度も流される中でインタビューされる姿を、気の毒だなと思って見ていました。
実力以上に評価されるというのも相当苦しいことだと思います。
オリンピックもそうですが、スポーツの世界も結局商業主義がはびこっている世界なのだという前提で見るしかないのでしょう。
悲しいけれど、私たちの生きている世界は全てこうなのですから。
フィギュアスケートも人気があるゆえに、企業にとって利用価値があるゆえにこうなるのです。
いつか羽生選手が試合の場から去り、フィギュアスケートの人気が凋落し、企業にとって利用価値のないスポーツになった時に、忖度なしの公正なジャッジメントが実現するかもしれません。
今は全てを超越して「圧倒的な力で不正ジャッジメントをねじ伏せて勝つ」しかないのです。
そして、それができるのが羽生結弦なのです。
だからこそ『絶対王者』なのです。
絶対王者の世を忍ぶ仮の姿です。
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