2022年01月23日

舞依ちゃん四大陸優勝おめでとう!!




四大陸選手権で三原舞依選手がSP1位に続き、
FSでも1位となり、完全優勝しました


00F7EE98-4207-43C3-B860-83ED7C732AF1



45498184-2DEF-4CC0-A4BE-07E8CB5EF13E


舞依ちゃん、本当によかったですね。

おめでとうございます!!



A8CDCD2A-B855-40EB-9157-902D68B1106F



CAE5FE79-36D3-46C5-8A1E-BC9DAD85C460



4576ED26-F67D-40E3-BAF8-9D3FA5DBC22C

やり切ったという、いい笑顔していますね


22 四大陸 三原舞依 FS プロトコル


ウィナーズインタビューでは、始まる前から緊張で泣きそうだった話していました。

そして演技終了後は、そのまま氷に倒れそうなくらい全力を出し切ったということが感じられました。

細くて華奢な体のどこからパワーが湧いてくるのかと思うほど、安定したノーミス演技でした。

舞依ちゃんの実力を証明できましたね。

北京に行きたかったという気持ちを切り替えて、ここまでできる舞依ちゃんは、儚げに見えても本当は強い妖精です。

本当におめでとうございます!!






そして明日は男子フリーが行われます。

既に終わったSPの結果はこのようになっています。

22 四大陸 男子SP結果





SP1位のチャ・ジュンファン選手の演技、素晴らしかった。
特にスピンが素晴らしいと感じました。

演技動画⇒ #junhwan c... - @在路上的雪人的微博 - 微博 (weibo.com)


2位 友野一希選手 「ニューシネマパラダイス」、もう代表作と言えるのでは。

SP3位 三浦嘉雄選手


3位 三浦佳生選手 「四季より冬」自己ベスト更新!



友野選手、三浦選手の衣装が共に羽生選手を思わせるデザインでした。

最近羽生選手っぽい衣装が増えてきていると感じます。


 そして三宅選手も5位発進



明日夜のフリーも頑張って!


今夜はこれからフジテレビ地上波での放送があります。
1月23日 01:40~03:40
四大陸選手権・男女ショート&アイスダンス


お時間許す方は是非ご覧ください。



お読みいただきありがとうございました。

人気ブログランキング
ブログランキングに参加しています。

【最近の記事】
織田さん新著は結弦くんへのエールだった
待望!「ハニュウ・ジャンプ」
新次元へ☆「ひねり」と「回転」

 
スポンサーリンク





withgoldenwings at 00:48|Permalink

2022年01月22日

北京選手村レポートとフィギュアスケートマガジン感想




北京オリンピック情報が次々と流れてくる中で、雑誌も次々と発売されるので、その都度読んでいかないと、結局つん読になってしまいそう。


ともかくフィギュアスケートマガジンだけはオリンピック開始の前に読んでおこうと思い、今日ざっと目を通すことができました。




今号最高です!


とにかく写真が素敵です。

撮影はいつものように毛受さん。
今回は相当気合入っているように感じました。


どれも一瞬の表情をすごくよく捉えている。


3C370642-93E0-4A83-BCED-2BB95EC74237



3865117E-2CEE-4FC1-9F6C-1EAE3302C104





C077E674-B347-47A8-94FB-50776C16C102




このロンカプの写真が私としては今号の中で一番好きな1枚です。

躍動感と空中ポーズの美しさよ!!

EE1C4944-9DCA-47E8-9817-7B424E07354D




EBB5B218-8FD6-49CE-8F33-28F45C3527E2



マガジンと言えば、いつもは写真よりも文字が多いというイメージがありましたが、今号は写真集としても秀逸な1冊になっていると思いました。


でも恒例の記者座談会はたっぷり8ページ、そして会見の完全収録は12ページ分びっしり文字で埋め尽くされています。



B9087512-A79E-4D3E-BD90-5BFB1999AA99


記者座談会で、私の思っていることを高木さんが代弁してくださったかのような部分がありました。
その発言を書き写しておきます。

「正直にいうと、私は今回の全日本を取材して『あと5年、見ていたい』と思ったんです。
ただ話を聞いていると平昌五輪の後は本当につらいことが多かったということも伝わってくるので、『まだまだ滑ってほしい』と容易には言えないんですよね。でも本当に、まだまだ見ていたいです」。

