2018年07月13日
友情と戦いの歴史☆2012フィンランディア杯
ライバルとの友情は難しい。
しかし極稀に羽生選手とハビエル選手の関係のようなことも起こる。
二人とも4歳の頃、4歳年上のお姉さんの影響でスケートを始めたこと、お父様が公務員であること、十代で故郷を離れ外国でトレーニングしていること等々、環境が似ていることからくる共感と理解。
そして家族の愛情をたっぷり受けて育った人の持つ、素直で全く邪気のない性格の二人が揃ったことで、この稀有な関係性が築けたのかなと想像しています。
しかしまたハビエルとの友情の歴史は、同時に戦いの歴史でもありました。
時に競い合い、時に共感しあい、時に慰め合い励まし合い、二人は6年間もクリケットのリンクで過ごしてきたんですね。6年間といえば、小学校時代全部を同じクラスで過ごすようなもの。長いですよね。
今回は羽生選手がクリケットクラブに移籍して初めての国際試合だった2012年10月のフィンランディア杯を振り返ってみたいと思います。
バックステージにて。
ここでは全く17歳の男子高校生です。
左の方にはジスランコーチの姿も見えます。いつもニコニコして見守ってくれています。
21歳の兄と17歳の弟。
オーサー先生と二人の生徒です。
試合の結果は、クリケットに移ってから初の優勝でした。
表彰式に飛び出して行くのは今と同じです。
ハビエルと一緒に表彰台に。

この時ハビエルは結弦君の脇腹をコチョコチョして笑わせていたみたいですね。
そして氷にタッチするのも今と同じです。
何気ないしぐさが美しいのも。

羽生選手はこの翌年2013年もフィンランディア杯に出場し2連覇しています。
今シーズンは初戦がフィンランディア杯かもしれないという予想もあります。
そしてGPシリーズの中国杯がフィンランドに変更となり、ここに羽生選手もエントリーしています。
2017年のヘルシンキワールドの世界記録もあり、結弦君にとっては良い思い出がいっぱいのフィンランドで、今シーズンも新たな良いシーズンが始まりますように!

よろしければ過去記事もご覧ください。 ≪ハビエルとの出会い≫
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