私の夢は2026年のミラノ・コルティナで、4回目のオリンピックに臨む羽生選手を観ることなんです。

だって、「今が一番上手くなっている」のならば、2026年ころには4Aを完璧な形にして、五輪4連覇も夢ではないように思うんです。




さて次は25日にアイスジュエルズVol.5が発売されます。




羽生結弦スペシャルインタビューが楽しみです。

Ice Jewels 15 インタビュー




もう北京オリンピック開幕まで2週間を切りました。

現地在住のドキュメンタリー作家の方からオリンピック村のレポートが届いています。

北京オリンピック村


北京オリンピック村 2


北京オリンピック村 5

動画はこちらです。↓
https://creators.yahoo.co.jp/takeuchiryo/0200180898


結弦くんはいつ北京入りするのでしょうか。

平昌の時とは違ってステルス出国、ステルス入国になるのでしょうね。


どうか心身共に充実して、健康で北京入りできますように。




懐かしい映像。もう4年もたったのですね。
この4年後もさらに進化し、さらにうまくなっている結弦くんって、あらためて凄いって思います。



お読みいただきありがとうございました。

人気ブログランキング
ブログランキングに参加しています。

【最近の記事】
織田さん新著は結弦くんへのエールだった
待望!「ハニュウ・ジャンプ」
新次元へ☆「ひねり」と「回転」

 
スポンサーリンク





withgoldenwings at 17:15|Permalink羽生結弦 | 北京冬季オリンピック

2022年01月21日

北京まで2週間*舞依ちゃんSP首位発進!



舞依ちゃん、SP首位発進!
自己ベストも更新!

22 四大陸 女子SP結果



女子ショートプログラム(SP)が行われ、17年女王の三原舞依(シスメックス)が72・62点の自己ベストで首位発進した。冒頭の2回転半やルッツ―トーループの連続3回転など全ジャンプを成功。スピン、ステップもレベル4でそろえる上質な演技で5年ぶりの優勝へ前進した。「今日は最初から最後まで緊張していた」と振り返り「自己ベストが出てうれしい」と語った。

四大陸は、出場の過去3大会全て表彰台に乗っている。「目標は金メダル。まず完璧なフリーをすること。目指すものは目指しながら自分の演技に集中して、やるべきことをやりたい」と切り替え「全日本での悔しさをしっかり克服できるようなフリーを力強く滑りきりたい」と自らに誓った。


舞依ちゃんには四大陸選手権でぜひ優勝してほしいのです。

全日本の悔しさをバネにして、舞依ちゃんの胸に金メダルが輝きますように。




 さて、北京オリンピックまで2週間となりました。再来週の金曜日は開会式で、
同日に団体戦男子SPも行われます。


フィギュアスケートの羽生結弦の北京五輪での演技日程が決まった。中国のネット上では大きな反響が寄せられるなど、注目が高まっている。

中国メディアの中国新聞網によると、17日に北京冬季五輪の最終的な日程が確定。羽生が出場する男子シングルはショートプログラム(SP)が2月8日(午前9時15分~午後1時30分)、フリーが10日(午前9時30分~午後1時40分)に行われる。団体戦は4日(午前9時55分~午後2時55分)の予定で、記事は「日本の団体戦メンバーはまだ発表されていないが、もし羽生が出場する場合は、羽生の(北京五輪)デビューは4日に早まることになる」と伝えた。


北京冬季五輪の最終的な日程がようやく確認できました。
(全て北京時間。日本では+1時間)

団体戦 男子シングルSP 2月4日(金)10:02~11:15
団体戦 男子シングルFS 2月6日(日)11:57~12:36


男子シングルSP 2月8日(火)9:22~13:30
男子シングルFS 2月10日(木)9:37~13:27


フィギュア各競技のスケジュールはこちら

それにしても朝早くから、ランチタイムにかけての時間帯っていうのはいかがなものでしょうか。
米国の夜のゴールデンタイムに合わせた時間配分なのでしょう。オリンピックはなんでもアメリカ中心なのが本当にうんざりします。
選手の皆さんは何日か前から生活リズムを競技時間に合わせて、万全の態勢で試合に合わせていただきたいです。

また、羽生については「男子シングルの(五輪)タイトルホルダー。北京五輪に出場する海外スターの中で、羽生は間違いなく最も人気が高い選手の一人」と紹介した。
羽生は2018年の平昌五輪以降、スケート技術の高さや人柄などから中国で人気が爆発。北京五輪大会組織委員会が募集した選手らへの応援はがきの数では「圧倒的だった」と伝えられている。

ネット上でも大きな反響が寄せられている。中国新聞網の投稿にはすでに1万5000以上の高評価がついており、ネットユーザーからは「ユヅ、頑張って!!!」「フィギュア史上最強選手の3度目のオリンピックだ」「中国を尊重してくれて、実力も人柄も兼ね備えた数少ない日本人。頑張ってほしい」「羽生くんのプログラムに本当に期待してる!」「すべてが順調に行きますように」
4回転アクセル(4A)が完成することを祈っています」「けがだけはしないでね」などの声が上がった。

また、新型コロナの影響でチケットの一般向け販売が行われなくなったことに触れ、「彼を見るために貯金していたのに、見られなくなった」「会場で見るのはあきらめた。テレビの前で応援するよ」「私たちが会場に行けなくても、彼がはがきを通して私たちの彼への愛を感じてくれることを願ってる。北京五輪では自分の理想の結晶に到達してほしい」といった声も寄せられている。(翻訳・編集/北田

世界中でファンたちは同じことを考えていることでしょう。
私も北京に行くつもりで、かなり早い段階でホテルも予約していたくらいです。

テレビ観戦でも、その日になったら緊張で胃が痛くなりそうです。
もう今でも、考えるだけでドキドキしてしまいます。


中国での羽生選手の人気は、もしかしたら日本以上かもしれないと思うほど、熱烈な結弦ファンが多いという感じがします。
結弦ファンは世界中どこにでもいますが、特に数も多く熱心なのは、日本、中国、イタリアではないでしょうか。この3か国の人たちは感性が似ているのかなとも思います。


そしてオメガが良い試みをしてくれるそうですね。
ISUがAI導入を受け入れなくても、このように民間企業が新しいテクノロジーをフィギュアスケートの記録に応用していけば、次第に実際のジャッジングとの乖離が目立つようになり、ISUも、いわば外堀を埋められる格好で、イヤでもAIを導入せざるをなってくるのではないでしょうか。
結局、時代に逆行することはできません。
日本でも富士通が、体操競技などにシステムを提供していますね。日本スケ連にもそろそろ本気で考えてほしいです。




今日発売のSUPURの付録「2022 SUPUR ON ICE」の表紙が素晴らしく綺麗です。
北京オリンピック案内はこれに決めました。





結弦くんが北京に光をもたらすでしょう。

20 全日本 天と地と 3



お読みいただきありがとうございました。

人気ブログランキング
ブログランキングに参加しています。

【最近の記事】
織田さん新著は結弦くんへのエールだった
待望!「ハニュウ・ジャンプ」
新次元へ☆「ひねり」と「回転」

 
スポンサーリンク





withgoldenwings at 23:22|Permalink羽生結弦 | 北京冬季オリンピック

2022年01月20日

織田さん新著は結弦くんへのエールだった




「フィギュアスケートとは”生き様を観るスポーツである」 

織田信成さんの新著のタイトルです。


6869DAA9-8ECB-4B20-A965-2BCEC9343D0C



平昌オリンピック以降の4年間のフィギュア界の移り変わりと、日本のフィギュアスケートを担ってきた選手たち、そしてもうすぐ始まる北京オリンピックの注目選手についても書かれています。


特に羽生選手に関しては第4章として、特別な章を捧げています。

題して、
第4章 歴代最高のフィギュアスケーター、羽生結弦選手のこと

本当は第1章から順に読むべきなのでしょうけれど、やはり最初に第4章に飛びつくように読んでしまいました。

全体が207ページの内、第4章には35ページが割かれており、本の6分の1が羽生選手のこととなっています。

本は1月17日に出版されたばかりなので、詳しい内容までは書かないつもりですが、特に織田さんの強い想いを感じた部分のみ引用させていただきました。




織田さんは羽生選手より8歳年上ですが、羽生選手は後輩ながら憧れの選手なのだそうです。

こんなジャンプが跳びたい、こんなスピンをしたいと夢見たすべてを形にしたら羽生結弦になった。そんなふうに思えるのだそうです。


織田さんと羽生選手の最初の接点は2008‐2009シーズンの全日本選手権で、その時織田選手は優勝し、14歳の羽生選手は初出場で8位でした。


その翌年のグランプリファイナルに二人共出場していて、羽生選手から挨拶してくれたのが最初の出会いだったのです。
ですから、もう13年くらいの付き合いということになりますね。

二人共、フィギュアスケートオタクと言っていいほど、四六時中フィギュアスケートのことを考えているので、試合やショーで会えば、フィギュアスケートの話は尽きないのだそうです。

壁ドン 2 (3)



ここで突然、二人で温泉に入った!という、ショッキングなエピソードが出てくるのですが、これは意外でした。
羽生選手といえば、食事も入浴も、一人静かに別行動をとるようなイメージがありますが、なんと織田さんと2人で温泉に入ったことがあるそうなんです!!


平昌オリンピックの後、静岡で行われたアイスショーの時ということですが、それはおそらく2018年のファンタジー・オン・アイスの時だと思われます。


18 FaOI 金沢 finale 11_Fotor


私もその静岡公演を観に行っていましたが、出場選手の宿舎は、会場近くの「北の丸」という、和の伝統を生かした大きな旅館だったのです。


{2ee124bd-13fe-4bc7-a9ff-d14b43c215de}


FaOI静岡公演の間は、出場者用の貸し切りだったそうです。

北の丸 FaOI 2018 静岡


記念写真の真ん中に羽生選手、一人置いて織田さんがいますね。

とても素敵な旅館なので、私もいつか必ず泊まってみたいなと思っています。

平昌オリンピックで優勝して2連覇を果たし、羽生選手もリラックスして過ごせたのでしょうね。

それにしても2人だけで温泉なんて・・・そんな経験あるの多分織田さんだけでしょうね。

北の丸 温泉


織田さんはその時初めて、羽生選手のある変化に気づいたということです。

平昌以降の羽生選手の競技やオリンピックに対する発言が前よりもまるくなったなぁとも感じるそうです。
そしてそこがちょっと不満だとも。


織田さんは、羽生選手は「フィギュアスケートに興味が無くても、ルールを知らなくても、一目演技を観たら虜にしてしまう。そんな羽生結弦こそ歴代最高のフィギュアスケーターにふさわしい」と言っています。

しかし彼が頭角を現したころは、実はめちゃくちゃイヤだったそうなのです。
彼が全日本選手権を2連覇したころ、それは全盛期を迎える少し前のことであったにもかかわらず、
「僕たちの心をバット一振りで折ってしまうくらいの技術と精神力がすでに彼にはあり」、
めちゃくちゃ悔しかったそうです。


羽生選手のジャンプは天才的というしかないくらいですが、織田さんが一つ選ぶとしたら、やはりトリプルアクセルだということです。
とても印象的な言葉で表現してくださいました。

「それは『跳ぶ』じゃなくて『舞う』なんです」。
「桜の花びらを集めてフワッと投げるあれ、あんな感じです。舞うんです」。


春よ来い



そして4回転アクセルについては、
もし4回転アクセルを成功させれば、それだけで歴史に名が刻まれる。これほど難しいジャンプを成功させる選手がいるとすれば、それは芸術的なトリプルアクセルを軽々と跳ぶ羽生結弦しかいないと。

ただ4回転アクセル成功にはジャンプの幅と高さ、回転軸をいかに早く作るかがポイントとなり、跳ぶ力の方向と回転する力の方向が完璧に合わなければ成功しないと指摘されています。
この部分は体操の内村さん、白井さんと同じ考えですね。
やはりキーポイントとなるところは理論的には分かっている。しかしそれをピタリと自分の体に落とし込むというのは至難の業だということですね。


2019 GPF Torino  4A



それでも織田さんは、「僕の中では彼ならやってのけるんじゃないかという期待がある」と述べています。
大方の人は、「北京には間に合わないんじゃないか」、「もう少し時間がかかるだろう」とか、考える中で、
織田さんは、「北京という大舞台でこそ、羽生選手は奇跡を起こしてしまうんじゃないか」そんな予感がしていると。


最後に、「羽生選手に今僕が望むこと」として、織田さんの「むき出しの本音」が語られています、

この部分は私が一番共感した部分でした。

その最後の言葉には1000%同感しました。

「北京でネイサン・チェン選手を倒し3連覇を成し遂げることも、
次のミラノ・コルティナで市場初の30代金メダリストを目指すことも、
羽生結弦ならば実現可能です。
  ユヅならできる!」



織田さんの新著は結弦君へのエールのために書かれたようにさえ感じられました。
フィギュアスケートへの愛と情熱、温かい人柄とその本音が垣間見える素敵な本でした。

皆さまにもお薦めしたいと思います。

是非オリンピックの前に!





北京オリンピックではどんな解説が聴けるのか、それもとても楽しみになりました。



お読みいただきありがとうございました。

人気ブログランキング
ブログランキングに参加しています。

【最近の記事】
待望!「ハニュウ・ジャンプ」
新次元へ☆「ひねり」と「回転」
楽譜の上を振り付けしながら滑っていく
IOCは問題のツイートを削除

 
スポンサーリンク





withgoldenwings at 00:45|Permalink羽生結弦 | 出版物

2022年01月19日

待望!「ハニュウジャンプ」






白井健三さんからのメッセージ(1)「ひねり」からみた成功への新発想に続いて、
(2)これは新技「ハニュウ・ジャンプ」と題した記事を読みました。


体操の「ひねり」の技が、フィギュアスケートの「回転」にどのように役立つかを、詳しく説明してくれています。
新しい技を作ることの難しさや、それを乗り越える試行錯誤の道筋が伝わってきます。
白井さんは誰にでも理解できるよう簡潔に説明してくださっているので、とても分かりやすくて、本当に目からうろこが取れる感がしましました。

長い記事なので、ポイントだけ要約してみましたが、是非記事全文もお読みくださいね。
 

【羽生結弦 4回転アクセルの扉】白井健三さんからのメッセージ
(2)これは新技「ハニュウ・ジャンプ」


羽生結弦が挑む、史上初の4回転半。“回転の真実”に肉薄していく羽生選手の姿を、おなじ回転(ひねり)の第一人者である体操の白井健三さんが注目している。
「新技」を作るという視点から、白井さんが4回転アクセルについて語る、第2回。

「新技のためには、手段を選ばずセオリーを捨てる」

4回転アクセルも、既存の技の延長ではない


――第1回では、白井さんが「ひねり=横回転」の視点から、4回転アクセルを考えてみました。第2回は「新技を作る」という視点で語っていただきたいと思います。

新技を作るというのは、体操では大きな課題となる部分です。技の難度が上がっていくと、「ここから先は普通の人じゃ無理」となる。「普通の人ってなに?」ということ。それを超えていけるかが大事なんです。「普通」の延長では成功しません。羽生選手にとっても、4回転アクセルという大きな壁がある。4回転ルッツまでは幼少期から積んできたことの上にあったとしても、4回転アクセルは違う土台を作るという作業になってくるのではないかな、と思って見ています。


羽生選手の4回転アクセルもやはり、新技です。間違い無く「ハニュウ・ジャンプ」と言えます。新しい技を作ってきた身からすると、この4回転アクセルというのは、いままでできていた技に少し足す、という考えだと、回転が間に合わない気がします。なので、体操と同じ考えが使えるかは分かりませんが、左肩を使って、踏み切りと同時に回転のモーションをかけはじめるやり方もあるかな、と。顔の位置も、4回転まではかなり右を意識していますが、4回転半だけは回転方向に先行させるほうが、回転が早くかかると思います。もちろんこれは体操の視点での意見ですが。



「美しく総合力がある内村さん、ルールからはみ出たのが僕。

僕は羽生選手とは正反対で、美しい技はできなかった」

体操では、ルールという枠からはみ出ずに美しい技と総合力で勝っていったのが内村航平さん。はみ出て勝っていったのが僕なんです。僕は、羽生選手とは正反対で、人と同じ技をやっても美しくできなくて、技の難しさで離していくしかなかった。

羽生選手にとって今、「4回転アクセルを成功させた姿をみなさんに見せたい」というのがプログラムの中心にあるなら、4回転アクセルに関しては、今までと全く違う考えのジャンプ理論を確立していいと思います。
ルールに沿って跳ぼうというのではなく、自分が初めて跳んで、そこからルールができるという考えです。教科書からの引用は1つもいりません。そこは羽生選手本人が一番分かっていると思います。

「回転」か「高さ」か、選手よって違うバランス

白井氏の「4回半ひねり」やロシア女子は「回転」をとる

体操のひねり(回転)も同じです。「軸を作って跳ぼう」と思っている時点で、自分のパワーの7割しか出ません。たぶん羽生選手も「思いきり跳びたいけど、軸を作るためにはこのくらいの跳び方で調整しておかないと」という気持ちですよね。
僕の場合は、4回半ひねりのときは、「軸を作る」という意識をいったん捨てて、空中に出てからのことを考えずに10割の力で回していく、という意識に変えました。


もともと、選手ごとの跳び方の違いには、注目しているんです。「高さ」への比重と「回転」への比重が、人によって違います。ロシアの女子選手は、右足を振り上げませんし、両手も手を前に振り出してない。腕の使い方を見ていると、高さよりも回転のほうに比重を置いた跳び方です。彼女達を見ると、「両手を、下から前に出さなければならない」という概念はなくなります。
そうならば、
踏み切った瞬間に、開いていた左肩に右肩を追い付かせる、という腕の使い方もアリになってくるのかなと思います。


「脚はきっかけ、腕で回転をコントロール」

「自分の感覚を一番大切に、遊びの気分でやるのも」

回転においては、上半身は一番重要ですよ。体操のひねり(横回転)は、ほぼ上半身でコントロールしています。ひねり(回転)を生み出し、軸をコントロールし、回転速度を決めるのは、腕です。脚では変えられません。脚は高さを出すために使っている道具です。理屈はスケートも同じ。脚はきっかけを作るけど、回転をコントロールするのは上半身です。

体操で新しい技を作ってきた身としては、他の人の意見を聞きすぎると分からなくなっていくので、自分の感覚を一番大事にしつつ、ちょっとでも良いなというものは取り入れていけば良いと思います。捨てるもの、取り入れるものを、羽生選手ならはっきり決めていけますから。羽生選手はいま北京五輪を控えて、プログラムの完成度や細かい部分を詰めていく、思い詰めやすい時期。だから遊び半分で、手の使い方を変えてみたり、今までと全く違う感覚のジャンプをやってみる、という程度の気持ちもアリだと思います。
新技をやるには、決断する勇気が必要です。それを背負えるのは羽生選手にしかない力です。

「4回転半は無理だろう」なんて言う資格は、誰にもありません。

僕は絶対に、羽生選手ならできると思って見ています。

******

4回転アクセルが成功したら、それは「ハニュウ・ジャンプ」と言ってくださいました。
是非新技として、羽生選手の名前を付けてほしいと切望しています。

そして私は、羽生選手だけが実行できるバックカウンターからの美しいトリプルアクセルも、普通のトリプルアクセルと区別して
「ハニュウ・アクセル」と呼んでほしいとずっと思っています。

白井選手からのメッセージを、羽生選手は彼のやり方で可能な限り試してみるのではないでしょうか。

できれば、羽生選手が白井健三さん、内村航平さんと、直接連絡が取りあえるよう、関係者の方々が手配してくださるようお願いしたいです。

2016 ビッグスポーツ 白井健三
白井さんのinstagramより


北京オリンピック開幕まであと16日、どうか練習が進展していますように。



昨日は織田さんの新しい本を買ってきました。

6869DAA9-8ECB-4B20-A965-2BCEC9343D0C


もちろんまず第1番に、
第4章 歴代最高のスケーター、羽生結弦選手のこと  
を読みました。

B5A72393-AF94-4247-BAB9-5EECB5C1B138


織田さんの羽生選手に対する想いや意外なエピソードに、泣きそうになったり、思わず笑ってしまったり。

織田さんのスケートに対する情熱と、羽生選手に対する片思いにも似た感情に心が揺すぶられました。

これについては、できたら次回のブログ記事に書けたらいいなと思っています。


内村さん、白井さん、織田さんと、そのメッセージの中に結弦くんに対する「愛」が感じられて、「皆に愛される結弦くん」が嬉しくて、意味もなく私も幸せな気分になっています。


お読みいただきありがとうございました。

人気ブログランキング
ブログランキングに参加しています。

【最近の記事】
新次元へ☆「ひねり」と「回転」
楽譜の上を振り付けしながら滑っていく
IOCは問題のツイートを削除

 
スポンサーリンク





withgoldenwings at 10:22|Permalink羽生結弦 | 4回転アクセル